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平成13年11月 月刊GW 12月号

以下の写真が記事とともに掲載されました。

そして家電へ

日本電算機のi-BOX2は、家庭向けのセットアップボックス。PCを使わないブロードバンドコンテンツにアクセスできる。
「動画はお茶の間で大きな画面と良い音で楽しみたい」というのが家庭で楽しむテレビの理想形だ。ブロードバンドで提供されるコンテンツを見る道具は、何もコンピュータではなくていい。パソコンのモニタ代わりに、家庭のテレビを使い、xDSLなどの回線に接続し、リモコンを使ってテレビでインターネットを楽しめるようになるだろう。もしくは、コンピュータのモニタがテレビと同化することも考えられる。テレビとコンピュータは反発し合うのではなく共生すべきだ。テレビでストリーミングデータを受信できることがストリーミングを確固たるメディアとするのに一番の近道なのである。
 ケーブルテレビの普及率の高いアメリカでは、セットアップボックスの再編が考えられているという。これはアメリカだけにいえる問題ではない。日本においてもセットアップボックスの動向がテレビの未来像になるだろうし、低迷する地上波にも活路は見出せるだろう。
 100万台以上に出荷されたPlayStation2は、いよいよインターネットに接続が可能になった。新たにReal Playerが採用され、インターネットTVとして活躍することも考えられる。また、先細りの見えるCS、BSにしてもその枠組みを超えてブロードバンドコンテンツに取り組めば、必ず道は開けるだろう。
 長い間、お茶の間で覇権をとっていたテレビの座を「ストリーミング」が取って変わることはないだろうが、お茶の間メディアの雄であるテレビと共生する意味は大きい。テレビとの共生によってストリーミングは当たり前のものとなる日も間もなくだ。

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