JCCが Multimedia Broadcasting(MB)を実験開始
-インターネットブロードキャスティングとインターネットフラッシュニュース-


 日本電算機株式会社(本社 東京・千代田区 代表取締役社長 石井孝利 以下=JCC)は、 インターネット上に放送局と新聞局の機能を合わせ持ったマルチメディア対応の放送局「マル チメディアブロードキャスティング( 以下、MB )」を実験的に開設すると発表した。

 インターネット上で、動画/音声をベースとした情報を発信していく「インターネット中継 (テレビ・ラジオに同様)」と、最新の情報をアップデートしていく「インターネットフラッシ ュ・ニュース(新聞に同様)」で構成され、「インターネット中継」は毎週、「インターネットフラッシュ・ニュース」は毎日、それぞれ“放送”していく。
 JCCでは昨年6月にスタートしたインターネット上のホームページをベースに編集 した「インターネットCD-ROMマガジン」を発行しているが、これで、「テレビ/ラジオ」 「新聞」「雑誌」とインターネット上に3つのメディアをインターネット上で融合したこと になる。
 実験放送の開始は3月1日からとするが、イベントの第一弾として3月3日に新潟県・浦佐で 開催される日本3大奇祭のひとつ、「裸押合大祭」 を現地よりインターネット上でライブ中継する。
 JCCでは今後も積極的にマルチメディアを中心にした情報提供で家庭に浸透する インターネットを推進していく。

[インターネットブロードキャスティング]
 これまでのインターネット上のコンテンツはほとんどが、静止画が中心であったが、 JCCでは、動画/音声が同時になめらかに表現できる複数のソフトウェアを採用し、発信して いく。
 このような動画/音声がインターネット上で楽しめるようになるとビジネス利用はもちろん、 家庭向けのコンテンツの基礎として一気に広まっていく可能性を十分秘める。
一方、「インターネットブロードキャスティング」はJCCインターネットプラザ内にスタジオを 開局し、女性パーソナリティーによって毎週定期的に放送していく。
 今回新潟で行われるような、地方の情報を居ながらに体験できるイベントのライブ 中継のほか、テレビショッピングのような商品情報の紹介、著名人をゲストに招いてのトーク 番組など、既存のメディアでは実現できない機能を実現してゆく方針である。

[インターネットフラッシュニュース]
 ビジネス生活をする上でも、一般生活の中でも役立つニュース性の高い情報ソースを、 プロのジャーナリストをネットワークし、鮮度の高い情報を編集していく。
構成は「インターネットスクープ」と「うわさのインターネット」の2つを中心とする。
 前者は社会・政治・経済・といったテーマを、後者はスポーツ・芸能といったジャンルま でカバーしていく。
特徴は、街頭の電光掲示板のような30字程度の短いコメントで構成されたニュースを扱い、 その情報の内容には深く言及しない。情報の速報性を重視し、情報アップデートを随時タイム リーにし、いわばインターネット上で常に号外、速報を流しているイメージとなるような新鮮 な情報で、コメントの短い情報を数多く掲載していく。
 また、その後その情報がどのように変化し、成長していったかを閲覧できるよう、インター ネットの機能を使い、ニュースのヒストリーがわかるような構造にし、他サイトへのリンクな ど情報の 高度化も追及していく。

[大画面で動画/音声を同時に実現]
 JCCの家庭向けインターネット端末Super iBOXはテレビの受像機を通じてインターネットの 情報を見る設計となっているが、 動画/音声を使った情報を見る場合、その臨場感はパソコン モニタを通したものの比較ではない。
 今の「大型化」「ステレオ化」したテレビを通した場合であれば、その効果は一層である。 エンターテイメント性が高い家庭向けコンテンツであれば、リビングルームで家族が揃って、 テレビの前でインターネット中継を楽しむということもSuper iBOXでは実現可能となる。

[3月3日、日本三大奇祭、裸押合大祭(新潟県・浦佐)を実験ライブ中継]
 JCCではMB実験の一つとして日本三大奇祭のひとつ、新潟県・浦佐で開催される 「裸押合大祭」をメインに、その歴史や地域紹介 をインターネット上で中継する。
 リポーターにデジタルクリエータのチバレイこと、千葉麗子を起用。
 この裸押合大祭は、1200年前から続いている伝統ある祭だが、毘沙門堂に締め込み姿の若い 男性が大挙し、押し合う激しく、勇壮なもので、映像的にも、テレビをとおした臨場感は迫力 満点である。
 このような、インターネット中継は、放送地域を限定しないインターネットならではの中継 も可能で、全国の地方出身者にとっても、故郷の映像をインターネットを通じて容易にたのし むことができる。
 JCCではこの新潟県・浦佐で開催される裸押合大祭を皮切りに、「日本の祭シリーズ」と銘打 って、今年は順次インターネット上で「日本の祭」を放送していく予定。
 次回はJCCの東京本社のある 神田の神田明神祭を中継の予定。

*裸押合大祭のインターネット中継には、JR東日本、新潟県大和町、NTT六日町支店、国際大学 と、中継サーバーとして ASAHINET、Infowebが 協力

*中継は、http://www.jcc.co.jpで、3月3日(月)19時から予定

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日本電算機株式会社 マーケッティング部 /担当 鈴木
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FAX03-3864-8460
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