平成13年8月22日
日本電算機株式会社
http://www.jcc.co.jp
 

日本電算機がブロードバンド対応「iBOX-2」リリ-ス

- インターネット端末機「iBOXシリーズ」を一新 -

 世界初のセット・トップ・ボックス型家庭用インターネット端末機「iBOX」を開発した日本電算機株式会社(以下、JCC 本社・東京 代表取締役社長 石井孝利)は、ブロードバンド時代に向けて全てを一新した「iBOX-2」を9月1日より発売する。
 ブロードバンドが普及すると従来のテレビ放送とインターネット情報がテレビ受像機上で共存し、新しい家庭情報時代を創り出す。
 そうしたブロードバンド時代に対応する新製品「iBOX-2」は、OSにLinux、CPUにIntel互換チップを搭載した新たなアーキテクチャーで構成する。それに伴い、大幅な性能向上と使い勝手のさらなる向上を達成し、(1)従来のiBOX-1に比較し4倍以上の描画性能や(2)各種プラグインのサポート、(3)ワンタッチでメールが送れる「音声eメール」機能を実現し、「iBOX」の全面フルモデルチェンジを敢行した。
 発売・出荷は、9月1日より。出荷予定台数は、初年度25万台。価格はオープンプライス。
また、「iBOX-2」のリリースとあわせて「“両親にインターネットをプレゼントしよう”キャンペーン」(9月末まで)も同時に実施する。


 今回発表した「iBOX-2」は、96年1月にリリースされた世界初の家庭用インターネット端末機「iBOX」シリーズの第5世代にあたりますが、OS、CPUを一新したアーキテクチャーにより、ブロードバンド時代のインターネットアプライアンスに求められる新機能・性能を搭載しリリースされます。

  1. 「Linux+Intel」アーキテクチャーの採用
    ●描画性能の大幅高速化
    Intel互換チップへの変更等により、従来の「iBOX-1」に比較し、4倍以上の描画性能を達成しました。PCに遜色無い性能と各種プラグインのサポートで、本格的なインターネット利用が可能となります。

    ●さらに強力なブラウザ、Eメール機能を搭載
    OSにLinuxを搭載し、ブラウザはHTML4.01、JavaScript1.3のサポートで先進的な今日のインターネット機能も満足させます。また自社独自開発のため 、迅速な新機能リリース*とサポートが可能です。
    (*10月からリリース予定です。サーバコンピュータからダウンロードにより提供されます。)

    ●各種プラグインサポート
    Flash、RealPlayer、PDFファイルなど、ホームページのほとんどの表現が実現でき、パソコンと同様の使い勝手も可能です。
    (※ 一部ハードウェアオプションが必要となります。リリースの時期については、ホームページ等をご確認下さい。)

  2. 音声eメール機能
     マイク入力した「音声」をそのまま送受信できるセット・トップ・ボックスならではの新機能を搭載しました。リモコン上のボタン操作だけで送受信でき、 初心者に扱いやすい易いよう「簡単ナビ」機能をつけました。一般家庭向けの新しいコミュニケーションスタイルを提案いたします。

  3. .超小型、最新デザイン
    「iBOX-2」では、本体はB5サイズ以下、約600gのコンパクト軽量設計です。また、昨今のテレビと調和するよう、ボディーカラーはシルバーメタリックへ変更いたしました。

  4. マジカルリモコン
    女性の手にもフィットするよう設計されたスリム化したリモコンを新たにリリースしました。

  5. テレビを使ったインターネットならではの醍醐味
     テレビがあったら、リビングでもキッチンでも書斎でも、設置場所を問いません。超小型モデルでもあるので、自由なレイアウトでの利用が可能です。加えて広角対応したリモコン送受信機能によりリラックスしたスタイルでの操作が実現できます。また、最近の大型サイズのテレビ画面に接続した場合の映像/音楽などのコンテンツは、PCでは実現できない迫力でお楽しみいただけます。

  6. ブロードバンドに対応した機種と電話回線に対応した機種を用意
     家庭で導入が進むフレッツISDN/ADSL、CATV、FTTHなどに対しては、10BaseTインターフェースをサポートしたモデル「iBOX-2 BB」を用意しております。エンターテイメントを中心とした動画や音楽コンテンツも充分楽しめます。通常の電話回線に対しては、アナログ回線をサポートしたモデル「iBOX-2 DL」を用意しております。

解説 参考資料