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あの人のこの一言


2017年10月~12月

日経ビジネス編集委員・山川龍雄
国の財政はどこまで逼迫している?
財政を健全化しなくてはいけないという理屈はわかるが、今日本の財政が非常に逼迫しているかのように煽られている。それではなんで有事の円買いということになるか説明がつかない。市場も実は大丈夫と思っている。日本の財政に対する安心感というのがあるからそうなっているとしか考えられない。
2017/12/30 BSジャパン[ニッポン激論納め2017 論客20人!ガチバトル重大ニュースを徹底討論!]

日経ビジネス編集委員・山川龍雄
国民が苦しむ増税?
財務省の目標設定からいけば今回なんとか達成したのかもしれないが、こんな時に医者の技術料を上げるという選択になった。政治が医師会の方に顔が向いているということもあるのかもしれないが、増税をこれだけ頑張るのであれば歳出削減をもうちょっと頑張ってもらってもいいはず。それがむしろセットなのではないか。
2017/12/30 BSジャパン[ニッポン激論納め2017 論客20人!ガチバトル重大ニュースを徹底討論!]

元自衛艦隊指令官・香田洋二
北朝鮮からの漂着船・工作船の可能性
中国が一番構えているのは北朝鮮からの難民。海から難民が来る可能性もいくばくかはある。そこは救助する必要はあるが、その際にどれが難民でどれが遭難漁民で、どれがわからない人かを明確にしておかないと危ない。
2017/12/30 BSジャパン[ニッポン激論納め2017 論客20人!ガチバトル重大ニュースを徹底討論!]

元自衛官隊司令官・香田洋二
平昌五輪の安全性は!?
米国は冷戦後、大きな戦争を3回やっている。それは1991年の湾岸戦争、2001年のアフガン戦争、2003年のイラク戦争。これらは地上戦を伴った戦争となった。その前に航空作戦が行われた。湾岸戦争とイラク戦争については事前に情報収集をして航空作戦を組み合わせて、初動の数日間の間に世界から恐れられていた革命防衛隊を一気に無力化した。米国の戦い方は航空作戦をいかに有効的に使うかということで、今回北朝鮮とやるとなれば地上作戦はやらない、38度線は越えずに航空作戦だけでソウルを火の海にするという砲兵部隊、日本と韓国を撃つという中距離ミサイル部隊、防空システムを一気に無力化するだろう。多少の撃ち漏らしはあるかもしれないが、ソウルは火の海にならないで済む。
2017/12/30 BSジャパン[ニッポン激論納め2017 論客20人!ガチバトル重大ニュースを徹底討論!]

軍事アナリスト・西村金一
緊張する米朝・軍事衝突の可能性は?
今、北朝鮮は制裁で厳しい状況になっているとみている。米国は攻撃をするかもしれない。米国が先制攻撃をする前に北朝鮮側からやり始めるのではないかという思いもある。平昌五輪の会場は北朝鮮の国境から90キロしか離れていないから、平昌五輪に北朝鮮は参加するかどうかはわからないし、米国もわからない。他の国も参加しないかもしれない。
2017/12/30 BSジャパン[ニッポン激論納め2017 論客20人!ガチバトル重大ニュースを徹底討論!]

東海大学教授・金慶珠
緊張する米朝・軍事衝突の可能性は?
問題なの北朝鮮が核を持っていることではない。例えば米国、ロシアは言うまでもないが中国も核を持っている。問題は廃棄まではできないにしても、これをどのように(国際社会が)安定的に管理できるかということにかかっていて、それはそれで手の打ちようがあるはず。インドやパキスタンがいい例で、あの国々はNPTに違反し、長い間経済制裁を受けてきたが、時代は変わり米国は今ではインドもパキスタンもそれなりに認めている。そういうふうにもっていった方が、数百万人の犠牲を出して核を取り除くという選択よりははるかにまし。
2017/12/30 BSジャパン[ニッポン激論納め2017 論客20人!ガチバトル重大ニュースを徹底討論!]

元自衛官隊司令官・香田洋二
緊張する米朝・軍事衝突の可能性は?
米朝軍事衝突の可能性は80%ある。北の核と弾道弾は単に米国というよりも人類社会全体に対する挑戦。北朝鮮の核を認めてしまうとイランとか、南米の多くの国、中東の国に、一気に核が広がってしまう。止めるとすれば今しかない。米国は来年の夏ぐらいまでの間に軍事攻撃する可能性がある。昨年の夏ぐらいからすでに情報戦に入っていて、相当高い確率で米国は北朝鮮のどこに何があるまでわかっている。数パーセントの漏れはあるかもしれないが、それが米国が確信をもった時、攻撃するかもしれないということは考えておいた方がよい。
2017/12/30 BSジャパン[ニッポン激論納め2017 論客20人!ガチバトル重大ニュースを徹底討論!]

笹川平和財団上席研究員・渡部恒雄
トランプ政権の一年
トランプ政権の特長のひとつに民主化にこだわらないということがある。世界に民主化をふりまくなどというようなことはしたくない。そういう意味では習近平にとってはやりやすい相手。中国との関係は実利的なもので合意できるものは合意し、できないものはしない。ディールはできると思っている。ただし中国に対する警戒感はものすごく強い。国家安全保障戦略にしても従来ブッシュ政権が一番強いことを言っていた政権だが、それでも中国を直接名指しすることはなかった。
2017/12/29 BS11[報道ライブ INsideOUT]

笹川平和財団上席研究員・渡部恒雄
トランプ政権の一年
2018年はロシアゲートの調査が進みトランプにとっては大変な年になる。自分の財務状況が個人から会社、クシュナーの会社までの調べが入る。これがレッドラインといわれている。そこまでいくと大統領が強権を発動するのではないかといわれている。下手をすると、トランプの借金に中国なりロシアなりの影がちらつく可能性もある。ロシアや中国はトランプは一見やりやすい相手だと思っていたが、それゆえにトランプはあまり柔らかくも出れないというひねくれた構造になっている。
2017/12/29 BS11[報道ライブ INsideOUT]

富士通総研主席研究員・柯隆
習近平政権の一年
北京は間違いなく台湾を併合しようとしている。もうすでに射程距離に入っている。問題はそのやり方。ミサイルをぶち込んで壊すのではなく、香港を返還してもらった時よりもはるかに緩い1国2制度を提示し、それを台湾に呑んでもらおうとしている。台湾の経済について言うと完全に大陸に依存していて、ほぼすべての台湾の有力企業は中国に工場を持っている。ホンハイなどは中国の工場をなくしたらもう会社自体がつぶれてしまう。経済を中国に完全に依存している。エリートの若者は日本や米国に留学していて、台湾の空洞化が進んでいる。
2017/12/29 BS11[報道ライブ INsideOUT]

寺島実郎
習近平政権の一年
現地に行って感じたのは香港に習近平のグリップがどんどんきいてきていること。台湾へのスタンスも軍事的に統合しようという話でなく明らかに締め上げてきている。台湾が外交関係を持っている国というのが、わずか20か国になってしまった。北朝鮮より少ない。それも小さな南太平洋の島とかに大使館を置くような展開になっている。この先中国は札びらでほっぺたを叩くような勢いで引きはがしにかかっている。台湾はますます緊張感をもって中国と向き合わないといけなくなってきている。特に2018年は大変なことになるのではないか。
2017/12/29 BS11[報道ライブ INsideOUT]

笹川平和財団上席研究員・渡部恒雄
トランプ政権の一年
彼は1度説得されてやめたことでも、また持ち出す。落ち着いているとみられていた他の問題でもまた蒸し返される可能性もある。先日、トランプが中国に行き一時的に中国が安心していても、トレードとか知的所有権とか再び中国にとって厳しい話を持ち出す可能性がある。エルサレム問題に関して明らかなのは米国国内向けということ。アラバマの補選でキリスト教右派の候補が本人のセクハラ問題で苦戦したが、それを助けるためでもあった。また、来年11月の中間選挙のためでもある。さらにはトランプには大きなユダヤ系の支持者達がいて、その中にはエルサレムに首都を移すべきとの人がいっぱいいる。それによって米国の外交官や米国人が、世界的にリスクにさらされているということをあまりまじめに考えていない。
2017/12/29 BS11[報道ライブ INsideOUT]

笹川平和財団上席研究員・渡部恒雄
トランプ政権の一年
これから怖いのはじわじわと米国の体力が弱ってくること。米国のソフトパワーという魅力がどんどんなくなってきている。国際的な秩序への信頼がどんどん失われ、みんなが信頼していたニューヨークタイムズ、ワシントンポストなどのクオリティペーパーをみんなが信用しなくなってしまった。代わりにトランプが信頼を置いているニュースはどうかと言えば、もっと信頼は置けずに世界ががたがたしてきた印象。
2017/12/29 BS11[報道ライブ INsideOUT]

富士通総研主席研究員・柯隆
トランプ政権の一年
中国にとっては結果的にイデオロギーを全面的に打ち出すヒラリーでなく、トランプになってくれてよかった。中国とトランプ大統領との間にはキッシンジャーというもともと米中関係の仲人をしてくれた存在もあり、中国人もディールが好きな民族なので相性がいい。台湾の問題や南シナ海、東シナ海の問題もうまく避けてくれ、中国をいじめなかった。習近平からするとほっとした1年だった。
2017/12/29 BS11[報道ライブ INsideOUT]

社会保障・雇用担当・竹田忠
<探れ!解決のヒント・第3部・日本の流儀>企業不祥事・根底には
日本の安全性、品質を支えてきたのは強い現場力、これが頼れなくなってきている。同じ品質の製品をもっと安く中国や韓国がどんどん作ってくる。
2017/12/29 NHK総合[解説スタジアム年末スペシャル・探れ!解決のヒント~日本のあした~]

ものづくり・イノベーション担当・片岡利文
<探れ!解決のヒント・第3部・日本の流儀>企業不祥事・根底には
現場に近い所で働く人たちの士気の低下と会社に対する忠誠心の低下はすごい。ここ20年リストラベースで経営、人件費を削減したコストダウンを強いられてきた。加えてコンプライアンスも突きつけられると、企業内組織、組織内組織を守ることを強いられる。責任転嫁のバケツリレーが起こる。
2017/12/29 NHK総合[解説スタジアム年末スペシャル・探れ!解決のヒント~日本のあした~]

解説委員・朝鮮半島担当・出石直
<探れ!解決のヒント・第1部・日本のかじ取り>北朝鮮問題・対話と圧力の先に
韓国・文在寅大統領は、五輪パラリンピック期間中の米韓軍事演習を延期しましょうと米国に提案している。延期になれば北朝鮮が対話の流れに向かってくる可能性はある。
2017/12/29 NHK総合[解説スタジアム年末スペシャル・探れ!解決のヒント~日本のあした~]

解説委員・ロシア担当・石川一洋
<探れ!解決のヒント・第1部・日本のかじ取り>北朝鮮問題・対話と圧力の先に
長年にわたる蓄積というのもあるが、ここ数年の北朝鮮の技術的進歩は目覚ましい。例えば固形燃料のロケットを作れるようになったことは信じられない。そこに外国からの支援があるのかどうか、こういう部分の穴を埋めていく努力が必要で、それが実質的な圧力になる。どういう部品を使っているのかを調べそういうものをひとつひとつ止めていく国際的努力が必要。
2017/12/29 NHK総合[解説スタジアム年末スペシャル・探れ!解決のヒント~日本のあした~]

解説委員・中国担当・加藤青延
<探れ!解決のヒント・第1部・日本のかじ取り>北朝鮮問題・対話と圧力の先に
なぜ6か国協議が始まったのかといえば、北朝鮮はこっちの国と関係が悪くなればこんどは別の国と結ぶという具合にあちこちと握るので、全員で囲まないと圧力をかけられないのというところから始まった。
2017/12/29 NHK総合[解説スタジアム年末スペシャル・探れ!解決のヒント~日本のあした~]

解説委員・ロシア担当・石川一洋
<探れ!解決のヒント・第1部・日本のかじ取り>北朝鮮問題・対話と圧力の先に
いまの指導者・金正恩の問題は、ロシアも中国も直接のルートがないこと。父親の時にはロシアに特使を送ると必ず最高指導者に会えていた。今はロシアが仲介するとしても出てくるのはものすごく低いレベルの人。
2017/12/29 NHK総合[解説スタジアム年末スペシャル・探れ!解決のヒント~日本のあした~]

解説委員・軍事安全保障・津屋尚
<探れ!解決のヒント・第1部・日本のかじ取り>北朝鮮問題・対話と圧力の先に
北朝鮮が対話に出てくるのではないかと予測がある中で、楽観視できないのは、対話の条件が米国と北朝鮮では180度違うこと。北朝鮮は核保有国として認められることが前提であり、米国としては核の放棄が前提。対話の条件が全く一致していない中で本当に対話に進めるのか。仮に対話に進んだとしても、北朝鮮はかってのリビアやイラクが核がなかったために米国に攻撃され、独裁者が命を落とす結果になった。その核を自ら手放すのかは疑問。
2017/12/29 NHK総合[解説スタジアム年末スペシャル・探れ!解決のヒント~日本のあした~]

解説委員・中国担当・加藤青延
<探れ!解決のヒント・第1部・日本のかじ取り>北朝鮮問題・対話と圧力の先に
金正恩は中国の言うことを全然聞かない。中国にとって今の北朝鮮は厄介な存在にしかなっていない。中国もいろいろ言っているが、北朝鮮は中国の国際行事の時にミサイルを撃ったりとか、むしろ反抗的。メンツも潰されるし6か国協議でも北朝鮮を止めることはできなかった。
2017/12/29 NHK総合[解説スタジアム年末スペシャル・探れ!解決のヒント~日本のあした~]

解説委員・政治担当・伊藤雅之
<探れ!解決のヒント・第1部・日本のかじ取り>北朝鮮問題・対話と圧力の先に
米国と北朝鮮が対話の機運が盛り上がってくるということは、日本抜きという展開にもなりかねない。
2017/12/29 NHK総合[解説スタジアム年末スペシャル・探れ!解決のヒント~日本のあした~]

解説委員・政治担当・岩田明
<探れ!解決のヒント・第1部・日本のかじ取り>どこへ向かう・トランプ大統領
悩ましいのは中東情勢。これまで米国のプレゼンスが高かったが、エルサレム問題によってトルコやロシアといった反米国勢力のプレゼンスが上がってくる。こういう時に中東各国と良好な関係を構築している日本が、仲介するという責任が非常に重くのしかかってくる。これを一歩間違えると非常に難しい状況になる。メリットもあるが、リスク、デメリットも増えるという非常に難しい状況になる。
2017/12/29 NHK総合[解説スタジアム年末スペシャル・探れ!解決のヒント~日本のあした~]

解説委員・中東担当・出川展恒
<探れ!解決のヒント・第1部・日本のかじ取り>どこへ向かう・トランプ大統領
イラン核合意が壊れてしまうと、北朝鮮問題にも影響が出てくる。外交交渉で核問題を解決してもそれを破るのではないかと北朝鮮は思うだろう。すると北朝鮮はトランプ大統領と交渉する意味はないと考える。
2017/12/29 NHK総合[解説スタジアム年末スペシャル・探れ!解決のヒント~日本のあした~]

解説委員・政治担当・岩田明子
<探れ!解決のヒント・第1部・日本のかじ取り>どこへ向かう・トランプ大統領
異次元の日米同盟を構築したといえる。トランプ大統領の行動は非常にわかりにくいが、だからこそ安倍首相は大統領に就任する前にトランプ大統領に会いに行き真っ先に関係を構築した。わかりにくいからこそ、逆に国際社会からトランプ大統領への説得役とか、仲介役を頼まれるといったことも増えてくるので日本外交のプレステージを上げることができる。一方で中間選挙を控えた米国は貿易・防衛面で日本にいろいろな要求を突き付けてくる可能性もあり、こうした状況をいかにマネージしていくかが日本に問われてくる。
2017/12/28 NHK総合[解説スタジアム年末スペシャル・探れ!解決のヒント~日本のあした~]

解説委員・中国担当・加藤青延
<探れ!解決のヒント・第1部・日本のかじ取り>どこへ向かう・トランプ大統領
中国は今のところ、トランプ大統領をカモがネギを背負ってやってきた大統領だと思っている。米国が内向きになってむしろ世界から仲間はずれにされつつある。鬼のいない間に洗濯という感じで、いま中国は世界中に自分たちの影響力を拡大しようと考えている。
2017/12/28 NHK総合[解説スタジアム年末スペシャル・探れ!解決のヒント~日本のあした~]

コリアレポート編集長・辺真一
北朝鮮に「新型人工衛星」計画“記念日”警戒
2月8日は正規軍としての朝鮮人民軍創設70周年、9月9日は建国70周年という大きなイベントを控えている。前半ならば2月8日までにやる可能性がある。後半ならば平昌五輪後に9月9日に向けて打ち上げる可能性あり。どちらにしても100%は人工衛星と称する長距離弾道ミサイルの発射をやるだろう。
2017/12/27 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

千葉科学大学客員教授・山下裕貴
<徹底解説・ニュースの焦点>映画「スローターボッツ」・殺人ドローンの恐怖
AI兵器には2つ問題点があると言われているが、一つは技術的な部分。誤操作、サイバー攻撃による機能障害。もう一つはAIが人間を殺傷した場合、システムの運用者が責任をとるのか、開発者なのか、全体のオペレータなのか、スイッチを入れた人なのか法的、倫理的な責任の問題。どこまでAIに判断させるのか。全てをAIに任せて良いのかという議論がスイス・ジュネーブの特定通常兵器禁止条約に部会・研究会ができ、議論しようと始まったと聞いている。
2017/12/24 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

千葉科学大学客員教授・山下裕貴
<徹底解説・ニュースの焦点>「ミサイル防衛対象拡大」防衛大綱に新構想
極超音速滑空兵器には極超音速滑空飛翔体と極超音速巡行ミサイルの2種類がある。極超音速滑空飛翔体だとロケットで打ち上げて大気圏外で離脱して、再突入した時に滑空と上昇を繰り返しながら目標に至る。もうひとつは巡行ミサイルで速度を上げたもの。極超音速滑空飛翔体はコースを見積もるのが非常に難しい。速度がマッハ6以上になると現在のSM6、3、PAC3でも非常に迎撃が難しい。PAC3とイージスアショアのつなぎ目を狙われると苦しい。レールガンとかの装備が出てくると対応が可能になる。
2017/12/24 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

千葉科学大学客員教授・山下裕貴
<徹底解説・ニュースの焦点>「ミサイル防衛対象拡大」防衛大綱に新構想
今までは海上自衛隊がBMD対象のメインだったが、海上自衛隊が少ない船で運用しているため、東シナ海とかにも行かなくてはならない。イージスアショアが入ると地上にできるので海上自衛隊に余力ができる。陸がメインのBMD対象に変わっていく。いわゆるマルチドメイン。陸海空の境界をなくし陸上自衛隊がBMDメインで出ていく。違った戦いができ、これまでの防衛構想が変わってくる。
2017/12/24 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

ジャーナリスト・後藤謙次
<「もしもし後藤です」>経済制裁効果で…来年の漢字も「北」?
(安倍)政権幹部に聞いたところ(北朝鮮問題は)「春から夏にかけてが分岐点」という答えがかえってきた。この時期は制裁が効いているかどうかわかってくる時期であり、9月7日に北朝鮮は建国70周年を迎える。米国は11月に中間選挙がある。この時期までに効果が出ないとトランプ大統領は口先だけじゃないかと言われかねない。そういう状況になっても制裁が効かず、中国も協力的でないということなるとトランプ大統領が軍事オプションを選択する可能性がある。
2017/12/24 テレビ朝日[サンデーステーション]

早稲田大学教授・中林美恵子
<ニュースの核心に迫る!“時事論考”>先制攻撃案も浮上!軍事オプションの可能性
戦場は米国より近い韓国、日本になる可能性が高い。英国より日本の危機感が高まっているのは当然。核を北朝鮮に保有されてしまうのも日本は困る。少しでも戦場になるような状況が招かれないようにするためには先制攻撃は日本にとって理想的ではない。他の方法を突き詰める必要がある。トランプ大統領に対して色々なパイプを持っていなければいけない。
2017/12/24 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

共同通信社編集委員・太田昌克
<ニュースの核心に迫る!“時事論考”>先制攻撃案も浮上!軍事オプションの可能性
英国の新聞が“ブラッディノーズ作戦”の記事を書いている。米国が一番近しい重要な同盟国(英国)に軍事オプションの手の内を明かし始めている。英国政府内にこれはまずいと思っている人がいるのでディリーテレグラフにリークした。イラク戦争の時も同じことが起きた。大きなことを始めるときに米国はまず日本ではなく最大の同盟国英国に相談する。危険な予兆。
2017/12/24 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

共同通信編集委員・太田昌克
<ニュースの核心に迫る!“時事論考”>対北朝鮮戦略・対立?協力?中国とどう向き合うか
今回の主戦論者の中にはネオコンの血を引いている人が暗躍している節がある。日本が外交力で歯止めをかけることが非常に重要。
2017/12/24 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

テレビ朝日コメンテーター・川村晃司
<ニュースの核心に迫る!“時事論考”>対北朝鮮戦略・対立?協力?中国とどう向き合うか
ジャーナリストの間のオフレコ的な研究会で言われていることは来年の今頃トランプ大統領が存在しているのかどうかということが言われている。ホワイトハウスの人事の混乱というのは本来はトランプ政権の体制を強化して、トランプ大統領がすべての統治権を掌握できる体制にもっていかないといけないのだが、トランプ体制が構築できないままトランプ氏がホワイトハウスを去る可能性すらある。
2017/12/24 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

早稲田大学・中林美恵子
<ニュースの核心に迫る!“時事論考”>対北朝鮮戦略・対立?協力?中国とどう向き合うか
ものすごく危機感が高まっている。今ほどホワイトハウス内での力関係とか発言のバランスが重要になっていることはない。1月からホワイトハウスの陣容というのがいろんな理由から変わってくる可能性がある。もしティラーソン氏がいなくなると、ホワイトハウスの中でマティス国防長官など“戦争はよくない”と言っている人たちの力がどれくらいになるのかに心配が生じる。マクマスター氏やケリー氏は軍事的オプションにかなり重きを置くこともありうる。一方で強硬派のマクマスター氏が政権を去る可能性もある。
2017/12/24 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

笹川平和財団上席研究員・渡部恒雄
緊張続く…!米国vs北朝鮮・最新情勢
簡単には金正恩体制が崩壊しないとトランプ政権は考えている。中国は人民解放軍が入っていく最悪のシナリオは幾つか考えている。ただそこまで積極的に動く予算もメリットもない。
2017/12/24 BS朝日[激論!クロスファイア]

ジャーナリスト・後藤謙次
<「もしもし後藤です」>経済制裁効果で…来年の漢字も「北」?
(安倍)政権幹部に聞いたところ(北朝鮮問題は)「春から夏にかけてが分岐点」という答えがかえってきた。この時期は制裁が効いているかどうかわかってくる時期であり、9月7日に北朝鮮は建国70周年を迎える。米国は11月に中間選挙がある。この時期までに効果が出ないとトランプ大統領は口先だけじゃないかと言われかねない。そういう状況になっても制裁が効かず、中国も協力的でないということなるとトランプ大統領が軍事オプションを選択する可能性がある。
2017/12/24 テレビ朝日[サンデーステーション]

早稲田大学教授・中林美恵子
<ニュースの核心に迫る!“時事論考”>先制攻撃案も浮上!軍事オプションの可能性
戦場は米国より近い韓国、日本になる可能性が高い。英国より日本の危機感が高まっているのは当然。核を北朝鮮に保有されてしまうのも日本は困る。少しでも戦場になるような状況が招かれないようにするためには先制攻撃は日本にとって理想的ではない。他の方法を突き詰める必要がある。トランプ大統領に対して色々なパイプを持っていなければいけない。
2017/12/24 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

共同通信社編集委員・太田昌克
<ニュースの核心に迫る!“時事論考”>先制攻撃案も浮上!軍事オプションの可能性
英国の新聞が“ブラッディノーズ作戦”の記事を書いている。米国が一番近しい重要な同盟国(英国)に軍事オプションの手の内を明かし始めている。英国政府内にこれはまずいと思っている人がいるのでディリーテレグラフにリークした。イラク戦争の時も同じことが起きた。大きなことを始めるときに米国はまず日本ではなく最大の同盟国英国に相談する。危険な予兆。
2017/12/24 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

共同通信編集委員・太田昌克
<ニュースの核心に迫る!“時事論考”>対北朝鮮戦略・対立?協力?中国とどう向き合うか
今回の主戦論者の中にはネオコンの血を引いている人が暗躍している節がある。日本が外交力で歯止めをかけることが非常に重要。
2017/12/24 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

テレビ朝日コメンテーター・川村晃司
<ニュースの核心に迫る!“時事論考”>対北朝鮮戦略・対立?協力?中国とどう向き合うか
ジャーナリストの間のオフレコ的な研究会で言われていることは来年の今頃トランプ大統領が存在しているのかどうかということが言われている。ホワイトハウスの人事の混乱というのは本来はトランプ政権の体制を強化して、トランプ大統領がすべての統治権を掌握できる体制にもっていかないといけないのだが、トランプ体制が構築できないままトランプ氏がホワイトハウスを去る可能性すらある。
2017/12/24 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

早稲田大学・中林美恵子
<ニュースの核心に迫る!“時事論考”>対北朝鮮戦略・対立?協力?中国とどう向き合うか
ものすごく危機感が高まっている。今ほどホワイトハウス内での力関係とか発言のバランスが重要になっていることはない。1月からホワイトハウスの陣容というのがいろんな理由から変わってくる可能性がある。もしティラーソン氏がいなくなると、ホワイトハウスの中でマティス国防長官など“戦争はよくない”と言っている人たちの力がどれくらいになるのかに心配が生じる。マクマスター氏やケリー氏は軍事的オプションにかなり重きを置くこともありうる。一方で強硬派のマクマスター氏が政権を去る可能性もある。
2017/12/24 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

笹川平和財団上席研究員・渡部恒雄
緊張続く…!米国vs北朝鮮・最新情勢
簡単には金正恩体制が崩壊しないとトランプ政権は考えている。中国は人民解放軍が入っていく最悪のシナリオは幾つか考えている。ただそこまで積極的に動く予算もメリットもない。
2017/12/24 BS朝日[激論!クロスファイア]

寺島実郎
12月22日・来年度予算が閣議決定
日本人は自堕落な財政規律が慣れっこになっている。歳出の3分の1以上を借金で賄うなどというのは大変な状況。税制改革の議論などを聞いていても年収850万円以上のサラリーマンに増税する動きになっているが、かって政治の側が身を切る改革と言っていたのに、議員定数の削減はいっこうに進んでいない。それにも関わらず増税だとか財政規律とかに向き合わないといけないという納得のいかない状況になっている。
2017/12/24 TBSテレビ[サンデーモーニング]

寺島実郎
“のぞみ”あわや大事故・鉄道業界が抱える問題
日本の現場力、技術力が本当の意味で問いかけられている。このところ相次いでいるモノづくり企業の不祥事とかにもつながってくる話。国際技能オリンピックで2007年まで日本が世界一金メダルをとっていたが、10月にアブダビで行われた大会では9位にまで落ちてしまった。現場で若い人を育てることにもっと真剣になるべき。
2017/12/24 TBSテレビ[サンデーモーニング]

寺島実郎
北朝鮮兵士また亡命・“安保理”新たな制裁決議案採択
第二期習近平政権になってから中国は北朝鮮に一段と制裁する形で踏み込んでいる。国際社会に流れている情報では、中国が北朝鮮に軍事介入して、米国と衝突する前に中国の思い通りになる政権に変えようとしているのではないかという説があるほど状況が変わってきている。最近、もう一歩踏み込んで、中国が北朝鮮との同盟を大事にして北朝鮮に進駐し、トランプとの間でディールを行い、米国にとっては中国が北朝鮮の瓶のふたになり、北朝鮮には同盟責任を果たすという形でセットにしてくる可能性がある。
2017/12/24 TBSテレビ[サンデーモーニング]

寺島実郎
アッバス議長・フランスを訪問・パレスチナ自治政府“米国外し”
国際社会がどよめくような決断が国連総会で行われた。128対9という米国のメンツが丸つぶれの事態となった。以前にソ連がアフガンに侵攻した時も同じ構図になったが、数年後にソ連は崩壊した。今、世界秩序の中心にいた米国に対する信頼が揺らいでいる。米国のスタンプマシーンとまで言われた日本までが米国に反対する行動をとった。日本は中東外交に関して米国にきちっとしたスタンスで物を言うことが日本の立ち位置を守るためにも非常に重要。
2017/12/24 TBSテレビ[サンデーモーニング]

フジテレビ上席解説委員・平井文夫
漂着木造船は工作船か?北朝鮮に不穏な動き・・・来年は
専門家も戦争の可能性が1割から2割あると言っている。野球の2割バッターはヒットを打つので可能性はある。そうなった場合、米国は日本に無理なことは言ってはこないと思うが、日本のすぐそばで戦争になることから、日本は集団的自衛権が違憲かどうか、自衛隊に1人のけが人も出さないみたいなことを言っていたのではだめ。そういう空想的平和主義では国は守れない。
2017/12/24 フジテレビ[新報道2001]

東京大学大学院教授・小原雅博
2018年大胆予想・米朝軍事衝突はあるか?
共和党議員の中には先制攻撃支持者がかなりいる。リンゼーグラム上院議員が11月29日、CNNのインタビューで『もし大統領が米国の安全と北東アジアの安定のどちらかを選ぶ状況になったら前者を選ぶだろう』と言っている。
2017/12/23 BSジャパン[日経プラス10サタデー ニュースの疑問]

国際ジャーナリスト・歳川隆雄
2018年大胆予想・米朝軍事衝突はあるか?
米国の武力行使の可能性は9割近くある。北朝鮮の核保有を米国が認めて米朝正常化に入る可能性もあるが、米朝、米中、日本と北朝鮮、日本と中国、日本と米国の関係を勘案するとリアリティはない。首相官邸サイドから日本の経済界トップに警告があり、来年1月9日に米国・トランプ大統領が武力行使に踏み切るという情報がある。在韓米軍の家族たちは今、クリスマスシーズンで本国に帰国している。
2017/12/23 BSジャパン[日経プラス10サタデー ニュースの疑問]

国際ジャーナリスト・歳川隆雄
<ニュースの疑問>国産総会・「エルサレム首都」撤回採決へ
この年末に安倍首相は中東訪問を検討していた。UAEはサウジに次いで日本が中東原油を輸入している国。しかし来年の3月に権益の期限が切れて日本は更新しないといけない。そこの権益確保を中国が狙っている。そういうことを勘案し、我々はいつも米国と一緒ではないということを中国にアピールしたのではないか。
2017/12/23 BSジャパン[日経プラス10サタデー ニュースの疑問]

NHK解説委員・岩田明子
<日本の外交・ここに注目!!>日本の外交・2018年の日米関係は
日本と米国では世界各国に対する見方や姿勢が必ずしも一致していないことが表面化してきている。
2017/12/22 BS1[国際報道2017]

寺島実郎
<寺島実郎の未来先見塾・週刊寺島文庫>年末年始に読みたい厳選5冊
原発に関するM&A経営の失敗というたった1つの出来事が、かって土光さんを生み、日本の経済界の中心にいたあれだけの巨大な東芝を壊滅させたという言葉が使われてもおかしくないほどの状況に追い込まれた。東芝がはめられたコンスピラシーはどんなものだったのか。日本企業が今、抱えている様々な問題の象徴的なものが東芝問題だったといってもよい。M&A経営の怖さを考える時にも、企業として物を見る力、情報力というものがものすごく問われてきている。
2017/12/22 BS11[報道ライブ INsideOUT]

寺島実郎
<寺島実郎の未来先見塾・週刊寺島文庫>年末年始に読みたい厳選5冊
中国と英国の連携という落とし穴があった。ウエスチングハウスは宝の山だとささやかれてしまった。中国で4つの原発のプロジェクトがまもなく受注できるが、原子力ルネッサンスがやってくると浮かれてしまった。最終的には6400億円で落札したが、そんな安い金を払うだけで大儲けできるとささやかれていた。いかに英国と中国との連携が深いか思い知らされた。例えばAIIBも英国が動いたことで構想が動き始めている。なんとAIIBのナンバー2は英国人だ。つまりAIIB構想自体が中国と英国との連携だと言われている部分がある。
2017/12/22 BS11[報道ライブ INsideOUT]

ジャーナリスト・後藤謙次
エルサレム首都問題・米国“孤立”…日本の本音は
日本政府は一貫してエルサレムをイスラエルの首都とは認めないという国連の立場を支持してきた。今月日本は国連安全保障理事会の議長国なので棄権や反対という選択肢はない。もしここでそういう立場をとれば日本は国際社会から孤立してしまうため、米国と反対の立場を取らざるを得なかった。日本が伝統的にサウジアラビア、アラブ首長国連邦といった産油国と良好な関係を結んでいることは米国政府も十分理解しているし、今回の件についてもトランプ大統領が初めて発信した時に大統領に配慮しつつも抑制的に支持しないとした。トランプ大統領の恫喝的な発言は日本に向けられたというよりもむしろ途上国向けの発言。日本側の立場を米側も理解してくれていると日本は判断し、トランプ大統領の発言はそもそも国内向けのパフォーマンスということで日本政府も腹をくくった。予測不能のトランプ外交にどこまで安倍総理大臣が追随してしまうか。日米同盟重視のあまり、道を踏み外すことがないようにすることが非常に難しい。
2017/12/21 テレビ朝日[報道ステーション]

ジャーナリスト・後藤謙次
北朝鮮兵士また亡命・双方が発砲・高まる緊張
国連決議に基づく対北朝鮮制裁がかなり効いている。日本政府関係者も板門店での脱走劇が口コミで兵士の間に広がり、何とか脱北したいという気持ちに駆られたのではないかと言っている。日本政府の北朝鮮専門家によると一番困っているのは米ドル、中国人民元といった外貨不足で、海外からの密輸も含め物資が手に入らなくなっている。とりわけ今、日本政府が注視しているのは平昌五輪。この1か月くらい前から韓国政府が準備を本格化させているが、そういう最中に今回のようなことが起きた場合、文在寅政権がどこまで対応できるのか。その点について今、日韓関係はあやふやな状況が続いているため非常に注目される。
2017/12/21 テレビ朝日[報道ステーション]

ホワイトハウス・ボッサート補佐官(VTR)
大規模サイバー攻撃は「金正恩政権の指示」
米国政府は北朝鮮がサイバー攻撃に関与していると断定する。攻撃は金正恩政権からの指示で北朝鮮以外の場所から行われていた。
2017/12/20 日本テレビ[情報ライブ ミヤネ屋]

読売新聞特別編集委員・橋本五郎
大規模サイバー攻撃は「金正恩政権の指示」
ここまで米国が大規模サイバー攻撃は北朝鮮によるものだと言い切れるのは相当な証拠を握っているということ。そういう意味では北朝鮮はいろんなことをやる政権なんだなと改めて思う。
2017/12/20 日本テレビ[情報ライブ ミヤネ屋]

富士通総研経済研究所エグゼクティブフェロー・早川英男
「賃上げ」の現状と背景・なぜ低迷?正社員賃金
日本では卒業年によって、生涯所得が変わる。景気の悪い年に就職すると生涯所得が変わる。日本の新卒一括採用でチャンスは1度だと、こういうことになる。日本の特徴は学校教育で職業教育をほとんどしない。だからこそ企業で職業訓練を受けないと、何も身につかない。だが就職氷河期の人は最初、非正規だと職業訓練らしき訓練は受けられない。この世代についていうと、スキルがたまってない故に低賃金の一因になっている。
2017/12/19 BSフジ[プライムニュース]

東京大学社会科学研究所教授・玄田有史
「賃上げ」の現状と背景・なぜ低迷?正社員賃金
氷河期世代とバブル世代を比べると、月給がかなり異なる。賃金が低く、将来に対して希望がもてない状況。原因はいくつかある。氷河期世代は転職が当たり前。勤続年数が短い。中小企業を選択する人も増えている。さらにバブル世代が目の前にいるので、昇進・昇格のチャンスもない。氷河期世代くらいから企業の中で一人前にしてもらうチャンスがどんどんなくなっている。OJTは大事。新しい働き方として、少なくとも5年くらいは安心して有期でも働いてスキルを身に着けないと、これからは日本全体の生産性は立ち行かなくなる。
2017/12/19 BSフジ[プライムニュース]

解説・水野倫之解説委員
金井宇宙へ・有人宇宙の戦略は?
有人無人問わず、何のために月を探査するのか日本としての明確な目的が国内で共有できていないと、仮に米国で方針が転換されれば日本は何もできずに終わってしまうかもしれない。
2017/12/18 NHK総合[時論公論]

解説・水野倫之解説委員
金井宇宙へ・有人宇宙の戦略は?
政府は日本の科学技術力を各国に示すことができ、宇宙分野での発言力を維持できて外交上メリットがあるとしている。また産業競争力の向上にも繋がると説明。最も大きいのは米国の動向。米国は以前から有人での火星探査を長期目標としているが、月を中継地点としまずは2020年代にも月の軌道に拠点を建設する。念頭にあるのは中国。すでに探査機の月面着陸に成功し、今後資料の持ち帰りも計画している。
2017/12/18 NHK総合[時論公論]

コリアレポート・辺真一編集長
「北の沈静化責任は中国」“影の大統領”バノン前首席戦略官発言
北朝鮮が次に何かをした場合、グラム上院議員が言ったように7回目の核実験ならば、まさにトランプ大統領が軍事行動に出る可能性は70%になる。全ては北朝鮮の行動にかかっている。その北朝鮮がはっきりと11、12の党軍事会議で「過去最強の核強国を目標にする」と言っており、核・ミサイル開発は続けるつもり。24日はクリスマス、来年も金正恩の誕生日をはじめ記念日が目白押しでやるタイミングはいつでもあり、不気味。
2017/12/18 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

放送大学教授・高橋和夫
中東情勢の行方、日本への影響、日本は何をすべきか
エルサレムの占領を許してしまえば北方領土の占領も許され、竹島の占領も許され、日本は外交交渉ができなくなる。ここは石油とか中東とか関係なく、筋を通しておく必要がある。もう1つは、米軍が余力を持っている方が北朝鮮問題ではうまく動くため、米国があまり中東に関与しない方が日本にとっては都合が良い。
2017/12/17 NHK総合[日曜討論]

元シリア大使・国枝昌樹
米国大統領「エルサレムを首都に」どうなる中東情勢
日本が筋を通すと言っても、政治家が大きなことを言って結局、効果を失わせてきているという局面が残念ながら日本の過去の歴史にはあった。そこは慎重にして、私たちは筋を通しながらやるべきことをやる。そして地域の安定化を目指していく。信頼を醸成することに努力すべき。
2017/12/17 NHK総合[日曜討論]

慶應義塾大学教授・渡辺靖
米国大統領「エルサレムを首都に」どうなる中東情勢
中東情勢の不安定化は日本経済に与える影響が非常に大きいので、米国に対して自制を求めていくことは必要。同時に米国がこの地域で孤立することによって生じる中東情勢の不安定化もある。パレスチナ問題に利害関係を持っている欧米諸国と同じトーンで米国を批判することについては、慎重になった方が良い。北朝鮮情勢もあって日米同盟の結束が求められているため、細心の注意をはらってバランスを持って対応していくことが必要。(トランプ政権は)論調を見ている限りでは北朝鮮問題は最優先事項という扱い。
2017/12/17 NHK総合[日曜討論]

放送大学教授・高橋和夫
米国大統領「エルサレムを首都に」どうなる中東情勢
(シリア内戦は)結果的にアサドを支えたロシアとイランが勝った。残る問題はISではなくてロシア、米国の支援を受けて北部で大きな役割を果たしたクルド人をどう扱うのかということ。シリアにおいてイランの影響力が伸びてくるということに対するイスラエルの危機感がありイスラエルがこれにどう対応するのかという問題がある。それにシリア上空の制空権を確保しているロシアがどう対応するのか。どこまでイスラエルがシリアにおけるイランの攻撃を許すのかという問題もある。イラン、クルド、アサド、イスラエル全てと口をきける立場にあるプーチン大統領がすべての鍵を握っている。イランと口のきけない米国がどう外交を展開するのかは全く見えない。
2017/12/17 NHK総合[日曜討論]

慶應義塾大学教授・渡辺靖
米国大統領「エルサレムを首都に」どうなる中東情勢
(トランプ大統領の次の一手は)まずはイランを徹底的に封じ込めておくこと。ロシアの影響力をどれだけ抑えていけるかも鍵になる。ただ、米国にとっての最優先外交案件は北朝鮮問題で、そこではロシアの協力は不可欠。ISを掃討する時にシリア・アサド政権に目をつぶったのと同じように、北朝鮮問題があるうちはロシアが中東で幅を利かせることについても強い態度はトランプ大統領は取れないのではないか。
2017/12/17 NHK総合[日曜討論]

東京外国語大学教授・黒木英充
米国大統領「エルサレムを首都に」どうなる中東情勢
この数年間でもシリア内戦等を通じて米国の影響力は低下してきたが、今回の宣言によって米国の影響力は決定的に落ちた。米国の内政の要因が今回の宣言に影響したという話があったが、1年前、トランプ政権成立の直前から次期イスラエル大使には、トランプが不動産ビジネスで付き合ってきた破産管財人の弁護士がすでに指名されていた。クシュナーを中心にサウジアラビアやパレスチナをめぐり様々な動きがあり、中東全体のことはあまり考えないまま、予定してきたものが遂行された形。
2017/12/17 NHK総合[日曜討論]

放送大学教授・高橋和夫
米国大統領「エルサレムを首都に」どうなる中東情勢
トルコはエルドアン大統領のもと、ロシアに接近する動きを見せている。主なエルドアン大統領の論調は、米国にくっついているサウジアラビアに対する厳しい批判であり、こうしたすでにあった構造をさらに深めたのが今回のエルサレム首都宣言だった。
2017/12/17 NHK総合[日曜討論]

日本エネルギー経済研究所研究理事・保坂修司
米国大統領「エルサレムを首都に」どうなる中東情勢
ISがイラク・モスル、シリア・ラッカを失い勢力が減退している中で、こういう発言が彼らにとって新たな大義を与えてしまう恐れは非常に高い。米国の権益、米国に従うような国々の権益が攻撃を受ける可能性が高まったと言わざるを得ない。
2017/12/17 NHK総合[日曜討論]

慶應義塾大学教授・渡辺靖
米国大統領「エルサレムを首都に」どうなる中東情勢
米国側の見方としては、サウジとかエジプトといったような親米的な国家は、今回の発言があっても一気に反米に転じることはないだろうという現実的な読みもあった。その一方で、トランプ政権の中にはこれまで国務省に外交を委ねてきたが、今、娘婿のクシュナーなどを中心にホワイトハウス主導で新しいアプローチを模索している。その中で、もう少しパレスチナ側への妥協を進めていくのではないかという見方もある。
2017/12/17 NHK総合[日曜討論]

外交評論家・岡本行夫
米国「保守王国」で民主党・25年ぶりに勝利
トランプ大統領にとって大きな打撃だが、それ以上に共和党の指導部にとって大ショック。このままいくと共和党は中間選挙も負けてしまうかもしれない。共和党の指導部にとって一番大事なのは2020年の大統領選挙で、この勢いが続くと大統領も失い、上院も失ってしまいかねない。それならばいっそのことペンス副大統領に変えて2020年を戦った方がいいとなる可能性もある。モラー特別検察官の特別捜査の結果にもよるが、弾劾決議が下院で共和党の一部も賛成して成立し、上院でさらに造反者が出て成立するという可能性も出てくる。
2017/12/17 TBSテレビ[サンデーモーニング]

慶應義塾大学教授・渡辺靖
米国大統領「エルサレムを首都に」どうなる中東情勢
ロシアゲートでトランプ政権の支持率が低迷している中で、キリスト教保守派やイスラエルロビー、議会、特に共和党との関係改善、求心力の回復を狙った。来年秋に中間選挙を控え、それを踏まえた政治的な判断だと思うが、米国の安全保障専門家からは非常に激しい批判も出ている。大使館の移転については、時期は明確化していないので曖昧にしておくということ。エルサレムについてもイスラエル側の永久不可分の首都であるという表現は用いていない。今後、パレスチナ側に歩み寄る妥協の余地も少し残している。
2017/12/17 NHK総合[日曜討論]

外交評論家・岡本行夫
反プーチン派テレビ司会者の質問・プーチン大統領のしたたかな戦略
プーチン大統領が2000年に大統領になった時にはロシアとNATOの間にはエストニア、ラトビア、リトアニア、ウクライナ、モルドバ、ルーマニア、ブルガリアなどの緩衝国があった。ところが米国がそのうち5つまでをNATOに入れてしまった。残っているのはウクライナとモルドバだけ。NATO加盟国エストニアとロシアが国境を接する形になっており小競り合いになればそのまま全面戦争に発展する可能性もある。プーチン大統領は米国に煮え湯を呑まされた感じを持っている。これからの6年でそれをいかに押し戻すかが彼の至上命題であり、さらにはかって中東で持っていた勢力範囲まで取り戻そうとしている。これは大きな流れで止まらないだろう。
2017/12/17 TBSテレビ[サンデーモーニング]

造園家・東京都市大学教授・涌井雅之
反プーチン派テレビ司会者の質問・プーチン大統領のしたたかな戦略
ロシアは経済規模からいえば韓国やオーストラリアと変わりない。ロシアが潤っているのは鉱物資源と兵器で、これがロシア経済の要。ロシアブランドの存在感を高めるため、あちらこちらにプーチン大統領は顔を出している。逆にそうしたことが世界に混乱をもたらす可能性もある。
2017/12/17 TBSテレビ[サンデーモーニング]

ジャーナリスト・元共同通信ソウル特派員・青木理
核実験場で新たな坑道整備・緊張緩和への糸口は?
何より問題なのはこの問題を本気で止めよう、一生懸命対話にもって動こうとしている人が米国、日本に誰もいないこと。年明け、来年にかけて紛争の状況に入っていくことが本当に懸念される。
2017/12/17 TBSテレビ[サンデーモーニング]

姜尚中
核実験場で新たな坑道整備・緊張緩和への糸口は?
マティス国防長官の発言が全然出てこない。彼は今のところ北朝鮮は大気圏に再突入する技術も確立されておらずターゲットに明確にミサイルを命中させる制御能力がないとみていて、米国にとってはまだ脅威ではないと考えている。脅威になるのは1年から1年半かかるのではないかとみている。ティラーソンは来年は南米とアフリカに訪問したいと明言しているので意外とやめない可能性がある。国連であれ、なんであれ少し対話の空気が出てきたのも確か。今は対話と戦争が拮抗している状態。
2017/12/17 TBSテレビ[サンデーモーニング]

外交評論家・岡本行夫
核実験場で新たな坑道整備・緊張緩和への糸口は?
北朝鮮には圧力をかけ続けなければならない。ただ米国による先制攻撃は何としてもやめてもらうべき。それをやられたらとんでもないことになる。そういう意味でティラーソン国務長官の発言は米国の先制攻撃に対する抑止力になってきた。実はティラーソン国務長官については彼の管理能力がむしろ問題にされていて、国務省の局長級のポスト22のうち4つしか埋まっていないのはティラーソン長官の責任だと言われている。もしティラーソン長官が辞任に追い込まれるようなことがあれば、今の北朝鮮との間で戦争が起きる確率は今は15%ぐらいだが、20%ぐらいに上がるのではないか。
2017/12/17 TBSテレビ[サンデーモーニング]

共和党・グラム上院議員(ザアトランティックのインタビューでの発言)
核実験場で新たな坑道整備・緊張緩和への糸口は?
米国が軍事行動に踏み切る可能性は今30%だが、核実験をすれば70%になるだろう。
2017/12/17 TBSテレビ[サンデーモーニング]

富士通総研経済研究所・主席研究員・柯隆
<ニュースの疑問>日中韓今後の行方は?
南京事件の歴史的な不幸があったのは事実。ただしこれを政治利用するのはよくない。中国からすれば日本企業は技術の宝庫であり、中国の経済を成長させていくには必要との認識。中国国内の情勢も変わってきていて、ナショナリズムがだいぶ下火になっている。一帯一路などの中国のグローバル戦略や北朝鮮の危機をクリアするためには日中の連携が求められる。
2017/12/16 BSジャパン[日経プラス10サタデー ニュースの疑問]

元駐韓大使・武藤正敏
<ニュースの疑問>日中韓今後の行方は?
中国は外交上、戦略をものすごく議論する。今回、南京で演説をしなかったのは日本への配慮ではなく、中国人の利益だからそうしているに過ぎない。外交上一番重要なことは社会主義強国を作り上げ、米国と対等な関係を作ること。そのために日本が米国とべったりされるのは邪魔。これまで日本を孤立させることで日本の影響力を少なくしようとしてきたが、安倍政権が長く続き安倍外交も積極的なため方針を転換したのだろう。アジア投資銀行、一帯一路に日本と米国を従わせ、取りこむのがもう1つの目的。
2017/12/16 BSジャパン[日経プラス10サタデー ニュースの疑問]

寺島実郎
<今週の勘どころ>エルサレム問題とは何か
95年に米国議会が米国大使館をエルサレムに移転する法律を制定したが、大統領が中東和平に配慮して署名しない形で今日まで来ていた。これを議会が制定しているからいいじゃないかとトランプが署名してしまった。まさにトランプリスクが顕在化してきており、イランに対するスタンスの変更、穏健なイスラムまで反米化してくる兆候が大いにある。ティラーソン国務長官はこういった判断に比較的慎重に構えていたが、今回の議論でティラーソン国務長官がやめるのではないかと言われている。ティラーソンまで政権を去るとロシアゲートがひたひたと迫り、非常に不安定な要素が米国内にも起きてくる。中東情勢は一段と液状化していくだろう。
2017/12/15 BS11[報道ライブ INsideOUT]

世宗研究所所長・陳昌洙
文大統領訪中の“誤算”・韓国「歴史戦」の結末
“3つのNO”は中国との合意でも約束でもない。韓国の立場を話しているだけに過ぎない。中国は韓国との約束のように主張していたが、後に約束ではないと認めている。THAADは発射台が6基だが、これらはセットでありTHAADのシステムとしては1基。韓国は米軍が安全のために配置したいというから配置しただけであって、それを配置しなければならなかった事情がある。それについて中国はTHAAD問題は中国と米国の戦略的な均衡を崩すとして反対している。北朝鮮の脅威がなくなればTHAADもなくなるという話を中国に何度も説明しているが中国は理解を示さない。
2017/12/15 BSフジ[プライムニュース]

ジャーナリスト・末延吉正
混迷アジア情勢・安全保障・経済…中国の狙いは
中国も戦略的に日本をAIIBに入れたいというのはある。基本的には一帯一路で拡大路線でくる習近平体制が歴史カードを捨てると日本人が考えているのだとしたらそれは甘すぎる。中国も韓国も今後も歴史カードは持ち続けるだろう。
2017/12/15 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

東京福祉大学国際交流センター長・遠藤誉
混迷アジア情勢・安全保障・経済…中国の狙いは
中国としては米国と2か国で北朝鮮問題を解決していきたい。THAADのようなものを韓国に配備することは中国の安全保障を侵害すると考え、日米韓が軍事同盟に動くことを許さないという思いがある。
2017/12/15 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

東京福祉大学国際交流センター長・遠藤誉
中国「南京事件」追悼式典・中国・習近平国家主席も出席
習近平国家主席が南京事件追悼式典に顔を出すこと自体に大きな意味がある。顔を出すだけで自分は対日強硬策で一歩も引いてないというメッセージを発した形。全世界には6000万人に及ぶ華人、華僑がいるが、その人々を北京政府がコントロールしており、カナダ・トロント、オンタリオ、マニトバで反日運動が活発化しているのも、米国・サンフランシスコで慰安婦像を受け入れるとか、豪州、フィリピンなどでも慰安婦像を受け入れるなどの動きもその一環。中国は国際世論を作って日本を追い込むことで、日本を小さな存在にし、自分の言うことをきかせる方向にもっていきたいと考えている。
2017/12/15 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

東海大学教育学部国際学科・金慶珠教授
中国「南京事件」追悼式典・中国・習近平国家主席も出席
兪正声の演説を聞くと中国人民も日本の人民もみんな犠牲者なんだとの言い方であり、従来の演説と比べると(日本への強硬姿勢を)若干トーンダウンさせていることは確か。
2017/12/15 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

ジャーナリスト・後藤謙次
過去最多の漂着木造船・無数の漁船・大しけの漁場に
政府関係者によると北朝鮮の漁船がこれだけ多く出始めたのは数年前から。今、のべ2000隻ぐらいの漁船が日本の200海里内で操業している。かっては数十隻程度だったので日本側も無視していたが、徐々に乱獲やカニかごごと盗まれるなどの被害が出始めたので水産庁も海上保安庁が追い返すようになった。背景には北朝鮮経済の疲弊がある。食料を海に求めざるをえない。いわば国家的な不法操業。日本政府は制裁強化により圧力を高める政策を取っている。次の注目点は来年1月9日、国連制裁決議により中朝の合弁事業をやめることになっている。事業そのものをやめてしまうのか、中国の単独経営に切り替えるのかという判断を迫られている。鍵を握るのは中国。
2017/12/14 テレビ朝日[報道ステーション]

ジャーナリスト・後藤謙次
米軍ヘリの窓・小学校に落下・校庭には児童
北朝鮮情勢が緊迫していて、米軍の力を借りなければ日本の防衛は危ういということで日本側がなかなか米軍に対して物が言えない環境が生まれている。北朝鮮情勢に対応し非常に頻度をあげた訓練が行われていて、米兵の間でフラストレーションがたまっている。そこにもってきて生活の身近な場所に基地があるのでこういう事故が起きる。問題の根本はまさにそこにある
2017/12/13 テレビ朝日[報道ステーション]

自民党・石破茂
石破茂×核保有論・北朝鮮の脅威と抑止の形
日本の核について。財政負担が課題であることは確かだが、どのようなリスクを背負ってやるのかを認識しないと国家運営はできない。英国は日本より低いGDPだが、それでも原潜をもち、それを運用している。
2017/12/12 BSフジ[プライムニュース]

キヤノングローバル戦略研究所研究主幹・宮家邦彦
石破茂×「核保有論」・「核の傘」は万全か?
完璧な抑止というものはない。合理的な判断ができる相手であれば抑止は効くが、相手が合理的でない場合がある。抑止論は理性だけでなく心理的な部分もあるのでどうしてもブレる。1980年代にすでに米国はワシントンを犠牲にしてまでもパリを守るのかといったデカップリングの議論があったがようやくそれがアジアでも始まった。
2017/12/12 BSフジ[プライムニュース]

自民党・石破茂
石破茂×「核保有論」・「核の傘」は万全か?
1964年、東京五輪が始まって7日目、中華人民共和国(中共)が初の核実験をやった。五輪終了後、佐藤栄作元首相は駐日大使・ライシャワーに『核を持つ』と断言し、それが米国で議論になり、そこに出てきたのが非核三原則だが、その背景となっていたのは冷戦で米国とソビエトのバランスオブパワーが効いていた時代。半世紀が過ぎ、この地域におけるバランスオブパワーは全く変わった。北朝鮮が米国本土まで届きどこから撃つかわからない長距離核ミサイルを着々と完成させつつある状況。天気が変わったので、米国の核の傘の懲罰的抑止が万全かどうかを少なくとも確認するべき。
2017/12/12 BSフジ[プライムニュース]

ジャーナリスト・池上彰
池上×増田生解説・エルサレム首都発言・各国の反応
トランプ大統領と仲がいい安倍総理大臣ということでこれまで東アジア情勢では有利に働いてきたが、世界から見るとこんなとんでもないことをする大統領と仲がいいのかということで、むしろリスクが高まっている。サウジアラビアなど石油産油国で紛争が激化すると日本への石油が通るのか、それを心配して石油の値段が上がる危険性がある。
2017/12/11 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

ジャーナリスト・末延吉正
混迷アジア情勢・安全保障・経済…中国の狙いは
中国も戦略的に日本をAIIBに入れたいというのはある。基本的には一帯一路で拡大路線でくる習近平体制が歴史カードを捨てると日本人が考えているのだとしたらそれは甘すぎる。中国も韓国も今後も歴史カードは持ち続けるだろう。
2017/12/15 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

東京福祉大学国際交流センター長・遠藤誉
混迷アジア情勢・安全保障・経済…中国の狙いは
中国としては米国と2か国で北朝鮮問題を解決していきたい。THAADのようなものを韓国に配備することは中国の安全保障を侵害すると考え、日米韓が軍事同盟に動くことを許さないという思いがある。
2017/12/15 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

東京福祉大学国際交流センター長・遠藤誉
中国「南京事件」追悼式典・中国・習近平国家主席も出席
習近平国家主席が南京事件追悼式典に顔を出すこと自体に大きな意味がある。顔を出すだけで自分は対日強硬策で一歩も引いてないというメッセージを発した形。全世界には6000万人に及ぶ華人、華僑がいるが、その人々を北京政府がコントロールしており、カナダ・トロント、オンタリオ、マニトバで反日運動が活発化しているのも、米国・サンフランシスコで慰安婦像を受け入れるとか、豪州、フィリピンなどでも慰安婦像を受け入れるなどの動きもその一環。中国は国際世論を作って日本を追い込むことで、日本を小さな存在にし、自分の言うことをきかせる方向にもっていきたいと考えている。
2017/12/15 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

東海大学教育学部国際学科・金慶珠教授
中国「南京事件」追悼式典・中国・習近平国家主席も出席
兪正声の演説を聞くと中国人民も日本の人民もみんな犠牲者なんだとの言い方であり、従来の演説と比べると(日本への強硬姿勢を)若干トーンダウンさせていることは確か。
2017/12/15 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

ジャーナリスト・池上彰
池上×増田生解説・エルサレム首都発言・各国の反応
トランプ大統領と仲がいい安倍総理大臣ということでこれまで東アジア情勢では有利に働いてきたが、世界から見るとこんなとんでもないことをする大統領と仲がいいのかということで、むしろリスクが高まっている。サウジアラビアなど石油産油国で紛争が激化すると日本への石油が通るのか、それを心配して石油の値段が上がる危険性がある。
2017/12/11 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

テレビ朝日コメンテーター・川村晃司
<ニュースの核心に迫る!“時事論考”>中朝関係の悪化…脱北者への影響は?
日本の独自外交が最も大事。“来年の北朝鮮建国70年前に経済・ミサイル開発併進路線で成功した”とする北朝鮮。米国が対話に乗るかどうかが来年の状況を見る外交的目安の一つになる。
2017/12/10 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

ビデオジャーナリスト・石丸次郎
<ニュースの核心に迫る!“時事論考”>中朝関係の悪化…脱北者への影響は?
来年の1月、2月あたりから弱者への影響が出始める可能性がある。
2017/12/10 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

ビデオジャーナリスト・石丸次郎
<ニュースの核心に迫る!“時事論考”>中朝関係の悪化…脱北者への影響は?
北朝鮮国内の人達は、まだそれほど経済制裁による悪化の影響を実感していない。人民元やドルなど外貨との実勢交換レートも極めて安定しており実生活に影響は出ていないが、核・ミサイル開発・金正恩委員長の統治資金に影響している可能性はある。今年北朝鮮は農業が不作で、今年の収穫分が早めに尽きれば軍・軍需工場などへの食料供給に支障が出てくるのではないか。
2017/12/10 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

テレビ朝日コメンテーター・川村晃司
<徹底解説・ニュースの焦点>地図から分析する・北朝鮮実情の光と陰とは
中朝は1300キロも国境がある。しかし、全ての国境が全く脱北できないようにシャットアウトされているかというとそうでもない。モンゴル経由で脱北したいという人もいる。
2017/12/10 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

経済産業大臣・世耕弘成
世耕大臣に問う!製造業大手の不正続発
嘘をついた事案が問題で、これを速やかに発表することが企業の社会責任。いまは日本の上場企業には外国人の機関投資家がたくさん入ってきている。日本だけが甘く済むなどということはないし、本当に不正をやっていれば即座に訴訟になる。
2017/12/10 BS朝日[激論!クロスファイア]

経済産業大臣・世耕弘成
世耕大臣に問う!製造業大手の不正続発
トップが嘘のつけない仕組みを作ってきていないことが問題。今回の問題のひとつの解決策は、全部データを直結させ、間で人間がデータをいじれないように介在させないという仕組みを作るべきで、これがわれわれの提唱するコネクテッドインダストリーズにも関わっている。
2017/12/10 BS朝日[激論!クロスファイア]

週刊報道LIFEキャスター編集長・松原耕二
<風をよむ>~“対北朝鮮外交”~
100万人、200万人の被害者が出ると想定されればなかなか軍事攻撃は、やれないが、オプションの中には被害ゼロを目指すというものがあり、9月にマティス国防長官がソウルに大きな被害を与えない形での軍事オプションがあると言ってみんなが驚いた。軍事専門家によるとそれはソウルへの砲台を撃ち、地下からのミサイルの入り口を撃つ奇襲作戦だという。それでいけば20時間ぐらいで止められるのだといい始めている。そうなるとオプションは下がってしまう。日本は戦争をしないとまず言い、国際社会総がかりでの説得などの独自外交を日本にはやってほしい。
2017/12/10 TBSテレビ[サンデーモーニング]

元外務事務次官・薮中三十二
<風をよむ>~対北朝鮮外交~
非常に心配している。普通は軍事的解決などというのはリスクが大きすぎる。トランプはどこまでそのリスクを考えているかがわからない。(戦争を)軽く考えている。彼自身が自分中心でロシア疑惑とかで追い込まれており、目くらましのためにやっている。究極の目くらましは北朝鮮で、安倍総理にレッツゴートゥゲザーと言ってきかねない。日本抜きで北朝鮮と対話ということをやるかもしれない。日本は自分の考えをそろそろはっきりと言わねばならない。今やトランプがリスクファクターになっており、核のボタンを持たせていいのかとさえ言われている。安倍さんはトランプをうまく誘導するべきだろう。
2017/12/10 TBSテレビ[サンデーモーニング]

元共同通信ワシントン支局長・春名幹男(VTR)
<風をよむ>~対北朝鮮外交~
トランプ政権は大きい戦略がない。狭い視野で徹底的にやってしまう。イスラエルの首都はエルサレムという決定もそうだし、全体的な平和をどのように構築してくのかを考えている節が見えない。日本は独自の外交を考えなければならない。100%トランプ政権と歩調をともにすることが正しいかどうか、少なくとも米国一辺倒を考え直す必要がある。
2017/12/10 TBSテレビ[サンデーモーニング]

元共同通信ワシントン支局長・春名幹男(VTR)
<風をよむ>~対北朝鮮外交~
日米防衛協力のための指針は回を重ねるごとに米軍の日本に対する防衛態勢・防衛の姿勢が後退してきた。徐々に米国の責任を後退させてきている。かつての日米同盟と今の日米同盟は相当、質的に変化してきている。
2017/12/10 TBSテレビ[サンデーモーニング]

福山大学客員教授・田中秀征
緊張朝鮮半島に米国からの声・国連事務次長の訪朝は
縄文時代の木造船かという船だけをみてもあの国の経済の実態とか生活の困窮度がよくわかる。そういう国が背伸びをしている国が、戦争を行えるのか。
2017/12/10 TBSテレビ[サンデーモーニング]

週刊報道LIFEキャスター編集長・松原耕二
緊張朝鮮半島に米国からの声・国連事務次長の訪朝は
国連と対話をしたいと北朝鮮が非公式にもちかけた9月あたりから北朝鮮の姿勢に変化がかすかに出始めている。自分の主張を通すためにロシアに近づいたりし、何らかの外交をしてくるのではないか。
2017/12/10 TBSテレビ[サンデーモーニング]

NPO日本紛争予防センター理事長・瀬谷ルミ子
緊張朝鮮半島に米国からの声・国連事務次長の訪朝は
北朝鮮としてはICBMを確実に完成させるためにある程度時間稼ぎをしたい。心配なのは米国の国内事情の世論に引っ張られ、何らかの決断をし、それに日本が引っ張られる事態。
2017/12/10 TBSテレビ[サンデーモーニング]

元外務事務次官・薮中三十二
緊張朝鮮半島に米国からの声・国連事務次長の訪朝は
今、非常に危ないのは時間的に切迫してきていること。これからの1年間が多分、勝負になる。ICBMの完成前までに米国は手を打たないといけない。北朝鮮には相当経済制裁が効いてきている。そういう中で今、すごい心理戦が行われている。偶発戦争が本当に危惧される。
2017/12/10 TBSテレビ[サンデーモーニング]

週刊報道LIFEキャスター編集長・松原耕二
IOC決定にロシア猛反発・プーチン大統領・個人参加を容認
ひとつ懸念するのは、北朝鮮と、平昌五輪の問題が絡んでくるのではないかということ。北朝鮮は以前に、ソウル五輪前に大韓航空機爆破事件を起こしている。韓国の成功につながる五輪を成功させていいのかということを必ずカードにして使ってくる。その時にロシアが出場しないとなると、そこで何かリンクしてくるのではないか。
2017/12/10 TBSテレビ[サンデーモーニング]

週刊報道LIFEキャスター編集長・松原耕二
米国大統領“首都承認”の背景は・政権中枢に迫るロシア疑惑捜査
エルサレムでは宗教的な熱狂的な儀式を毎週やっていて、ここは絶対に触ってはいけない場所だと現地に行ってみて実感した。トランプ大統領が本気なのかというのはまだわからない部分があるが、テロを引き起こすリスクを増やしただけ。
2017/12/10 TBSテレビ[サンデーモーニング]

元外務事務次官・薮中三十二
米国大統領“首都承認”の背景は・政権中枢に迫るロシア疑惑捜査
この決断を米国はもう引っ込めることはできないが、いつ実際に作るかはもう少し時間をおこうということになるかもしれない。
2017/12/10 TBSテレビ[サンデーモーニング]

元外務事務次官・薮中三十二
米国大統領“首都承認”の背景は・政権中枢に迫るロシア疑惑捜査
日本にとって一番心配なのは、米国に全く外交が不在であることで、国務省の中東のプロが一切(今回の決定に)関係していない。そういう意味では日本にとって大きな問題。
2017/12/10 TBSテレビ[サンデーモーニング]

福山大学客員教授・田中秀征
米国大統領“首都承認”の背景は・政権中枢に迫るロシア疑惑捜査
北朝鮮問題をはじめとする問題がある時期にこういうことを言い出すというのは政治センスを疑う。心配なのは日本の対応で、これを支持するなどというのは論外で、理解できるなどということも絶対に言ってはいけない。これをすると過激なイスラム教徒だけでなく、まともで尊敬すべきイスラム教徒までも敵にまわす。首脳同士の電話の時の対応が一番心配。多少トランプ大統領に不快感を与えたとしても、ここは言うべきことは言った方がいい。
2017/12/10 TBSテレビ[サンデーモーニング]

元外務事務次官・薮中三十二
米国大統領“首都承認”の背景は・政権中枢に迫るロシア疑惑捜査
この決断を米国はもう引っ込めることはできないが、いつ実際に作るかはもう少し時間をおこうということになるかもしれない。
2017/12/10 TBSテレビ[サンデーモーニング]

中央大学法科大学院教授・野村修也
エルサレム・首都認定・米国政権は一枚岩?
支持が下がっているトランプ政権を浮揚させるためにこれだけ国際社会を混乱させるということには納得できない。うしろに控えているペンス副大統領がまさにキリスト教福音派であり、トランプ大統領の後ろからプレッシャーをかけている。
2017/12/09 日本テレビ[ウェークアップ!ぷらす]

読売新聞特別編集委員・橋本五郎
エルサレム・首都認定・米国政権は一枚岩?
政治的な決定の際、考えるべきなのは認めないことによって辛うじて保たれている均衡というのがある。今度の場合、そういうガラス細工をバラバラにするような行動。現状でぎりぎりのところを保つことによってある意味平和が保たれている。これから米国自身が全然力を持てなくなるだろう。
2017/12/09 日本テレビ[ウェークアップ!ぷらす]

キヤノングローバル戦略研究所・研究主幹・宮家邦彦
エルサレム・首都認定・米国政権は一枚岩?
クシュナー大統領顧問がサウジアラビアの皇太子と話をつけていることが、この問題がそんなに大きな問題にならない理由ではないか。今回はクシュナー大統領顧問が主導権を握って決めたのではないかと言われている。
2017/12/09 日本テレビ[ウェークアップ!ぷらす]

キヤノングローバル戦略研究所・研究主幹・宮家邦彦
エルサレム・首都認定・米国政権は一枚岩?
トランプ大統領が国内的利益をあまりにも優先させ過ぎるため、本来の米国の伝統的な外交が優先されなくなってしまったことが一番大きな問題。ユダヤ教徒は米国に600万人いるといわれている。共和党にはあまり投票しないので大した票ではない。トランプ大統領が本当に欲しい票、支持者はキリスト教の右派、エバンジェリカルと呼ばれる福音派。この人々はイスラエルがエルサレムを支配するのだと信じている人達で、3000万人いると言われている。その人々に対する配慮が大きい。今後、いつ起こるかわからないテロに注意が必要。また穏健派のアラブ諸国に危険が及ぶ可能性が出てくる。
2017/12/09 日本テレビ[ウェークアップ!ぷらす]

拓殖大学海外事情研究所特任教授・武貞秀士
飯島勲×古森義久×武貞秀士・北朝鮮の『本意』と中朝関係の『核心』
北朝鮮にとって戦争をしなくても韓国をとれるという唯一のシナリオが核兵器保有。統一に向け南と北が話し合い動き始めれば北朝鮮はワシントンに向けた試験発射などの必要がなくなる。南北統一に向けて進むのに並行して日朝、米朝協議も進める腹づもり。
2017/12/08 BSフジ[プライムニュース]

拓殖大学海外事情研究所特任教授・武貞秀士
飯島勲×古森義久×武貞秀士・北朝鮮「本意」と中朝関係「核心」
今まで北朝鮮人民軍が米国との実戦に備えた形跡はゼロだった。この1年半、機雷を1個も敷設しなかった。人民軍が38度線に東北地域の人民軍を南に下げた形跡も全くなかった。北朝鮮の場合、ジェット燃料とか船舶燃料も3週間、1か月以内に急速に輸入を急ぐということがあるが、それも全くなかった。トランプ政権、前オバマ政権でも北朝鮮が軍事オプションを着実に準備していると判断したことは一度もなかった。
2017/12/08 BSフジ[プライムニュース]

拓殖大学海外事情研究所特任教授・武貞秀士
飯島勲×古森義久×武貞秀士・北朝鮮の『本意』と中朝関係の『核心』
中国は北朝鮮の今の体制は崩壊させない、朝鮮半島での戦争は回避したい。核兵器放棄は優先順位で言えば3番目以下。米国の政策はレジームチェンジしてまでも核兵器を放棄させること。
2017/12/08 BSフジ[プライムニュース]

産経新聞ワシントン駐在客員特派員・古森義久
飯島勲×古森義久×武貞秀士・北朝鮮「本意」と中朝関係「核心」
中国が本気で北朝鮮の核兵器開発、長距離ミサイル開発をやめさせようと思えば物理的にできるにも関わらず、わざと中国が米国に頼まれて、北朝鮮を抑えることができるという印象を作って、いつまでも引き伸ばしているという見方がある。それは中国にとっては2つの利点がある。中国が国際社会の中で善玉を演じられることがまず1点目。もうひとつは米国が無力で中国が指導力を発揮し、米国が中国に頼みに来ているのだという構図を見せつけることにある。
2017/12/08 BSフジ[プライムニュース]

内閣官房参与・飯島勲
飯島勲×古森義久×武貞秀士・北朝鮮「本意」と中朝関係「核心」
最近の調べによると193か国中、北朝鮮と国交のある国は162か国から174か国になり以前より増えている。国交のない国は31か国(韓国、日本、米国含む)から19か国に減っている。その中でフランスは北朝鮮と国交がないことになっているが、調べてみるとピョンヤンとパリにそれぞれの国の代表部を設置していて制裁違反をしている。さらに面白いのはボリビアも近いうち北朝鮮との国交を樹立する。なぜこういう実態が生まれるのかといえば今、世界の地下資源の中で北朝鮮だけに大量に手をつけていない希少金属が26種類も眠っているということがある。
2017/12/08 BSフジ[プライムニュース]

高橋祐介解説委員
エルサレム“首都認定”の波紋
ティラーソン国務長官の影が薄いこともあり、米国の中東政策ではペンスがキーマンとなりそうだ。エルサレム帰属を巡り、過去に何度も大きな衝突が起きてきた。トランプの発表を受け、パレスチナの政治勢力が一斉に抗議行動を呼びかけており、イスラム世界全体に広がる可能性もある。ISなどのイスラム過激派組織がテロを行う恰好の口実となる。米国の緊密な同盟国・日本もリスクを抱えることになる。エルサレムは、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教にとって聖地。過去の悲劇から教訓を学び、細心の注意を払わなければならない問題だが、トランプ大統領はそのことを十分に考えていない。今回の決定は越えてはならない一線を越えた感があり、新たなテロや暴力の連鎖を招き、中東地域を一層不安定にさせるおそれがある。
2017/12/08 NHK総合[時論公論]

安倍総理(VTR)
スクープ日米首脳会談の内幕・対北朝鮮戦略
日本を守るためには米国の協力が絶対的に必要であり、協力をしてくれるのは米国しかいない。トランプ大統領にも日本の憲法上の制約は説明しているので当然理解しているのだろうと思う。
2017/12/07 NHK総合[NHKスペシャル]

前首席戦略官・スティーブンバノン
スクープ日米首脳会談の内幕・対北朝鮮戦略
北朝鮮などを見ればこの地域が危険な時期なのは明らかで、トランプ大統領は「日本は軍事力を徐々に強化していくだろう」と言っている。日本が再軍備を考え始めるのは理にかなっている。
2017/12/07 NHK総合[NHKスペシャル]

キッシンジャー元米国務長官(VTR)
<FLASH>キッシンジャー元米国務長官・北朝鮮の非核化「国際社会の基本的目的に」
北朝鮮の非核化は国際政策の基本的な目標であるべき。北朝鮮が数年後まで米国や中国との対立に直面してもなお核軍事力を保持し続けるならば、核兵器を保有しようとする国が増えるだろう。
2017/12/06 BSフジ[プライムニュース]

元米国国務省日本部長・ケビンメア
トランプ政権“我慢”限界は?海上封鎖の可能性と日本
海上封鎖をするかどうかは、日本の存立にかかわる問題。長く学者的な抽象的議論をしないでほしい。米国は海上封鎖や臨検を単独でも必要があれば米国主導でもやるが、当然日本が参加するものと期待している。
2017/12/06 BSフジ[プライムニュース]

外交ジャーナリスト・手嶋龍一
トランプ政権“我慢”限界は?米国「武力行使」の可能性
海上封鎖というのはほとんど効かないが次のステップに進むための布石であり、それを土台にしてさらに強い措置をとるという意味がある。国際法に照らすと戦争行為であり、かってケネディ大統領は第三艦隊の総力を挙げて海上封鎖を行ったことがあるが臨検という穏やかなキーワードで表現した。米国の呼びかけに応じて戦争行為には至らないが強い措置をということで、韓国の防衛大臣はこれに乗りかけている。これは文在寅大統領の怒りを買っただろう。
2017/12/06 BSフジ[プライムニュース]

外交ジャーナリスト・手嶋龍一
トランプ政権“我慢”限界は?朝鮮国連軍+日韓の枠組み
米国の対北朝鮮政策は明らかに手詰まりになってきている。米国外交は迷走している。先日28兆円というお土産をもらい朝鮮半島で乱を起こすのは困ると中国に押し戻された。米国は10数年間、中東での戦いに突き進み東アジアに巨大な力の空白を作ってしまった、そのつけの支払いを今払わされている。
2017/12/06 BSフジ[プライムニュース]

外交ジャーナリスト・手嶋龍一
トランプ政権“我慢”限界は?米国「武力行使」の可能性
グラム上院議員は全体の局面を極秘の電報も全部読んだ上で発言している。在韓米国人がクリスマス休暇で本国に行ったまま帰ってこないという時には、もしかしたら軍事衝突の兆候があるかもしれないということ。
2017/12/06 BSフジ[プライムニュース]

元米国国務省日本部長・ケビンメア
トランプ政権“我慢”限界は?米国「武力行使」の可能性
演習で米軍が制空権を取ることは簡単なことだということを北朝鮮に見せつけて、もし軍事衝突になれば、必ず数日間で負けるということを、抑止として見せている。抑止だけでなく、本当に軍事衝突になった時のための訓練でもある。
2017/12/06 BSフジ[プライムニュース]

共和党・グラム上院議員(VTR)
米朝武力衝突の可能性「日増しに増大」
韓国に家族を送るのは正気の沙汰じゃない。在韓米軍の家族を国外へ退避させ始める時が来た。
2017/12/05 TBSテレビ[ひるおび!]

共同通信客員論説委員・平井久志
米朝武力衝突の可能性「日増しに増大」
韓国に住んでいる米軍の方々はこれからクリスマス休暇を迎えて本国に帰る人が増えるので、その人達が韓国に戻ってくるかどうかが注目すべき点。
2017/12/05 TBSテレビ[ひるおび!]

国際ジャーナリスト・春名幹男
米国・窮地のトランプ大統領・米朝・軍事衝突・可能性も・・・
ロシアゲートの捜査が進展して、次はクシュナー、トランプジュニアという状況になってきている。これまでのところ2か月おきに強制捜査が行われている。トランプ大統領に対する支持率がさらに下がるようなことがあれば、大統領が求心力を回復するために朝鮮半島危機を利用するかもしれない。そういうことも十分にあり得る。
2017/12/05 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

共同通信編集委員・磐村和哉
「過去最大」米韓軍事演習に反発
北朝鮮は米軍に制空権を握られてしまう警戒感をかなり強く持っている。それを抑え込む力が自分たちにあるのだと見せつけるような行動を起こす危険性がある。米韓合同演習は8日に終わるが、12月9日から金正日死去6周年の17日までの約1週間がきな臭くなる可能性がある。国連の事務次長も今日から平壌に入ると伝えられていて、このまま米国に突っ走らせていると危ないと火消しに動き始めている。それを北朝鮮がどう利用するかに注目。
2017/12/05 フジテレビ[とくダネ!]

サイエンスライター・竹内薫
北朝鮮「火星15型」大気圏再突入失敗か・米国当局分析・複数に分解
北朝鮮の大気圏再突入の技術がまだ確立されていないとも言い切れない。技術はもっているけれども今回はそこが目的ではなくあえて出していない可能性もある。もうちょっと時間があるかなと思っていたが北朝鮮のICBMを完成させていくスピードは早く、ここまでもう脅威が来てしまっている。
2017/12/04 TBSテレビ[ひるおび!]

テレビ朝日コメンテーター・川村晃司
<小松アナ・注目ニュース>中国が持つ北朝鮮の交渉カードとは?
中国が完全に石油を遮断すると、パイプラインの再開が技術的に難しい。さらに多くの中国人が北朝鮮に住んでおり、中朝国境沿いに住む人たちの生活を考えると完全遮断は難しい。また完全に遮断するとロシアからの原油輸入も考えられるので中国とロシアのせめぎ合いという側面もある。
2017/12/03 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

テレビ朝日コメンテーター・川村晃司
<ニュースの核心に迫る!“時事論考”>日本も標的・北朝鮮潜水艦戦略の進化
来年はちょうど北朝鮮建国70年。北朝鮮は「この時に我々は完成した核大国を目指す」としているので、来年のどこかの時点で核大国、完成大国としての宣言を来年行うのではないかと言われている。建国記念日の9月9日前にこの宣言がされてもおかしくはない。核開発の凍結でそれ以降は開発もしないが、実験もしないという形で交渉していくのではないかという説もある。それに米国が乗ってくるのかどうか。ロシアがどのような仲介をするのか。いま北朝鮮はロシアにいろんなアプローチをしていると言われている。
2017/12/03 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

軍事ジャーナリスト・黒井文太郎
<ニュースの核心に迫る!“時事論考”>日本も標的・北朝鮮潜水艦戦略の進化
韓国から出てくる北朝鮮の情報というのはあまりあてにならない。ただ、北朝鮮はこれまで間に合わないだろうというものを次々と実現化しているので侮れない。北朝鮮が労働新聞その他で発表していることにあまりブラフがない。
2017/12/03 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

上智大学総合グローバル学部・前嶋和弘教授
すでに核保有国?問われる米国の北朝鮮戦略
唯一の被爆国である日本が核武装しないといけない状況は、北朝鮮の核が認められた段階ですぐ出てくるだろう。韓国の方にも核武装論がある。これをみて中国も動く。東アジアの安全保障が大きく変わるのがそう遠くない未来になってしまっている。
2017/12/03 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

軍事ジャーナリスト・黒井文太郎
すでに核保有国?問われる米国の北朝鮮戦略
金正恩体制が今後も続くのであれば、北朝鮮は核とミサイルを100発、200発と増やしてくる。その段階で内紛が起きた時などどうするか。そういう不安定な国に核があり、アナーキーな状態になった北朝鮮を前提とすれば日本や韓国が核武装したとしても抑止力にはならない問題が出てくる。
2017/12/03 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

立憲民主党代表・枝野幸男
枝野代表直撃!安倍政権とどう対峙する?
韓国や日本に届くミサイルはもともと北朝鮮は持っていた。今回、米国が非常に強硬なのはそれが米国本土にも届くようなものを開発したからであり、米国の国益にとっては北朝鮮のミサイルが届くような状況はすぐにでも排除したい。もともとミサイルの届く範囲だった日本と韓国にとってはそのことは直接の国益にはつながらないが、米国が攻撃すれば日本も韓国も非常な被害を受けることになる。だから3か国は足並みをそろえる努力をきちっとするべきで、常にそれを確認しながら物事をすすめていかないと米国のために日本がミサイルを撃ち込まれることにつながりかねない。
2017/12/03 BS朝日[激論!クロスファイア]

米国・マクマスター大統領補佐官(VTR)
米国補佐官“北は最大の脅威”
核ミサイル開発を続ける北朝鮮は、米国と世界にとって最大の差し迫った脅威だ。問題を解決しなければ武力衝突にどんどん近づいてしまう。あまり時間は残されていない。
2017/12/03 TBSテレビ[JNNニュース]

龍谷大学教授・李相哲
「新型ICBM」発射・分析・いま北朝鮮で何が…
米国はまずは国際社会を結集して圧力をかける。今度は臨検を含めた海上封鎖。それでも降参しなかったら次なるオプションを米国は用意しているだろう。それがあるからこそ中国とロシアも動いてくれると米国は読んでいる。
2017/12/03 NHK総合[日曜討論]

東京大学教授・小原雅博
「新型ICBM」発射・分析・いま北朝鮮で何が…
中国は北朝鮮が経済的に崩壊することを非常に恐れている。安保理決議の議論でも人道的配慮ということを言っている。中国からすれば、食糧とか石油を止めるということは北朝鮮の崩壊に繋がり、脱北者の増大や、難民が出て来るということが中国自身の国益に影響してくる。中国としては北朝鮮がおかしくならないような状況の中で動いていくしかない。
2017/12/03 NHK総合[日曜討論]

キヤノングローバル戦略研究所研究主幹・宮家邦彦
「新型ICBM」発射・分析・いま北朝鮮で何が…
米国にとって中国は戦略的要素なので北朝鮮よりはるかに大きな問題。米国にとって最大の問題は中国とどう付き合うかということ。
2017/12/03 NHK総合[日曜討論]

龍谷大学教授・李相哲
「新型ICBM」発射・分析・いま北朝鮮で何が…
中国と北朝鮮は最悪の状態に入ったという風に、今、中国の研究者は言っている。陸路の橋を止めて、飛行機も止めて、じわじわと圧力をかけようとしている。
2017/12/03 NHK総合[日曜討論]

東京大学教授・小原雅博
「新型ICBM」発射・分析・いま北朝鮮で何が…
中国は北朝鮮とこれ以上関係を悪くしたくない。中国からすれば中朝関係と非核化の問題は別問題。非核化の問題がうまくいかない中で圧力を強め、制裁を強めていけば、中朝関係はより悪くなると思っている。
2017/12/03 NHK総合[日曜討論]

神奈川大学准教授・佐橋亮
「新型ICBM」発射・分析・いま北朝鮮で何が…
米中関係はものすごい粘り強さをこの1年で見せている。トランプ政権が中国に北朝鮮問題で依存しなくなり、米中関係が破綻するのではないかという見方があるが、全然そんなことはない。粘り強く米国は中国を見ている。中国が動かない可能性はかなり高いが、それでも米国が期待を持ち続けていることは忘れるべきでない。
2017/12/03 NHK総合[日曜討論]

元海上自衛隊司令官・香田洋二
「新型ICBM」発射・分析・いま北朝鮮で何が…
中国・人民解放軍の対米戦略関連部長と定期的に会っているが、『過剰な期待は困る。国連制裁についても中国は完全に履行できない場面はある』と。おそらく例えば石油の全面禁輸というのは、約束と実行が違うということを少なくとも人民解放軍は考えている。
2017/12/03 NHK総合[日曜討論]

神奈川大学准教授・佐橋亮
「新型ICBM」発射・分析・いま北朝鮮で何が…
米国自身は自国に対するICBMを破壊するために地上配備型ミッドコース防衛システムといった44基のミサイルをすでに配備している。それはこの春もすでに実験に成功していて、ある程度の防衛力を持っている。それと同時に事態の進展があまりにもスピード感を持ってきたということで、対応もスピード感を持つべきだという風に米国は考えている。外交ということになるが米朝直接対話を言う方もいるが、今の主流は米中、国際社会、安保理で何をやっていくのかという話。安保理は制裁を次のステージに持っていきたい。その時に1番鍵になるのが中国とロシア。米中はもう少し話し合いをしている可能性があって、今後、次の制裁で中国がどういう風に出てくるのかが注目される。
2017/12/03 NHK総合[日曜討論]

寺島実郎
サウジ・汚職で拘束・前国王の息子を釈放
今年GCCが内部で亀裂を起こし、カタールという国に対するサウジアラビアの国交断絶などということが起こりはじめた。内紛が明らかになってきて、わずか32歳のムハンマド皇太子が、サウジを主導していくことになっているが、根本的問題は脱石油時代が迫っていることがある。つまり今年の夏、欧州も中国もそうだが、電気自動車の時代に目いっぱい舵を切っている。石油に依存して成り立たせてきた国作りが成り立たなくなり始めているからこそ中東でいろいろな問題が起きてきている。時代はエネルギーという問題で確実に前に動いている。
2017/12/03 TBSテレビ[サンデーモーニング]

キヤノングローバル戦略研究所研究主幹・宮家邦彦
「新型ICBM」発射・分析・いま北朝鮮で何が…
北朝鮮は非常に大きなジレンマ、もしくは判断ミスをしているかもしれない。核兵器を作ることによって対話をするんだというが、核弾頭付きのICBMを作ってしまうということは米国に対して攻撃をする能力を直接持てることになる。米国がそれをそのまま受け入れるはずはない。米国に対して攻撃することの抑止を拒否するような国が北朝鮮として存在するのであれば、米国の対応というのは全く今までとは違う。他の核保有国とは違う対応が出てくるかもしれない。
2017/12/03 NHK総合[日曜討論]

龍谷大学教授・李相哲
「新型ICBM」発射・分析・いま北朝鮮で何が…
今回の発射でも北朝鮮の焦りが感じられる。北朝鮮の国内事情も逼迫しているし、早くミサイルを完成させて経済にシフトしたい。これが完成すれば米国と対話するというのは、北朝鮮の一貫した考え方。北朝鮮の労働新聞の発表を注視すべきで、重量級弾頭を装着可能なミサイルだと言っている。先月、韓国の国防総省は、北朝鮮が核兵器の量産態勢に入ったと言っている。米国、世界各国、日本、韓国にとっても時間はあまりない。
2017/12/03 NHK総合[日曜討論]

元海上自衛隊司令官・香田洋二
「新型ICBM」発射・分析・いま北朝鮮で何が…
北朝鮮は核とミサイルの開発を始めた時から、米国に届くICBMを目標にしていた。その原点となったのが旧ソ連の技術。なかなか米国に届くものが出来ないということで比較的新しいロシアとウクライナの技術を盗んで、とりあえず米国に届くものを完成させようとしたのが火星12型、14型。今回、15型で完成した。1発だけじゃダメなので、この先数回の試験発射が必要だろう。
2017/12/03 NHK総合[日曜討論]

神奈川大学准教授・佐橋亮
「新型ICBM」発射・分析・いま北朝鮮で何が…
技術の検証のためにおそらく数回テストがいる。早ければ今後4~6か月でICBMが戦闘態勢に入るといった見方が展開されている。
2017/12/03 NHK総合[日曜討論]

南山大学教授・平岩俊司
「新型ICBM」発射・分析・いま北朝鮮で何が…
核武力が完成したと言葉の上で宣言すれば、これ以上実験をしなくても彼らの目標はとりあえず達成したのだとすればそれを前提にした対話に移行するための準備としての宣言ともとれなくもない。
2017/12/03 NHK総合[日曜討論]

東京大学教授・小原雅博
「新型ICBM」発射・分析・いま北朝鮮で何が…
(中国にとっては)異なる次元に入ったという認識がある。米国にとっては武力行使の必要性、正当性が高まってきた。トランプ大統領の圧力を受けて北朝鮮に対する制裁を強めていけば、緊張状態は38度線から中朝国境の鴨緑江に移ってくる。これは中国の国益を犠牲にして米国の国益を優先するというようなことになってしまい、到底受け入れられないものだが、このまま行くと軍事衝突が起こりかねない。大変な戦略的なジレンマに陥っている。
2017/12/03 NHK総合[日曜討論]

キヤノングローバル戦略研究所研究主幹・宮家邦彦
「新型ICBM」発射・分析・いま北朝鮮で何が…
トランプ大統領が中国に行って、中国に圧力をかけたが、中国はなかなかそれをやる気はなくて、北には特使をレベルの低い人を出した。米中の動きに大きな進展がなかった。それだったらば実験を優先するということでやったんだなという印象。
2017/12/03 NHK総合[日曜討論]

寺島実郎
“森友”廃棄された交渉記録・福田元総理が公文書管理に苦言
官邸レベルの政治が我々の直面する政治状況を作ってしまった。官邸主導でロシア外交が動いた。それが1年経ってどういう成果を生んだかとか、アベノミクスは5年経ってどうだったか。官邸が主導して日銀やGPIFまで動かして、株価を上げる経済にしてしまった。それがもたらしたことをじっくりと重心を下げて考えるべき。本質的な日本の政治の質が問われている。
2017/12/03 TBSテレビ[サンデーモーニング]

寺島実郎
相次ぐ木造船の漂着なぜ?経済制裁下の北朝鮮は
注目すべきは中国の動き。習近平第二期政権の強権化の中で北朝鮮と台湾に対し来年どれだけ力の入れた政策を展開してくるかがある種怖いところ。中国が北朝鮮に軍事介入した場合、自分たちの影響力の範囲にとどめておきたいという風に動く可能性もある。日本は今こそ一歩前に出て、朝鮮半島の非核化に向けて中国や韓国、モンゴルと力を合わせていくということを、今のうちにそれを主張しておかないと、下手をすると統一朝鮮半島が核を持っているみたいな状況に直面することになるかもしれない。
2017/12/03 TBSテレビ[サンデーモーニング]

コリアレポート編集長・辺真一
ティラーソン国務長官“更迭”報道・対北朝鮮政策への影響は
我々はもしかすると米朝対話が始まるのではないかという淡い期待を抱いたが、今回の発射で見事に裏切られた。北朝鮮からすれば満を持して発射した。北朝鮮の主たる敵はソウルでも東京でもなく、米国。ワシントン攻撃を可能にするICBMを手にすることで、対等に米国と交渉できる。北朝鮮はこれから、太平洋上の水爆実験、あるいは火星15号の正常角度の発射、火星13号と火星12号もろもろの発射実験、7回目の核実験を交渉のカードとして、米韓合同軍事演習の中止や制裁の解除を導き出そうという考えを持っている。
2017/12/03 TBSテレビ[サンデーモーニング]

寺島実郎
ティラーソン国務長官“更迭”報道・対北朝鮮政策への影響は
7月にジョンケリーという海兵隊の大将を大統領首席補佐官につけたあたりからトランプ政権は軍事政権化してきた。戦争計画がものすごく具体的になり重心が下がってきた。米国は北朝鮮の反撃能力を削ぐために本気で戦って体制転換までもっていかないといけない。その準備が着々と進んでいるという状況になってきた。ティラーソン国務長官はエクソンモービルのCEOだった人で、ある意味政権の中では一番まっとうな空気を漂わせていた。ジョンケリーがティラーソン国務長官更迭を主導している。この政権が軍事政権化していることだけは間違いない。
2017/12/03 TBSテレビ[サンデーモーニング]

関西学院大学客員教授・元国連職員・大崎麻子
ティラーソン国務長官“更迭”報道・対北朝鮮政策への影響は
北朝鮮は自制しないという姿勢を鮮明に出し、非常に厳しい局面に入っているし、米国もごたごたしている。その中で日本がどう対応していくかが問われている。今月、日本は国連安保理の議長国で、15日は閣僚級会合も主催して北朝鮮の話を中心に非核化の話もしていくということなので、議長国の立場を最大限に活用して、国際的協調体制とか、制裁を各国が確実に履行するよう働きかけるとかをやるべきだろう。
2017/12/03 TBSテレビ[サンデーモーニング]

岸井成格
ティラーソン国務長官“更迭”報道・対北朝鮮政策への影響は
米国に対し核ミサイル大国になるというのは、金正日の遺訓と言われている。フセインやカダフィがやられたのは核を持っていなかったからだというのがその理由。来年がちょうど建国70年で、それまでにやれということだが、それを金正恩委員長が忠実に守っている。
2017/12/03 TBSテレビ[サンデーモーニング]

寺島実郎
ティラーソン国務長官“更迭”報道・対北朝鮮政策への影響は
軍事専門家とか軍事オタクの人たちの議論には注意すべき。弾道ミサイルとなると、飛距離ばかりが議論されるが、ミサイルには制御能力というもう一つ重要な技術が必要で、例えばGPS誘導や、地形照合型誘導技術などを北朝鮮は一切持っていない。そういう意味でもしこれを使えば、その瞬間に北朝鮮という国はつぶれるのであり、使えない兵器という言い方もあり冷静に見るべき。
2017/12/03 TBSテレビ[サンデーモーニング]

外交ジャーナリスト・作家・手嶋龍一
<そもそも論>全米が射程圏内に!北朝鮮・新型ミサイル発射
米国の全土が核ミサイルの射程にすっぽりと入ってしまうと、事態はかなり深刻なことになる。しかし実戦配備に近づいていることは確かで、今後考えられる事態は米国がこの脅威を取り除くために北のミサイル基地をがん細胞に見立てて取り除く「外科手術的空爆」に打って出ること。ICBM発射は北朝鮮にとっても危険な賭けになるが、北朝鮮が韓国・ソウルや在韓米軍に報復攻撃することも覚悟しないといけない。そうなれば朝鮮半島全域が大がかりな戦火に見舞われ、東アジアのサプライチェーンの要である韓国が壊滅的打撃を受けるため、米国はこうした軍事シナリオを最も警戒している。
2017/12/03 日本テレビ[シューイチ]

元国連安保理・対北朝鮮制裁委員・古川勝久(VTR)
「北朝鮮製」発射台の脅威“全米射程”ミサイル量産へ
発射台の数が増えれば増えるほど、ミサイルも増え発射台の数も増える。結局、ICBMの打撃戦力が北朝鮮の国中に拡散することができるので、それを事前に探知し破壊するのは極めて困難になる。
2017/12/03 フジテレビ[新報道2001]

弁護士・野村修也
<朝刊LIVE!!>トランプ大統領の娘婿・ロシア側との「接触指示」か
もしクシュナーがロシア側と接触していたとなると、当時民間人だったので違法行為になる可能性がある。米国には『司法取引』という制度があるので、フリンは今後更に供述をしていくとみられ、クシュナーが厳しい状況に置かれていく可能性がある。
2017/12/03 テレビ朝日[サンデーLIVE!!]

静岡県立大学特任教授・小川和久
北朝鮮のミサイル・どこまで完成してる?
一般的に言えばティラーソンが対話を重視しトランプは超タカ派でありそれを支えているマティス国防長官以下、軍人出身者もタカ派ではないかという見方がある。専門的な立場でいる人は実はトランプ政権というのは安全保障面では歴代政権の中で最も安定したシフトで、共和党主流派の思想を持ち、軍事力を最適な条件で圧力として使うが、外交的に解決していく価値観の持ち主で共通している。 
2017/12/02 BSジャパン[日経プラス10サタデー ニュースの疑問]

防衛問題研究家・桜林美佐
北朝鮮のミサイル・どこまで完成してる?
米国のテロ支援国家再指定は大きい発展。北朝鮮の脱北兵士への攻撃について国連協定違反という映像を出した。米国は北朝鮮攻撃もやむなしといういろいろな積み上げを行っている。先制攻撃に近づける準備が進んでいると言えるが、それをすることで米国にメリットがあるのかどうかという話。今のような状態が続いて入れば日本や韓国は米国の装備を買わないといけない状態が続くことは確か
2017/12/02 BSジャパン[日経プラス10サタデー ニュースの疑問]

中田宏前横浜市長
北が「火星15型」発射・「全米を攻撃」性能は?
米国が北朝鮮の核保有を認めることはないと信じているが、仮に北朝鮮の核保有を認めてしまうと、日本にとって日米関係がまるで変ってしまう。北朝鮮あるいは中国となにかいざこざがあった場合、今までであれば米軍が出てきてくれたが、米国までミサイルが届くとすれば、米国もやすやすと協力できなくなる。そういう局面を迎えている。
2017/12/02 日本テレビ[ウェークアップ!ぷらす]

早稲田大学教授・中林美恵子
北が「火星15型」発射・「全米を攻撃」性能は?
北朝鮮が核を諦めるまで圧力をかけ続け、その後に何が残るかということを考えると結局、軍事行動をするのかしないのかぐらいの選択肢しか残らないと米国では言われている。トランプ大統領が本当に核を凍結のままで交渉に入るのか、軍事的行動に出るのか。
2017/12/02 日本テレビ[ウェークアップ!ぷらす]

金沢工業大学虎ノ門大学院教授・伊藤俊幸
<ひるトク!>映像公開「火星15型」ミサイルとしての能力は
今の段階ではまだロケットであり、ミサイルではない。だからトランプも金正恩をロケットマンと呼んでいる。ロケットができているというだけで、世界はこれをミサイルと認めていない。にも関わらず、金正恩は「ミサイルが完成した」と言い出した。自ら突き付けて凍結を言い出す可能性もあるのではないか。
2017/12/01 TBSテレビ[ひるおび!]

ジャーナリスト・後藤謙次
ミサイル発射映像を公開・日米韓が最注目したのは…
日本政府はトランプ大統領のアジア歴訪でアジアの安全保障環境が変わることを期待していたが、まったく変わらなかったというのが今回の北朝鮮のミサイル発射でわかった。北朝鮮はミサイルの開発を続け、トランプ大統領は再び金正恩委員長を罵るという構図が続いている。ただ、制裁をどんどん強化している中で北朝鮮がどんどん追い詰められているので、時間軸からいうと米国が主導権を握ったのではないかと言われているが、かなりの長期戦を覚悟しないといけない。その中では偶発的な軍事衝突という懸念も消えていない。安倍総理も注意深く見ていくとしているが、具体的方法については何も触れておらず、その辺が日本の非常に苦しいところ。
2017/11/30 テレビ朝日[報道ステーション]

前航空総隊司令官・元空将・福江広明
発射映像&画像を解析・北朝鮮「火星15型」の正体
管制塔とのやりとりから出てくるテレメトリー信号というのが飛翔体が成功するかどうかの重要なデータになる。テレメトリーをやっている間は実験。発射前から信号が断続的に出ていたものが連続的になると、まもなく撃つであろうというサインになる。ただ実戦用のノドンだとかスカッドミサイルからはテレメトリー信号が出てこない。まさに知らない中で撃たれる形になり、後手に回ることになる。今回はテレメトリーを出して各国にお知らせをしているので、いわばPR。
2017/11/30 BSフジ[プライムニュース]

軍事ジャーナリスト・田岡俊次(VTR)
<そもそも総研>緊急特集・米朝戦争が起きたら日本にどんな影響が?
(米朝戦争が起きた場合)北朝鮮は放っておけば自分の国が滅亡するから、自暴自棄になって韓国や日本にも撃ってくる。米軍基地へももちろん撃ってくるが、最大限の破壊効果を与えてやるということで、東京に撃ってくる可能性がかなりある。仮に国会議事堂を日中に狙って攻撃したとすると北は巣鴨、南は大崎、東は錦糸町、西は中野の6キロ、7キロ圏内に被害が出る。特に4キロ圏内は爆風効果も放射線効果もあるので、その中の大部分、昼間だと400万人が死傷する。
2017/11/30 テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]

軍事ジャーナリスト・田岡俊次(VTR)
<そもそも総研>緊急特集・米朝戦争が起きたら日本にどんな影響が?
負けるとわかっていても始まってしまえば北朝鮮は戦争をするだろう。例えば第二次大戦の末期の日本でも戦艦大和が米国に捕獲されるのが嫌で最後の出動をした。湾岸戦争の時のイラクも米軍と戦えば負けるのはわかっていたが、引き下がらなかった。こういう場合負けた方がましだという理屈になる。
2017/11/30 テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]

拓殖大学大学院・武貞秀士特任教授
<トクする!3コマニュース>北朝鮮・新型ICBM火星15型・なぜ今?
『歴史的偉業』という言葉は、米国の軍事介入を阻止するためには自分達は核弾頭を持ち、核攻撃したら危ないぞということを米国に知らしめて戦争を回避し、そのまま平和裏に国交樹立もして素手で韓国をとってしまおうという国家戦略があり、それが完成の段階になったという意味。金日成主席が1948年の建国以来、追求してきた3代続けての金王朝の核開発の最後の日なのだという意味を込めている。国家としての節目の事業を終えたということ。
2017/11/29 TBSテレビ[Nスタ]

岸博幸
<NNNニュース>中継・北朝鮮1「火星15型に成功」“米国全土攻撃可能”と主張
今回は太平洋まで行っておらず、北朝鮮はその辺は自重したが、米国に届くと言っている以上は米国は当然次のステップに行くだろう。それは外交的に追い込むのか、軍事攻撃を含む対応になるのかといったところであり、それをどこかで決めるタイミングが近づいている。
2017/11/29 日本テレビ[情報ライブ ミヤネ屋]

北朝鮮・金正恩委員長(朝鮮中央テレビ)
<NNNニュース>中継・北朝鮮1「火星15型に成功」“米国全土攻撃可能”と主張
今日ようやく“国家核武力の完成”という歴史的偉業が実現した。
2017/11/29 日本テレビ[情報ライブ ミヤネ屋]

共同通信社・元平壌支局長・磐村和哉
北朝鮮・ミサイル発射・軍事挑発・今後も続く?
金正恩は年頭の完成を思い描いてると思う。(年内に)あと1回ぐらいはミサイルを撃つ可能性がある。
2017/11/29 TBSテレビ[ひるおび!]

コリアレポート編集長・辺真一
北朝鮮・ミサイル発射・軍事挑発・今後も続く?
北朝鮮はまかり間違っても正常角度の発射はやめてもらいたい。これを太平洋に向けてやった場合には確実に米国の軍事力行使が現実味を帯びてくる。
2017/11/29 TBSテレビ[ひるおび!]

未来工学研究所・特別研究員・小泉悠
北朝鮮・ミサイル発射・軍事挑発・今後も続く?
現状では日本が北朝鮮に対し先制攻撃能力を持つというのは非常に難しい。日本は米国と連携して防衛能力、抑止能力を強化していく以外ない。
2017/11/29 TBSテレビ[ひるおび!]

ジャーナリスト・青木理
<ショーアップ>なぜ・相次ぐ漂着船・北朝鮮イカ漁船が・・・日本海で違法操業
密航するために流れ着いたのだとしたら、北朝鮮国内で食えなくなって出てきたわけで、まさに難民とも言える。そういう状況の人々が隣国にいるという想像力が必要。同時に例えば軍事行動だとか、北朝鮮の体制が崩壊した場合には一義的に受け入れるのは韓国、中国だが、場合によってはこういう船に乗った万単位の難民が日本にやって来る可能性もある。武力行使の場合はそういうことも想定しておく必要があり、難民が来た場合工作員かもしれないから追い返せなどということはできない。どういうチェック体制をとるのか、どこにいてもらうのか、食事はどうするのかというところまで考えておく必要がある。
2017/11/28 テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]

玉川徹
<ショーアップ>なぜ・相次ぐ漂着船・北朝鮮イカ漁船が・・・日本海で違法操業
流れ着いた船を見ると、とても漁船には見えない。一定の数の工作員が日本に入っている。何か事が起きた時には日本の中で破壊工作をする可能性は捨てきれない。そうなった時に日本は脆弱。やっと原発などの警備も始まったが、今の日本は非常に無防備。
2017/11/28 テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]

テレビ朝日コメンテーター・川村晃司
【大相撲】速報・史上最多40回目の優勝・横綱・白鵬・一夜明け会見
横綱としてあの状況で万歳三唱をするというのは首をかしげる。
2017/11/27 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

東京相撲記者クラブ会友・銅谷志朗
【大相撲】速報・史上最多40回目の優勝・横綱・白鵬・一夜明け会見
日馬富士関と貴ノ岩関を再びこの土俵にあげてあげたいというのは白鵬が決めることではない。相撲協会が判断すること。最後の万歳三唱に至っては全てが解決したわけでもないのにいきすぎ。これに怒っている人がたくさんいる。
2017/11/27 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

萩谷麻衣子弁護士
【大相撲】速報・史上最多40回目の優勝・横綱・白鵬・一夜明け会見
傷害容疑事件ということを軽くとらえている。しかも白鵬は暴行傷害事件の現場に同席していた人物。その場にいて暴行を止められなかったのかという疑問も残るが、まるで他人ごとかのような印象。
2017/11/27 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

テレビ朝日コメンテーター・川村晃司
中国特使と面会せず・金正恩委員長の思惑とは?核・ミサイル開発続行か
中国も北朝鮮もお互いカードを読み切った上での今回の特使の訪朝だった。これだけの格下の人間が特使として親書をもって行ってもおそらく金正恩には会えないだろうと中国も思っていた。チェリョンヘが私が親書を預かりましょうと言った時に、特使は親書を差し出すほかなかったし、北朝鮮側としても会わないというメッセージを中国に出すことができた。北朝鮮は是が非でも米国と直接交渉をしたい。中国もこれは米朝の問題だが、自分たちもやるべきことはやったということを見せるという意味があったし、12月17日の金正日総書記の命日前後に何かをやるということを中国側は止めることはできないという意味合いもあっただろう。
2017/11/27 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

金沢工業大学虎ノ門大学院教授・伊藤俊幸
<ひるトク!>映像公開「火星15型」ミサイルとしての能力は
今の段階ではまだロケットであり、ミサイルではない。だからトランプも金正恩をロケットマンと呼んでいる。ロケットができているというだけで、世界はこれをミサイルと認めていない。にも関わらず、金正恩は「ミサイルが完成した」と言い出した。自ら突き付けて凍結を言い出す可能性もあるのではないか。
2017/12/01 TBSテレビ[ひるおび!]

ジャーナリスト・後藤謙次
ミサイル発射映像を公開・日米韓が最注目したのは…
日本政府はトランプ大統領のアジア歴訪でアジアの安全保障環境が変わることを期待していたが、まったく変わらなかったというのが今回の北朝鮮のミサイル発射でわかった。北朝鮮はミサイルの開発を続け、トランプ大統領は再び金正恩委員長を罵るという構図が続いている。ただ、制裁をどんどん強化している中で北朝鮮がどんどん追い詰められているので、時間軸からいうと米国が主導権を握ったのではないかと言われているが、かなりの長期戦を覚悟しないといけない。その中では偶発的な軍事衝突という懸念も消えていない。安倍総理も注意深く見ていくとしているが、具体的方法については何も触れておらず、その辺が日本の非常に苦しいところ。
2017/11/30 テレビ朝日[報道ステーション]

前航空総隊司令官・元空将・福江広明
発射映像&画像を解析・北朝鮮「火星15型」の正体
管制塔とのやりとりから出てくるテレメトリー信号というのが飛翔体が成功するかどうかの重要なデータになる。テレメトリーをやっている間は実験。発射前から信号が断続的に出ていたものが連続的になると、まもなく撃つであろうというサインになる。ただ実戦用のノドンだとかスカッドミサイルからはテレメトリー信号が出てこない。まさに知らない中で撃たれる形になり、後手に回ることになる。今回はテレメトリーを出して各国にお知らせをしているので、いわばPR。
2017/11/30 BSフジ[プライムニュース]

軍事ジャーナリスト・田岡俊次(VTR)
<そもそも総研>緊急特集・米朝戦争が起きたら日本にどんな影響が?
(米朝戦争が起きた場合)北朝鮮は放っておけば自分の国が滅亡するから、自暴自棄になって韓国や日本にも撃ってくる。米軍基地へももちろん撃ってくるが、最大限の破壊効果を与えてやるということで、東京に撃ってくる可能性がかなりある。仮に国会議事堂を日中に狙って攻撃したとすると北は巣鴨、南は大崎、東は錦糸町、西は中野の6キロ、7キロ圏内に被害が出る。特に4キロ圏内は爆風効果も放射線効果もあるので、その中の大部分、昼間だと400万人が死傷する。
2017/11/30 テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]

軍事ジャーナリスト・田岡俊次(VTR)
<そもそも総研>緊急特集・米朝戦争が起きたら日本にどんな影響が?
負けるとわかっていても始まってしまえば北朝鮮は戦争をするだろう。例えば第二次大戦の末期の日本でも戦艦大和が米国に捕獲されるのが嫌で最後の出動をした。湾岸戦争の時のイラクも米軍と戦えば負けるのはわかっていたが、引き下がらなかった。こういう場合負けた方がましだという理屈になる。
2017/11/30 テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]

拓殖大学大学院・武貞秀士特任教授
<トクする!3コマニュース>北朝鮮・新型ICBM火星15型・なぜ今?
『歴史的偉業』という言葉は、米国の軍事介入を阻止するためには自分達は核弾頭を持ち、核攻撃したら危ないぞということを米国に知らしめて戦争を回避し、そのまま平和裏に国交樹立もして素手で韓国をとってしまおうという国家戦略があり、それが完成の段階になったという意味。金日成主席が1948年の建国以来、追求してきた3代続けての金王朝の核開発の最後の日なのだという意味を込めている。国家としての節目の事業を終えたということ。
2017/11/29 TBSテレビ[Nスタ]

北朝鮮・金正恩委員長(朝鮮中央テレビ)
<NNNニュース>中継・北朝鮮1「火星15型に成功」“米国全土攻撃可能”と主張
今日ようやく“国家核武力の完成”という歴史的偉業が実現した。
2017/11/29 日本テレビ[情報ライブ ミヤネ屋]

岸博幸
<NNNニュース>中継・北朝鮮1「火星15型に成功」“米国全土攻撃可能”と主張
今回は太平洋まで行っておらず、北朝鮮はその辺は自重したが、米国に届くと言っている以上は米国は当然次のステップに行くだろう。それは外交的に追い込むのか、軍事攻撃を含む対応になるのかといったところであり、それをどこかで決めるタイミングが近づいている。
2017/11/29 日本テレビ[情報ライブ ミヤネ屋]

共同通信社・元平壌支局長・磐村和哉
北朝鮮・ミサイル発射・軍事挑発・今後も続く?
金正恩は年頭の完成を思い描いてると思う。(年内に)あと1回ぐらいはミサイルを撃つ可能性がある。
2017/11/29 TBSテレビ[ひるおび!]

コリアレポート編集長・辺真一
北朝鮮・ミサイル発射・軍事挑発・今後も続く?
北朝鮮はまかり間違っても正常角度の発射はやめてもらいたい。これを太平洋に向けてやった場合には確実に米国の軍事力行使が現実味を帯びてくる。
2017/11/29 TBSテレビ[ひるおび!]

未来工学研究所・特別研究員・小泉悠
北朝鮮・ミサイル発射・軍事挑発・今後も続く?
現状では日本が北朝鮮に対し先制攻撃能力を持つというのは非常に難しい。日本は米国と連携して防衛能力、抑止能力を強化していく以外ない。
2017/11/29 TBSテレビ[ひるおび!]

ジャーナリスト・青木理
<ショーアップ>なぜ・相次ぐ漂着船・北朝鮮イカ漁船が・・・日本海で違法操業
密航するために流れ着いたのだとしたら、北朝鮮国内で食えなくなって出てきたわけで、まさに難民とも言える。そういう状況の人々が隣国にいるという想像力が必要。同時に例えば軍事行動だとか、北朝鮮の体制が崩壊した場合には一義的に受け入れるのは韓国、中国だが、場合によってはこういう船に乗った万単位の難民が日本にやって来る可能性もある。武力行使の場合はそういうことも想定しておく必要があり、難民が来た場合工作員かもしれないから追い返せなどということはできない。どういうチェック体制をとるのか、どこにいてもらうのか、食事はどうするのかというところまで考えておく必要がある。
2017/11/28 テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]

玉川徹
<ショーアップ>なぜ・相次ぐ漂着船・北朝鮮イカ漁船が・・・日本海で違法操業
流れ着いた船を見ると、とても漁船には見えない。一定の数の工作員が日本に入っている。何か事が起きた時には日本の中で破壊工作をする可能性は捨てきれない。そうなった時に日本は脆弱。やっと原発などの警備も始まったが、今の日本は非常に無防備。
2017/11/28 テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]

東京相撲記者クラブ会友・銅谷志朗
【大相撲】速報・史上最多40回目の優勝・横綱・白鵬・一夜明け会見
日馬富士関と貴ノ岩関を再びこの土俵にあげてあげたいというのは白鵬が決めることではない。相撲協会が判断すること。最後の万歳三唱に至っては全てが解決したわけでもないのにいきすぎ。これに怒っている人がたくさんいる。
2017/11/27 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

テレビ朝日コメンテーター・川村晃司
【大相撲】速報・史上最多40回目の優勝・横綱・白鵬・一夜明け会見
横綱としてあの状況で万歳三唱をするというのは首をかしげる。
2017/11/27 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

萩谷麻衣子弁護士
【大相撲】速報・史上最多40回目の優勝・横綱・白鵬・一夜明け会見
傷害容疑事件ということを軽くとらえている。しかも白鵬は暴行傷害事件の現場に同席していた人物。その場にいて暴行を止められなかったのかという疑問も残るが、まるで他人ごとかのような印象。
2017/11/27 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

テレビ朝日コメンテーター・川村晃司
中国特使と面会せず・金正恩委員長の思惑とは?核・ミサイル開発続行か
中国も北朝鮮もお互いカードを読み切った上での今回の特使の訪朝だった。これだけの格下の人間が特使として親書をもって行ってもおそらく金正恩には会えないだろうと中国も思っていた。チェリョンヘが私が親書を預かりましょうと言った時に、特使は親書を差し出すほかなかったし、北朝鮮側としても会わないというメッセージを中国に出すことができた。北朝鮮は是が非でも米国と直接交渉をしたい。中国もこれは米朝の問題だが、自分たちもやるべきことはやったということを見せるという意味があったし、12月17日の金正日総書記の命日前後に何かをやるということを中国側は止めることはできないという意味合いもあっただろう。
2017/11/27 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

政治ジャーナリスト・後藤謙次
<「もしもし後藤です」>「大安売り」揺らぐ根拠・検査院が結論…忖度は
自民党幹部は「安倍総理は来月までの国会で終わりにしたいとしている」と話していたが。会計検査院の報告でずさんな処理が明確になってしまった。ただ、この検査はあくまで会計上、価格が適正だったかどうかなので、問題の全容は依然として分かっていない。国会が国政調査権を使い、どこまで解明できるかが焦点となる。とりわけ安倍総理は日ごと「丁寧な説明」とずっと言っているが、我々の「丁寧な説明」とはギャップがある。ここをどういう根拠に基づいて安倍総理が説明をするのか。さらには籠池夫妻らの事件の背後に何があるか。この2つが解明されて初めて全容が解明される。その意味で国会は重要な役割を果たさなければいけない。
2017/11/26 テレビ朝日[サンデーステーション]

防衛大臣・小野寺五典
小野寺大臣直撃!北朝鮮問題と日米同盟
北朝鮮のほとんどの国境は中国に面しているので当然難民もたくさん出てくる。困った問題だが、本気でやってしまえば一番影響を受けるのは自分の国だというところで中国は対応に苦慮していると個人的に思っている。
2017/11/26 BS朝日[激論!クロスファイア]

防衛大臣・小野寺五典
小野寺大臣直撃!北朝鮮問題と日米同盟
大きな誤解がある。今回、トランプ大統領に言われて新しく買うことにした装備はない。長い間、防衛大綱中期防の過程で必要なものをあらかじめどうするかというのをオープンにしている。トランプ大統領になる前から必要だとされていたものばかり。F-35の導入も4、5年前から定期的に何機入るか決まっていた。グローバルホークにしてもオスプレイにしても既に決まっていた。イージスアショアについてももともと検討していた。前から決まっていた話をトランプ大統領から対外的に言ってもらっただけ。
2017/11/26 BS朝日[激論!クロスファイア]

岸井成格
<風をよむ>~“会計検査院”~
森友学園問題では同時に検察の捜査も始まっている。これは結構大変なことで、政府が今まで説明してきたことが全部否定されてしまったわけで、なかなか逃げようがなくなるかもしれない。捜査で何がでてきているかというと、財務省と国交省が共謀して何かやったのではないかという犯罪性。ロッキード事件の時、取材していてなかなか決着しないと思っていたが、結局は贈収賄事件として決着させたということがあった。今回も下手をするとそういう形の決着へもっていくのかもしれない。そうなると総理のご意向に忖度したのかどうかということが国会で解明すべきものすごく重要なテーマになってくる。
2017/11/26 TBSテレビ[サンデーモーニング]

福山大学客員教授・田中秀征
“森友”めぐる会計検査院報告書・野党週明けから追及へ
森友問題に会計検査院が踏み込むのは当然のこと。よくぞここまで存在感を示してくれたなという感じ。岸田政調会長、石破元防衛大臣も物を言い始めたが、これは歓迎すべきこと。どんどん物を言ってもらいたい。
2017/11/26 TBSテレビ[サンデーモーニング]

外交評論家・マサチューセッツ工科大学シニアフェロー・岡本行夫
「テロ支援国家」再指定に・・・米国司令官「核使用に従わず」
戦争を始める権限は米国では憲法上議会にあり、大統領が勝手に戦争を始めることはできない。じゃこの間、シリアにトマホークで攻撃したのはどうなんだという話になるが、限定的な先制攻撃、あるいは挑発的な行動は議会の了承をとるのかどうかは実は曖昧。そうした中で軍人が違法な命令には従わないと言ったことはトランプのような人物に対して大きな抑止力になる。
2017/11/26 TBSテレビ[サンデーモーニング]

岸井成格
金党委員長の最側近を処罰・“沈黙”70日余りの北朝鮮は
一番気になるのはミサイル発射、核実験をいつやるかということだが、専門家の間では年内にもやるのではないかという見方が強い。これを迎撃するのかどうかというすごく難しい判断を迫られることになる。
2017/11/26 TBSテレビ[サンデーモーニング]

フジテレビ上席解説委員・平井文夫
北朝鮮船が次々漂着・ナゾだらけ・8人生存
政権崩壊や軍事衝突によって北朝鮮からの難民が大量に発生する可能性がある。昔、ベトナム戦争の時に日本はベトナムの難民を1万人以上受け入れていたことがあるが、北朝鮮の難民も同じように受け入れていいのかという問題が多分これから出てくる。最近、難民なのかテロリストなのかわからないケースもあり、これは非常に難しい。
2017/11/26 フジテレビ[新報道2001]

ラッパー・ダースレイダー
激論!“強硬”北朝鮮と日米同盟
日本が世界に言って否定されないことは、唯一原子力爆弾を落された国だということ。核兵器禁止という立場なら日本がリーダーシップをとれる。
2017/11/25 テレビ朝日[朝まで生テレビ!]

ジャーナリスト・田原総一朗
激論!中国・習近平国家主席の外交
1965年に初めてソ連に行き、言論の自由が全くないことが分かった。実はそれまではソ連は理想の国だと思っていたが、行ってみて言論の自由が全くなく、考え方が変わった。しかし帰ってきてそれを言うとパージされる。当時は朝日新聞、読売新聞、産経新聞も全部左翼だったから。言論の自由の無い国は発展するはずがない。いつか滅びる。ソ連はゴルバチョフで解体した。習近平国家主席の中国も言論の自由はない。米国はベトナム戦争の時にも学生運動などがあり、言論の自由がある。
2017/11/25 テレビ朝日[朝まで生テレビ!]

拓殖大学・森本敏総長
激論!中国・習近平国家主席の外交
ジョセフナイのかつての考え方はトランプ政権誕生後に変わり、米国のリーダーシップが地に落ちていると言っている。米国の陸軍兵力は傷ついており、そこを再生させないと米国は元には戻らない。トランプは軍拡と言っているが、あれは予算上の問題で、米軍の士気は全然戻っていない。米国はインド太平洋戦略に中国も入れ込んだ形でやろうとしている。
2017/11/25 テレビ朝日[朝まで生テレビ!]

国際政治学者・三浦瑠麗
激論!中国・習近平国家主席の外交
トランプ政権に対する日本の期待値が違っている。米国は本質的に変化をした。トランプ訪中の前にトランプが北朝鮮問題でディールをしてすごいことが起きるかのような期待値が日本にあったが、その期待値は明らかに間違っていたし、日本はこのまま米国についていっても中国に蹴飛ばされ、韓国が離れて終わりということになりかねない。
2017/11/25 テレビ朝日[朝まで生テレビ!]

東京大学大学院・井上達夫教授
激論!中国・習近平国家主席の外交
ヘゲモニーは精神的権威で指導するという意味だが、米国のヘゲモニーの終わりというのがはっきりとしてきた。これまでジョセフナイはヘゲモニーはまだあるとずっと言ってきたが、今、トランプのもとで「米国のソフトパワーは地に落ちた」とまで言っている。中国はそこのヘゲモニーを狙っている。
2017/11/25 テレビ朝日[朝まで生テレビ!]

立憲民主党・福山哲郎議員
激論・米中首脳会談
今回中国はトランプ大統領に最大級のもてなしをした。28兆円の中で中国がボーイングを購入するというのは非常にわかりやすいが、微妙なのは、今まで日米は若干引いて見ていた一帯一路協力に関する契約でシルクロード基金にGEがコミットするという話まで出てきていること。何をやるか不明だが、これに協力する。
2017/11/25 テレビ朝日[朝まで生テレビ!]

拓殖大学・森本敏総長
激論・北朝鮮問題・中国と韓国の関係
米韓首脳会談で韓国は米国に三部政策について全然説明しなかった。文大統領は中国に国賓として招かれている。中国の分断政策はうまくいっている。韓国が中国に飲み込まれている状態が以前よりも強い。
2017/11/25 テレビ朝日[朝まで生テレビ!]

拓殖大学大学院・武貞秀士特任教授
激論・北朝鮮問題・中国と韓国の関係
完全に韓国は中国にしてやられた。10月30日に中韓外交当局者が三部政策といって、THAADミサイルを7基目以降は配備しない、韓国・日本・米国は同盟関係に入らない、米国のミサイル防衛システムの中に韓国は入らないということを合意し、一方的に中国外務省が31日に発表した。慌てて韓国が追認するような形で発表した。そのタイミングはトランプが韓国に到着する1週間前で、米韓が同盟関係を強化することに対して釘を刺してやろうという中国外交の大勝利だった。
2017/11/25 テレビ朝日[朝まで生テレビ!]

東京大学大学院・井上達夫教授
激論・“強硬”北朝鮮と日米同盟
米国に届く核弾頭付ICBMをやめさせるために、米国が北朝鮮を軍事攻撃したとして、北朝鮮の反撃能力を一挙に壊滅させることはできないとジョゼフナイも言っている。北朝鮮は1000基ミサイルを持ち、そのうち短距離スカッドミサイルが400、残り600のうち、テポドン・ノドンが200。相当なミサイルが既に日本を射程に収めている。核弾頭は200もある。これに対する日本の迎撃態勢はイージス艦が6隻から7隻。うち4隻しか迎撃ミサイルを積んでいない。1回につき2発しか出せない。8発全部あたったとしても、北から大量のミサイルを撃たれれば撃ち落とせない。その後のPAC3は35台しかない。1台につき4つで、射程距離が20キロ。これでは日本全体はカバーできない。はっきり言わせてもらえば日本の迎撃態勢はざるである。
2017/11/25 テレビ朝日[朝まで生テレビ!]

笹川平和財団上席研究員・渡部恒雄
「テロ支援国家」再指定・米中朝の“思惑”と“本音”
米国の政権は短い。来年中間選挙があるが、その後はレームダック化すると思われ、いいとこ4年。だから軍事的圧力も組み合わせている。米国の場合成功体験としてあるのはイランに対する金融制裁。トランプ政権には過去の北朝鮮の政策を肌身で経験しているような人が入っていないのでそういう意味ではだからこそ逆にやれるかもしれないと考えているかもしれない。
2017/11/24 BSフジ[プライムニュース]

神田外語大学教授・興梠一郎
「テロ支援国家」再指定・米中朝の“思惑”と“本音”
北朝鮮はデュアルであり、今回制裁されている企業もそうだが、見た目は民用だが実は全部軍事的に転換が可能。外貨を稼ぐ手段としてはアフリカで軍事施設を名義を中国にして北朝鮮が造ることもでき、抜け道がいっぱいある。中国は制裁して懲らしめるふりはしているが、次から次へと抜け道が出てくる。ギリギリの制裁はしているが、東北地方の経済のこともあるし、北朝鮮を完全に締め上げることは基本的にはできないだろう。中国にとっては非常に気持ちのいい経済関係であり、一種の貿易の独占体制なのでみすみす失うことはしない。
2017/11/24 BSフジ[プライムニュース]

共同通信社編集委員・元平壌支局長・磐村和哉
「テロ支援国家」再指定・米中朝の“思惑”と“本音”
北朝鮮は中間選挙以降のトランプ政権の寿命から逆算している可能性もある。実質あと2年もない相手とどこまで本気で向き合うのか。いくら経済制裁をしても結局、北朝鮮は何年でも耐えられる。そういう国家体制を金日成主席の時代からこれまでずっと作り上げてきた。北朝鮮がもっている腕時計は24時間計ではなく24年計。
2017/11/24 BSフジ[プライムニュース]

笹川平和財団上席研究員・渡部恒雄
「テロ支援国家」再指定・米中朝の“思惑”と“本音”
下手をすると北朝鮮の経済はもうだめだと米国人は思いがちだが、今は北朝鮮経済は前よりそこそこ良い。すごいいいわけではないにしても、北朝鮮の人はそれに十分耐えることができる。そのあたりを米国は誤解し続けてきた。
2017/11/24 BSフジ[プライムニュース]

共同通信社編集委員・元平壌支局長・磐村和哉
「テロ支援国家」再指定・米中朝の“思惑”と“本音”
闇で石油は入っている。総量は規制されているだろうが、中国のパイプラインで流れているだろうし海上で移し替えたりしている。船舶の信号を切って北朝鮮の港に入ればわからない。レアアースなどを使い物々交換のような形でやっている。経済が行き倒れないだけの石油は確保できているのではないか。
2017/11/24 BSフジ[プライムニュース]

笹川平和財団上席研究員・渡部恒雄
「テロ支援国家」再指定・米中朝の“思惑”と“本音”
そもそも北朝鮮にここまで核開発をさせてしまったのは米国の政権交代や政権交代しなくても前期と後期でコロコロ方針が変わり一定の圧力や成果を出せなかったことにある。米国はそういう意味でコントロールするのが非常に難しい国。逆に簡単に変わってしまうことがわかっているからこそ日本政府も足並みをそろえている部分もある。米国がぶれることを想定しているから安倍さんが一生懸命にやっている。
2017/11/24 BSフジ[プライムニュース]

笹川平和財団上席研究員・渡部恒雄
「テロ支援国家」再指定・米中朝の“思惑”と“本音”
テロ支援国家とはシリアとか、スーダン、中東のような国々のことであり、実は指定することで軍事援助をやめるとかそういう次元での話だった。だから東アジアでテロ支援国家というのはあまりなじまない。ただ大韓航空機爆破事件というのは世界にとって衝撃的な事件だったので、これはなんとかしなくてはいけないということでレーガン大統領が北朝鮮をテロ支援国家に指定したという経緯がある。
2017/11/24 BSフジ[プライムニュース]

笹川平和財団上席研究員・渡部恒雄
「テロ支援国家」再指定・米中朝の“思惑”と“本音”
日本は米中頭越しということを経験しているので、骨身にしみてそれがあってはならないことだとわかっている。米国もこのあたりをわかっていて、ウォールストリートジャーナルは安倍首相がトランプ大統領を大事に接待した理由の1つに頭越しが怖いからだと書いている。
2017/11/24 BSフジ[プライムニュース]

笹川平和財団上席研究員・渡部恒雄
「テロ支援国家」再指定・米中朝の“思惑”と“本音”
実は北朝鮮の軍事力などというものは非常に弱い。もし何かしら偶発的なことが起きた場合、中国、ロシアとさえ握っていれば、韓国軍の地上兵力だけで実はいけるぐらいで、そこで片づけたいという気持ちも米国には多分ある。そういう中で今のバランスを考えると頭が痛いぐらい悩ましい。
2017/11/24 BSフジ[プライムニュース]

笹川平和財団上席研究員・渡部恒雄
「テロ支援国家」再指定・米中朝の“思惑”と“本音”
トランプ政権には伝統派と反主流派がいる。伝統的な人たち(ティラーソン国務長官、マティス国防長官)は日本などの同盟国を大事にして、北朝鮮に対して圧力をかけるべきだと主張し、パートナーである中国を使い圧力をかけていくべきと考えている。伝統的な人たちはロシアも敵視している。反主流派の前大統領首席戦略官・スティーブバノンらはロシアを取り込もうとしているがロシアゲートがあり、そういう話は堂々とできなくなっている。
2017/11/24 BSフジ[プライムニュース]

笹川平和財団上席研究員・渡部恒雄
「テロ支援国家」再指定・米中朝の“思惑”と“本音”
北朝鮮など小さい国は大国の傍でバランスを取ろうとしている。こうした小国のふるまいはフィンランド化と言って昔、大国ソ連の傍でフィンランドがバランスをとったことがモデルとなっている。そういう中で米国は中国と組むのか、ロシアと組むのかが問われている。冷戦ではソ連と米国の構図の中で中国を自分たちに引き込む為にキッシンジャーとかが努力して、その構図をひっくり返した。
2017/11/24 BSフジ[プライムニュース]

神田外語大学教授・興梠一郎
「テロ支援国家」再指定・米中朝の“思惑”と“本音”
中国は北朝鮮が中国にとってのリスクになるとみている。例えば親米政権になる可能性が一番最悪な状況。ベトナムもかつての関係とは随分違っている。ベトナムは米国と中国を両天秤にかけていたが、小国は大国の利害が合わないことをうまく利用しながら生存してきている。北朝鮮も中国と米国をぶつけ合わせて隙間で生き延びてきた。韓国もある意味同じ。地政学的に中国と地続きの国は数千年の歴史の中で学んでいる。
2017/11/24 BSフジ[プライムニュース]

読売テレビ解説委員・春川正明
漂流・秋田・日本海沖になぜ?「北朝鮮から来た」木造船・男性8人保護
先日、最も練度が高いと言われている板門店でも亡命騒ぎがあったばかり。優遇されていると言われている軍でも非常に厳しい状況になっているのではないかという事態が起きてきている。
2017/11/24 日本テレビ[情報ライブ ミヤネ屋]

ジャーナリスト・東海大学教授・末延吉正
米国が北朝鮮に追加制裁・中国はどうする?
中国が本気の本気で全てを止めているとは思えないが、今のテロ国家再指定と米国の不満ということを考えると先日の米中会談でもお互いにうまくやろうということになっていたので、中国は多少のポーズ、努力はしているということをカードとして米国に見せないといけない。中国も米国も軍事的な行動はとりたくないが、最終的に北朝鮮に核開発を凍結させて、対話に呼び込むシナリオが読めなくなっている。どこまで北朝鮮を追い込めば、北朝鮮を変えられるのかがわからなくなっている。
2017/11/24 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

東海大学教授・金慶珠
米国が北朝鮮に追加制裁・中国はどうする?
圧力を加えれば北朝鮮が核を放棄するという話が日本では当たり前にされているが、国際社会ではそう見る向きはほとんどない。かと言って今の制裁局面で中国は何もしないわけにはいかない。今回の橋を閉鎖するということが特徴的だが、北朝鮮に対する貿易制限を中国は積極的にやっている。先月の北朝鮮の中国に対する輸出額は9000万ドルで去年に比べると6割減っている。先月に比べると4割減っている。中国としても北朝鮮にもある程度プレッシャーはかけている。
2017/11/24 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

ジャーナリスト・後藤謙次
追跡・中朝往来ナゾの貨物船・所有会社はロンドン郊外に
丹東入りしたジャーナリストによると最近も丹東と北朝鮮を行きかう船があるという。今の特徴は海上での物々交換で、北朝鮮からは例えば満載のカニが来て、中国側からはガソリンがいき、海上で連絡を取り合い受け渡しをやっている。北朝鮮側からのリクエストの中にはニンジンとかじゃがいもという根菜類が含まれて来ているといい、かなり北朝鮮側の食糧難が深刻になってきているのではないかという見方も出てきている。一方で中朝貿易に頼っている遼寧省だけが、中国経済の中でGDPがマイナスになっているといい、中国側もこれを完全にシャットアウトするのはなかなか難しい。その中でロシアが虎視眈々と北朝鮮との貿易を狙っている。ロシアの真の目的は対米交渉カードを握ること。米国が強く出たことで、当面米朝会談は遠のいたが、今後中国と接近するのか、米国と接近するのかという2つの選択が北朝鮮にある。その中で日本は沈黙を守りながら、次なる一手を探ることになり非常に難しい立場に置かれている。
2017/11/23 テレビ朝日[報道ステーション]

解説委員・出石直
米中外交合戦・日本はどうすべきか
米国か中国かという時代ではもはやなく、両方大事。政治体制も違う、価値観も違うが、過度に敵視したり、排除しようとするのではなく、両方と協力しながらアジアの平和と繁栄につながるようなシステムを作っていく事が日本やアジアの責任。
2017/11/23 NHK総合[解説スタジアム「“米中新時代”はみえたのか これからのアジアは」]

解説委員・加藤青延
米中外交合戦・日本はどうすべきか
トランプ大統領と習近平国家主席の共通点は信頼できる相手とはうまくやるが、信頼できない相手とはうまくやらないということ。仲良くなれば関係はよくなるという色彩が強い。なので日中関係改善の要は信頼関係を築くことになる。
2017/11/23 NHK総合[解説スタジアム「“米中新時代”はみえたのか これからのアジアは」]

解説委員・伊藤雅之
米中外交合戦・日本はどうすべきか
日本の役割を考えた場合、米国の役割が相対的に低下してきているが、米国の役割を中国が取って代わるわけではない。米国がこれまで言ってきた自由であるとか、人権とか法の支配を日本には言い続ける役割がある。日本は米国の単なる代弁者ではなく、主体性と創造性をもってこの選択肢を増やしていくべき。主体性という意味では米軍の基地負担の軽減に対し米国に対しても物を言うべきだし、拉致問題の解決については日本独自に北朝鮮と対話をしなければならない。アジア諸国との関係をひとつひとつ大切にしていくべき。
2017/11/23 NHK総合[解説スタジアム「“米中新時代”はみえたのか これからのアジアは」]

テレビ朝日コメンテーター・川村晃司
北朝鮮「テロ支援国家」再指定&新たな制裁の波紋
今回の「テロ支援国家」再指定での新たな制裁措置は、このままいっても北朝鮮が核を放棄しないということを見据えて北朝鮮に対し中国にある意味圧力をきちんとかけることを認識してほしいという意味がある。先日トランプ大統領が中国を訪問した時に、習主席との間でもこのままいけば、こういうこと(新たな制裁措置)を考えているということをすでに伝えた。とりわけ外貨を扱っている中国東北部の経済圏というのは北朝鮮を取り込んでいる。すでに国境沿いの丹東銀行には制裁を科しているが、それ以外の企業や人間に対してもアジア・アフリカなど北朝鮮と裏でいろいろな取引をしている国に対して見せしめのような象徴的な意味合いを持っている。
2017/11/22 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

国際ジャーナリスト・春名幹男
<ひるおびハテナ?>北朝鮮を「テロ支援国家」に再指定・なぜ今?最高レベルの制裁は?
金融制裁については日本時間の今日、米国時間の明日に米国財務省が発表する。この中で相当、金融関係の厳しい制裁が明らかにされることになる。結果的に中国の銀行が制裁の対象になりうる。すでに米国としては北朝鮮に対して相当な圧力を加えているので、「テロ支援国家」指定は北朝鮮に対する最大の圧力を継続するという意味合いが強い。米国は本気。
2017/11/21 TBSテレビ[ひるおび!]

共同通信社・元平壌支局長・磐村和哉
<ひるおびハテナ?>北朝鮮を「テロ支援国家」に再指定・なぜ今?最高レベルの制裁は?
2つの意味で北朝鮮に対して効果がある。1つは金融関係の金の流れを完全に封鎖してしまうこと。北朝鮮に対してだけでなく北朝鮮と取り引きのあるすべての国へのプレッシャーをかける。2番目は外交的な面でならず者的なレッテルを貼ることで北朝鮮としても外交的に動く余地が狭まってくるようにすること。
2017/11/21 TBSテレビ[ひるおび!]

共同通信客員解説委員・平井久志
<ニュースの核心に迫る!“時事論考”>米朝対話へ?日本が担うべき役割とは
6か国協議は必要だが実効性がない。北朝鮮にとって米国との関係に進展がないと6か国協議を行うのは困難との立場。
2017/11/19 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

テレビ朝日コメンテーター・川村晃司
<ニュースの核心に迫る!“時事論考”>米朝対話へ?日本が担うべき役割とは
米国は北朝鮮と2国間交渉で問題を解決したいとの意思がある。一方日本は中国へ制裁を強化するよう伝えると同時に独自外交はどれほどやっているか注目している。外務省がこれまで積み上げてきた問題をきちんと北朝鮮に向ける努力が必要。
2017/11/19 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

テレビ朝日コメンテーター・川村晃司
<徹底解説・ニュースの焦点>サウジ拘束事件の背景に激変した石油事情
日本はサウジアラビアの大使を中国と同格のように重視している。これまでも水資源の開発や植林、砂漠の緑化など日本がやってきている。貿易上ではサウジは米国から膨大な量の武器、装備を買っていて米国が最大の顧客としている。日本が何をサウジに輸出していくかが重要。
2017/11/19 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

慶應義塾大学大学院教授・日本エネルギー経済研究所理事・田中浩一郎
<徹底解説・ニュースの焦点>サウジ拘束事件の背景に激変した石油事情
日本の原油輸入量はどんどん減っている。日本経済を見てもサウジアラビアにとって日本は人口減少や内需の伸びしろがなく、それほど大きな期待が出来ない。なのでサウジアラビアが日本に投資するという話も出てこない。日本はサウジにとって大事な客でパートナーだが、期待しているのは実は中国でウエイトは中国に置いているのが現状。
2017/11/19 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

自民党参議院議員・山本一太
トランプ大統領来日で大接待安倍首相・日米蜜月で日本はバラ色に!?SP
今の米国から日本が武器を買う契約というのは、米国政府が企業と交渉してくれているのでそんなに高い値段ではない。米国から高性能な武器を買ったからといって全部米側に行くわけではなく、例えばイージス護衛艦は日本で造っていて、750億円ぐらいある。F35も日本で組み立てている。整備のデポも日本でやるということになるので、米国にお金を払うものの、日本の防衛産業にもまったく利益がないわけではない。
2017/11/19 テレビ朝日[ビートたけしのTVタックル]

エコノミスト・武者陵司
トランプ大統領来日で大接待安倍首相・日米蜜月で日本はバラ色に!?SP
北朝鮮があれだけ武器・ミサイル開発ができるのは中国がバックにいるから。北朝鮮がいろいろなことをやるのもアジアにおいて様々な摩擦が高まるのも、ある意味中国が急激に台頭しているからで、さらに言えば中国の台頭の最大の支援者は米国。米国の対中貿易赤字3500億ドルあるが、米国の赤字全体の50%に相当する。米国のおかげで中国は大変成長したが、中国がこのままいくとあと10年で中国と米国の経済規模が逆転し、中国が世界の覇権をうかがうことになる。今、日米貿易摩擦よりもっと厳しい米中貿易摩擦が、起ころうとしている。表面は穏やかだが、底流では米中の覇権争いが明確に起きている。
2017/11/19 テレビ朝日[ビートたけしのTVタックル]

元外交官・孫崎享
トランプ大統領来日で大接待安倍首相・日米蜜月で日本はバラ色に!?SP
トランプ大統領は北朝鮮の核兵器、ミサイル開発が米国の安全保障に本当の危機であるとは思っていない。むしろ危機を煽ることで日本、韓国に武器を買わせようとしている。
2017/11/19 テレビ朝日[ビートたけしのTVタックル]

エコノミスト・武者陵司
トランプ大統領来日で大接待安倍首相・日米蜜月で日本はバラ色に!?SP
トランプ大統領が就任して米国株は25%上がった。消費者の信頼感も上がった。一方、オバマ政権は経済を相当痛めつけた。トランプというのはメディアではたたかれるが、規制緩和をしたり、税制改革をしたりして経済を良くしてくれる人。ビジネスマンは米国での商売がやりやすくなったと言っている。メディアや理想主義者はオバマがいいと言うが、ビジネスの世界では非常に高い人気があり、ここに明らかに米国の分断がある。
2017/11/19 テレビ朝日[ビートたけしのTVタックル]

寺島実郎
南シナ海巡りASEAN首脳会議・議長声明から消えた「中国への懸念」
米中だけが目立ったASEAN首脳会議だった。ASEANから見た日本というのがものすごく今問われている。中国の拡張主義にも警戒心が高まっているアジア。トランプの米国ファーストにしか興味のない貧相な米国。米国をフォローしているだけの周辺国的存在になっている日本。最も重要なのは国連の核兵器禁止条約にASEANが9か国も参画しているのに日本はどうするのかが見えないこと。成熟した民主主義国家として理念的な指導力が問われている。
2017/11/19 TBSテレビ[サンデーモーニング]

寺島実郎
“加計審議”前文科副大臣が質問・足立議員が「犯罪者」発言
絶対得票率というキーワードがあり、今回の衆院選で自民党が比例区で取った得票は33%。投票率が53%だったので、自民党が取った絶対得票率は有権者全体に対して18%。ところが議席は61%確保している。このギャップが国民と永田町のギャップを生んでいる。今、政治に対する国民の不満のマグマがますます溜まってきている。7月に小池ブームというのがあったが、あっという間に消え去った。維新が60議席ぐらい持っていたが、今回の選挙で一気に地域政党になった。一方でいきなり立憲民主党みたいな党が登場してきたり、マグマがとぐろを巻いている状態。これがどういう方向に行くのかわからなくなってきている。永田町の政治家は国民の意思に誠実に向き合う時。
2017/11/19 TBSテレビ[サンデーモーニング]

フジテレビ上席解説委員・平井文夫
政治家の不正・腐敗なくす策・議員無給は効果あり?
政治家の給料以外に政務活動費とかハイヤー代とか削れるものはたくさんある。この前の都議選である政党が正副議長以外のハイヤー代を廃止する案を出した。では正副議長はいいのかという話になる。都議会議長は別にハイヤーは必要ない。そんなにいそがしくもないしセキュリティ上必要なわけでもないはず。もうちょっと有権者が自分たちの税金を1円たりとも無駄遣いさせないという気迫を持たないと、政治家や官僚はどんどん税金を無駄遣いするだろう。
2017/11/19 フジテレビ[新報道2001]

岸井成格
中国が特使を北朝鮮に派遣・金党委員長の最側近と会談
北朝鮮への制裁がものすごく効いてきていると聞いている。今や北朝鮮にはアフリカでの労働者からの収入しかなくなってきている。そういうような状況になってくると戦うにしても戦う余力がもうないのではないか。そうなると交渉に応じてくる可能性はある。一方で気になるのはトランプ大統領が日本は自分の上空に飛ばされても撃ち落とさないのかと言っているが、最後(次回)に北朝鮮がミサイルを飛ばした場合はトランプは撃ち落とすと思う。そうなるとまったく話は変わってくる。
2017/11/19 TBSテレビ[サンデーモーニング]

コリアレポート・辺真一編集長
トランプ大統領・意外な“つぶやき”沈黙続ける北朝鮮の今後は
12月17日は北朝鮮・金正日総書記の命日で、もしかするとその命日に向けてミサイルを発射し大陸間弾道ミサイルを完成させたという御前報告をするか、米国との対話が再開し米国に対して北朝鮮側の要求をのませたとか外交的な勝利を収めたとかそういう報告をするようになるか。そのどちらかになる。
2017/11/19 TBSテレビ[サンデーモーニング]

寺島実郎
中国が特使を北朝鮮に派遣・金党委員長の最側近と会談
2ヵ月以上動きがない最大のポイントは中国の圧力がものすごくボディに効いていること。11月9日に米中首脳会談があって10日経ったが、そこで中国が北朝鮮に対する圧力強化を確約したということになっている。今回、中国の特使が行ったが、米国は7月から対北朝鮮に対する本気の戦争計画というのをものすごく具体化してきていて、もし何らかの形で軍事衝突が起きれば、北朝鮮は消滅してしまうかもしれない危機になっている。習近平国家主席は共産党大会で力をつけて第二期政権に入って強権化しているが、台湾と北朝鮮に対して何らかの実績をあげることを大きく意識し始めている。
2017/11/19 TBSテレビ[サンデーモーニング]

寺島実郎
中国が特使を北朝鮮に派遣・金党委員長の最側近と会談
こうした中、北朝鮮に対する中国の圧力に関して、面白い変化が起きてきている。米国が先行して南主導の朝鮮半島の統一になるよりも、中国は緩衝材としての北朝鮮を残したいので、戦争になるのであれば、トップを入れ替えてでもグリップしたい考え。今、中国の方が(主体的に)米国より先に軍事行動を起こすぐらいの圧力をかけかねない状況になってきている。経済的圧力の強化でミサイルを廃絶する方向にもっていこうとしている。局面が変わり始めていることを認識しておくべき。
2017/11/19 TBSテレビ[サンデーモーニング]

中部大学特任教授・細川昌彦
中国特使が北朝鮮と協議
中国の本気度はまだクエスチョンマーク。今の北朝鮮の状況は中国にはとても都合のいい状況でものすごく心地がいい。米国から影響力行使を頼まれて、その結果起きていることは台湾問題、南シナ海問題に圧力をかけられずに来ている。中国はやっているポーズをしながらいくのがベストシナリオ。習近平国家主席の国内基盤は強化されたが、北朝鮮問題については非常に微妙。国内で朝鮮半島をどうするかの腹固めがまだできていない。
2017/11/18 BSジャパン[日経プラス10サタデー ニュースの疑問]

国際ジャーナリスト・歳川隆雄
中国特使が北朝鮮と協議
習近平国家主席はトランプ大統領に3月まで待ってほしいと言ったと伝えられている。歴代の中国共産党中央対外連絡部長は中国のベスト25に入る政治局員だが、宋涛部長はベスト25に入っていない。朝鮮労働党・リスヨン副委員長の方は元外務大臣で朝鮮労働党のナンバー2。親書を持っていったとしてもトランプ大統領が期待するようなビッグムーブになるかは疑問。
2017/11/18 BSジャパン[日経プラス10サタデー ニュースの疑問]

グーグル日本法人前社長・辻野晃一郎
<寺島実郎の未来先見塾・週刊寺島文庫>技術革新がもたらした課題
インターネットの時代になって、個人個人の個が解放されて、テクノロジーの力により自分の能力がホーグメントされている。その中で一番大事なのは、自分の想像力、自己責任で自分の発想で自分で行動をすることが非常に大事になっている。米国のような国はある意味、DIYとかハンズオンとかが教育を含めて小さいころからたたき込まれているところがあるのでインターネットの時代に大きく飛躍した。日本は逆で非常に受け身であり、人間をどんどん思考停止状態にもっていくようなところがある。企業研修に行くと人をパターン化してなるべく余計なことを考えないような人達を大量生産している。それがトップダウンで粛々と仕事をする集団を生み出している。一方でそれが創造性を発揮したり、個の自己責任で行動することを非常に疎外している。
2017/11/17 BS11[報道ライブ INsideOUT]

寺島実郎
<寺島実郎の未来先見塾・週刊寺島文庫>技術革新がもたらした課題
戦後日本は産業力で外貨を稼いできた。その仕組みの中では、ある意味従順にその規律の中できちっと動いてくれる人を育てることが一番効果的だった。これからは簡単に言ってしまえば、想像力とかクリエイティビティやイノベーションの時代。そのあたりに光を当てて、自分の頭で考えて、立ち上がる人間を育てていく必要がある。出る杭の芽を持っている人間、それを伸ばしながら地頭で考えさせるべき。シンギュラリティの時代が来ても人間側にコンピュータに対し課題を設定する能力を持っていれば心配ないという人がいるが、課題設定にはクリエイティビティが必要。課題を設定できるようなポテンシャルを持った人間を育てていくことが肝要。
2017/11/17 BS11[報道ライブ INsideOUT]

寺島実郎
<寺島実郎の未来先見塾・週刊寺島文庫>映画「ザ・サークル」
スマホにものすごく依存して生きる時代が来て、便利で効率的だが、便利さの中に埋没し、自分自身で考えたり判断する前にスマホに聞いてみるスタイルが定着してきている。インターネット社会の次にくるものが我々の問題意識だが、これから本当に自分で考えることが大事になってくる。シンギュラリティ、人工知能が人類の知能を超える特異点のようなものが迫ってきていて、まもなく人間が日常的にしている仕事の半分はAiによって代わられとさえ言われている。
2017/11/17 BS11[報道ライブ INsideOUT]

グーグル日本法人前社長・辻野晃一郎
<寺島実郎の未来先見塾・週刊寺島文庫>映画「ザ・サークル」
かねてからハリウッドは、実は米国政府の裏のプロパガンダ的な役割を果たしているのかなと思うぐらい、人類にサブリミナル的に垣間見せるような近未来的な映画、未来予測的な映画をたくさん作ってきた。その流れの中で今回の映画「ザ・サークル」も出てきたと思うが、ソーシャルの本当に行きついた先にいったところの影の部分に対するひとつの警告の題材を扱った映画としては非常に興味深い。Aiに関してはいろいろな人達が警告を出しているが、テクノロジーの進化は誰も止めることはできないので、テクノロジーの進化を人類が人類の幸福のためにどう利用できるかが今後問われる。
2017/11/17 BS11[報道ライブ INsideOUT]

グーグル日本法人前社長・辻野晃一郎
<寺島実郎の未来先見塾・週刊寺島文庫>グーグルの印象と考察
グーグルの第一印象は昔のソニーみたいな会社。若い人中心の職場で非常に活気があり遊びも仕事もフルスイング。マルチでいろんなことができる才能が揃っていて、共通するDNAを感じた。グーグルのコアコンピタンスは検索。ありとあらゆるものを検索可能にする。グーグル以前はYahooによるディレクトリー方式だったが、それでは追いつかなくなり、その後に登場したのがグーグル。世界中の情報を整理しないで必要なものを持ってくるためにあっという間にYahooを凌駕して一気に世界を制覇した。
2017/11/17 BS11[報道ライブ INsideOUT]

グーグル日本法人前社長・辻野晃一郎
<寺島実郎の未来先見塾・週刊寺島文庫>グーグルの印象と考察
グーグルはシンギュラリティの方向に向かっている。かってベル研究所やゼロックスパルアルトリサーチセンターが人類のR&Dセンター的に言われていたが、今やグーグルがR&Dセンター的に全方位的にさらに変節を続けている。アンドロイドはアンディルービンという技術者がもともとベンチャーで開発していたモバイル向けのOSを開発したが、会社ごとグーグルが買収し、最もグーグルに貢献したプラットフォームとなっている。
2017/11/17 BS11[報道ライブ INsideOUT]

寺島実郎
<寺島実郎の未来先見塾・週刊寺島文庫>グーグルの印象と考察
グーグルの登場で誰でもコンピュータをいじれるようになった。ヤフーからグーグルへというところに進化の効果があった。日常的に世話になっているアンドロイドというスマホのOSが世界シェアのナンバー1でここを育て、握っているところにグーグルのたる所以がある。今でも検索エンジンがグーグルのコアビジネスではあるがプラットホームの会社としてどんどん力をつけていったところにグーグルの戦略性がある。そこにもってきて動画配信のYouTubeも傘下に収めて力をつけて、しかもさらにこれが変容しようとしている。
2017/11/17 BS11[報道ライブ INsideOUT]

作家・内閣官房参与・堺屋太一
石井一×堺屋太一×中西輝政・「世相を斬る!」2017秋
日本は中国に対抗していかないと日本は中国に飲み込まれてしまうかもしれない。かつては満州は中国ではなかった。中華文化というのは膨張性がある。
2017/11/17 BSフジ[プライムニュース]

京都大学名誉教授・中西輝政
石井一×堺屋太一×中西輝政・「世相を斬る!」2017秋
びっくりしたのは、北京の故宮で習主席がトランプを迎えたが、これはどうみても昔の中華帝国時代に朝貢つまり属国の元首、使節が来た時に故宮で謁見をしてもてなし、相手が持ってきた朝貢のおみやげよりもはるかにたくさんのおみやげを与えて国に返すということをやっていた。これは事情がわかっている人が見ればすぐにトランプは朝貢したんだということがわかる。中華民族の偉大なる復興は習政権のスローガン。トランプは純金のツボを持ち上げさせられていたが、これもひとつの朝貢的なスタイル。わかっている人間があれを見ればこれはまずいと思ったはず。中国側はうまく演出した。
2017/11/17 BSフジ[プライムニュース]

京都大学名誉教授・中西輝政
石井一×堺屋太一×中西輝政・「世相を斬る!」2017秋
安倍さんは現実主義者の政治家としては評価できるが、理想とする保守政治家でないと考え始めたきっかけが、2015年の70年談話。一番問題にしたい部分は、「1930年代の日本が国際秩序に力で挑戦し、これを侵略戦争で平和を破壊し、戦後はそのことをおおいに反省し、別のタイプの国家になったのだ」と書いていた。この書き方は私が考える安倍さんという政治家とは違ったものだった。安倍さんには侵略戦争を否定してほしかった。日本の保守は歴史観の問題、憲法、皇室の問題で譲れない。
2017/11/17 BSフジ[プライムニュース]

東京福祉大学国際交流センター長・遠藤誉
緊迫の米朝…中国特使に北朝鮮の“対応”は?
米朝首脳会談に関しては一定程度の実現可能性がある。そういう方向に中国がもっていくのではないか。北朝鮮もその方向で対応してくる。安倍総理は1990年代に北朝鮮とは十分に対話をしたが、結局、だまされて失敗しているから今は圧力しかないと言っているが、今はもう状況が違う。まず米中の蜜月があり、これほど北朝鮮にとって怖いものはない。さらに中朝の経済関係が強化されているという状況がある。建国以来、中朝首脳会談が行われていない状況がある。こういう大きな3つの変化があり特使が行き威嚇しながら対話にもっていくということ。
2017/11/17 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

ジャーナリスト・末延吉正東海大学教授
深刻な冷え込み中朝関係・きょう「特使」訪朝へ
日本が一番警戒しているのは、米中が日本の事情を考えずに進むことで、そうしたことがないように安倍総理はトランプ大統領としょっちゅう電話をして意思確認をしている。今回のアジア訪問をみて思ったのは習近平国家主席が皇帝のようにトランプ大統領を迎えて、中国が大国なんだということを見せつけたこと。トランプ大統領も人権問題、南シナ海などで攻撃はせず、2つの大国が並んだ。そういう中で年内に北朝鮮への制裁が相当効いてきて、次のステージに行くと思われるが、動くのは中国。今回、特使を送り、北朝鮮がどういうことを考えているかの確認をしなければ米国との橋渡しはできないため、そのあたりを探りに行くのではないか。
2017/11/17 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

東京福祉大学国際交流センター長・遠藤誉
深刻な冷え込み中朝関係・きょう「特使」訪朝へ
中国は特使を送り、トランプ大統領と金正恩の間の首脳会談ができるところにもっていこうとするだろう。米中首脳会談をやっていた時に習近平国家主席は「中国は北朝鮮問題に対し、対話と交渉による問題解決につとめる」としている。習近平国家主席自ら「交渉する」という言葉をトランプ大統領に伝えた。3つのカードを使って北朝鮮を威嚇し、米中がこんなに仲が良いということを見せつけて北朝鮮に何もさせないというのが中国の秘策。
2017/11/17 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

ジャーナリスト・後藤謙次
米国・トランプ大統領就任から1年・首都の分断と希望
日本にとっては米中首脳会談が期待値が高かっただけに失望の方が大きい。とりわけ日本政府が失望を抱いたのはサンダース大統領報道官がソウルから北京に行く機内の中で旅の終わりに北朝鮮をテロ支援国家に再指定すると決断すると明言していたが、それがなかったこと。その点では大統領は本当に約束を守るのかという疑念を生んだ。テロ支援国家指定は拉致問題とも密接にからむ。トランプは移動するたびにどんどんビジネスマンに変わっていった。結局、お金ということになってしまうとアジア全体が受けるトランプ大統領に対するイメージもがらっと変わってしまう。むしろ日本政府としては大統領がなにをやりたいかの本質がきちっと見えてきていないわけで、もう少し慎重に付き合うことも必要。
2017/11/16 テレビ朝日[報道ステーション]

ジャーナリスト・後藤謙次
米国・トランプ大統領就任から1年・首都の分断と希望
日本にとっては米中首脳会談が期待値が高かっただけに失望の方が大きい。とりわけ日本政府が失望を抱いたのはサンダース大統領報道官がソウルから北京に行く機内の中で旅の終わりに北朝鮮をテロ支援国家に再指定すると決断すると明言していたが、それがなかったこと。その点では大統領は本当に約束を守るのかという疑念を生んだ。テロ支援国家指定は拉致問題とも密接にからむ。トランプは移動するたびにどんどんビジネスマンに変わっていった。結局、お金ということになってしまうとアジア全体が受けるトランプ大統領に対するイメージもがらっと変わってしまう。むしろ日本政府としては大統領がなにをやりたいかの本質がきちっと見えてきていないわけで、もう少し慎重に付き合うことも必要。
2017/11/16 テレビ朝日[報道ステーション]

バノン前首席戦略官(VTR)
米国大統領元側近・バノン前首席戦略官・単独インタビュー
北朝鮮は中国の従属国だ。中国が石油を提供し北朝鮮経済を構築するのに必要なすべてを与えている。米国は中国に強い影響力を持っている。米国は中国企業に制裁することもできるし、中国を世界市場から外すこともできる。米国が中国に圧力をかけ続けることで北朝鮮情勢は成果を得られるだろう。そうすれば日本にとっても良い結果となる。
2017/11/15 NHK総合[ニュース7]

コリアレポート編集長・辺真一
独自・脱北元教授が激白!北朝鮮サイバー部隊の実態
米国のメディア「ボックス」が北朝鮮サイバー部隊の能力は世界7位のレベルだと言っている。相当高い能力を持っていることは間違いない。北朝鮮はサイバー部隊を持っていることを認めていない。海外を拠点に中国などの第三国のホテルだとか、北朝鮮レストランなどを使い今もまだ暗躍している。
2017/11/15 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

テレビ朝日コメンテーター・川村晃司
また「希望の党」に激震・小池都知事・代表を電撃辞任
火の車はもう都政に移っていて、小池さん自身はもう国政どころではない。定数40人の葛飾区議会議員なのにそのうち希望の党から小池さんが公認した候補者は5人のうち1人しか当選しなかった。公明党は9人全員当選した。ここで公明党と都政で協力していかないと予算も通らないが、その公明党は早々と小池知事与党から離れますよと言っている。ますます大変な混乱を都政に生む可能性がある。
2017/11/15 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

テレビ朝日コメンテーター・川村晃司
小池都政にも異変・公明党が「連携解消」か!?
土壇場では公明党に頼んでいかないといけない。“小池劇場”は、公明党の力が国政においても都議会においても侮れないことを証明した。
2017/11/15 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

政治ジャーナリスト・角谷浩一
小池都政にも異変・公明党が「連携解消」か!?
逆に心配なのは小池さんが都知事自体も途中で投げ出すのではないかという不安がある。ここで踏ん張らないと小池さんというのは何だったのかということになりかねない。
2017/11/15 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

希望の党政調会長代理・長島昭久
石破茂×長島昭久・憲法9条改正のあり方
憲法改正より、もっと大事なことがある。核保有の前にやるべきことがある。揃えておかないといけない装備もあるし、ただ米国に言われたから買えという話に乗っていいのか。中身の議論まで入って監督していかないといけない。
2017/11/14 BSフジ[プライムニュース]

元防衛相・石破茂
石破茂×長島昭久・北朝鮮脅威と安保法制
警察権以上自衛権未満のカテゴリーが理論的にはあるというが実際にはそんなことはない。国家主権が侵されているのになぜ警察権で対応するのか警察権で対応出来る部分があるというのであれば法的に説明してもらわないと困る。
2017/11/14 BSフジ[プライムニュース]

東京福祉大学国際交流センター長・遠藤誉
日中首脳会談・習近平国家主席異例の“笑み”に思惑
習主席はなんとしても中国が提唱する一帯一路という大経済圏の中に米国を組み込む。そうすれば中国を頂点とする経済圏に米国、日本が下に入る形になる。今、日米を一帯一路に入れることによって中華民族の偉大なる復興、中国の夢を叶えることができる。それが習主席の微笑みの中に隠されている。
2017/11/14 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

東京福祉大学国際交流センター長・遠藤誉
トランプ大統領・北朝鮮発言の「変化」背景に中国!?
今までは圧力を強めてきたが、実際に周辺国に来てみると中国、韓国、ロシア、どの国も対話と言っていて、トランプ大統領は現地の雰囲気を理解した。習近平国家主席も対話によって北朝鮮の核問題を解決すると言っているので、その中で秘策のようなものをトランプ大統領にもらしたのだろうというふうに考えられる。中国は中朝軍事同盟を破棄するとか北朝鮮に対していろいろなカードを持っている。
2017/11/14 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

東京福祉大学国際交流センター長・遠藤誉
トランプ大統領アジア歴訪・きょう帰国予定
米国と中国が肩を並べて世界の2大巨頭として世界に君臨するという姿を国内外にアピールしたいという習近平国家主席の思いは達成された。そのためにトランプ大統領を皇帝級の扱いにしたり、破格の28兆円の投資協定を結んだりして、トランプ大統領を喜ばせた。トランプ大統領は孫娘のアラベラちゃんに中国語の歌を歌わせて、その映像を人民大会堂における歓迎晩さん会で流したり、習近平国家主席夫妻とトランプ大統領夫妻は家族ぐるみの蜜月関係にあるかのように演出した。実は娘のイヴァンカは根っからの親中派で自分の子供たちに中国語を教えていて家政婦も在米中国人を使っている。そこにキッシンジャーさんが崔天凱駐米大使を使ってイヴァンカを囲い込めと命令し、アラベラちゃんが中国語の歌を歌う展開になった。実は習近平国家主席とキッシンジャーさんは非常に仲がいい。
2017/11/14 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

コリアレポート・辺真一編集長
「友達発言」と日本海に空母3隻・北朝鮮の反応は?
明日で合同軍事演習が終わるが、そうなると空母3隻のうち2隻はひきあげる。北朝鮮も12月17日が金正日の命日を迎える。それまでの間に北朝鮮が念願のICBM発射を成功させてそれを墓前に報告するというシナリオが多分、浮上してくるのではないか。空母撤収後の北朝鮮の行動が、今後の朝鮮半島情勢を読み取るうえで非常に大事なキーポイントになる。
2017/11/13 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

筑波大学教授・中村逸郎
金の命運握る北の“キーマン”プーチン狙いは
実はプーチン大統領のボディガードに特殊部隊がいるが、その部隊を北朝鮮に金正恩のボディガードとしても送っている。金正恩としては自分を安全にほかの国に出してくれる部隊だと思っているが、プーチン大統領の一言ですぐにでも金正恩を暗殺することが可能。プーチン大統領にとって最悪なのは米国や韓国が斬首作戦を実行してしまうこと。
2017/11/13 テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]

テレビ朝日コメンテーター・川村晃司
<小松アナ・注目ニュース>“友情示すなら武器を買え”これがトランプ流の取引外交?
トランプ大統領はディールが目的。日本、韓国にも優秀な装備を買ってもらい、中国では28兆円の契約を行った。大統領というより米国株式会社の会長の役割を成功させた。
2017/11/12 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

国際政治学者・三浦瑠麗
<小松アナ・注目ニュース>“友情示すなら武器を買え”これがトランプ流の取引外交?
今回の日米首脳会談ではこれまでこっそりやり取りしていたような話がトランプ大統領の公式の答えとして出てきてしまう。今後は中国も出てくるし北朝鮮もリスクが高くなり、日本ものらりくらりしていられない。米軍兵士の命という他に代えがきかないものを差し出そうとしている側に、お金を払っていますといっても釣り合わない。
2017/11/12 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

テレビ朝日コメンテーター・川村晃司
<徹底解説・ニュースの焦点>長篠の戦いからシンゴジラまで“米中ロ軍事最前線”
トランプ大統領が横田基地で米軍兵士と自衛隊を前に演説した時にも『米国以上に強力な装備を持つ国はない。米国の装備を持つことが大事』と演説したが、トランプ大統領はビジネスマンでビジネスを優先させるという意味では、日本もある意味買わざるをえないが、長期にわたる契約ということになると、どこかで部品がおかしくなり、それを修正するという時に全て米国政府の許可が必要で、米国の軍産複合体の中に飲み込まれていくという懸念は拭えない。
2017/11/12 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

千葉科学大学客員教授・山下裕貴
<徹底解説・ニュースの焦点>長篠の戦いからシンゴジラまで“米中ロ軍事最前線”
武器を取得する場合にFMS(有償援助調達)というやり方がひとつある。この場合、相手側は米国政府。それからもうひとつ一般輸入調達がある。これは民間会社から買う。この2種類の買い方がある。相手が米国政府か、民間会社かの違い。例えば価格の中に技術援助とかいろいろなものがトータルパッケージされているからFMSの方がかなり高くなる。取得時期がFMSの場合は米国政府の都合で遅れたりする場合があるし、お金も前払いで全額払わなくてはならない。回収にも米国政府の許可がいる。FMSはいろいろな問題点のある契約方式。
2017/11/12 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

千葉科学大学客員教授・山下裕貴
<徹底解説・ニュースの焦点>長篠の戦いからシンゴジラまで“米中ロ軍事最前線”
ロシアはある程度目標を持ちながら極超音速巡航ミサイルを開発している。理論的にはマッハ20近く出せる。技術的な課題がまだ多く残されているのでまだ時間がかかる。極超音速巡航ミサイル兵器の開発は米国、ロシアの科学技術力の見せどころとなっている。こればかりではなく第3のオフセット戦略は情報通信、サイバーなど色々なことをやっている。その中のひとつの分野として、極超音速兵器がある。
2017/11/12 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

千葉科学大学客員教授・山下裕貴
<徹底解説・ニュースの焦点>長篠の戦いからシンゴジラまで“米中ロ軍事最前線”
10発、15発同時に発射された場合に完全に撃ち落とせるかといえば厳しいものがあるし、今の弾道ミサイルのシステムでも将来的に科学技術が発達すれば撃ち落とすことが可能になるかと言えば必ずしもそうともいえない。
2017/11/12 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

テレビ朝日コメンテーター・川村晃司
<徹底解説・ニュースの焦点>長篠の戦いからシンゴジラまで“米中ロ軍事最前線”
トランプ大統領もなぜ日本は撃ち落とさなかったのかと言ったが、北朝鮮が同じような弾道ミサイルを5~6発同時に撃ったとき、どういう対応ができるのか、100%これで大丈夫とは言えない。
2017/11/12 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]

前駐米大使・上智大学国際関係研究所代表・藤崎一郎
北朝鮮・経済…米中首脳会談を読む
米国と中国と日本との関係では、米中関係は基本的には振り子みたいなもの。日本の立場は米中に規定されるわけではなくて、日中関係を作り、日米関係を作っていけばいい話。米国の1番の強みは軍でも経済でもなくて人権、民主主義のチャンピオンであるということ。トランプ大統領はそこを出していない。多くの米国国民はそれが1番強いと思っているので、いずれこれを前に出してくるだろう。それを私共は期待していくしかない。
2017/11/12 NHK総合[日曜討論]

双日総合研究所チーフエコノミスト・吉崎達彦
北朝鮮・経済…米中首脳会談を読む
(中国のGDPは)1人あたり8000ドル、今の水準でもすでにすごいということは強調したい。中国国内の電子商取引はいざとなったらデータを共産党政府に差し出さなければいけないというルールの世界。これがもし世界に出てくるとちょっと困る。TPP11の中に電子商取引のルールが入っているというのは素晴らしいこと。
2017/11/12 NHK総合[日曜討論]

富士通総研主席研究員・柯隆
北朝鮮・経済…米中首脳会談を読む
今回の日中、米中の会談を見て思ったのは、1番大きな変化は日米が大きな方針転換をしたこと。対中国の価値観外交を何も言わない。一方、中国としてもリーダーシップをとっていくが、日米同盟が大きな壁になっているので、それにコミットしていければ中国の外交も大きな成果に繋がるだろうと考えている。
2017/11/12 NHK総合[日曜討論]

元中国大使・宮本アジア研究所代表・宮本雄二
北朝鮮・経済…米中首脳会談を読む
(人権問題などを声高に言わなかったことで)中国国民は米国・トランプ大統領が大好きになった。人権などの価値観を口にしない米国大統領というのは初めて。インド太平洋は非常に良い試みだったと思う。アイデアやコンセプトのぶつかり合いの中で、国際社会がもっと発展していく次の段階に行ける可能性が出てくる。我々は負けずに大いにそういうことを考え発信していく時代に入ったと強く感じる。
2017/11/12 NHK総合[日曜討論]

ジャーナリスト・高橋浩祐(VTR)
<風をよむ>~軍産複合体~
米国は10年に1度くらい非常に大きな戦争を必要とする社会になっている。米国は戦争によってひたすら軍産複合体を肥大化させてきた。この流れはずっと止まっていない。軍需産業は米国の稼ぎ頭であり雇用も支えている。軍産複合体の圧力は政権中枢を動かすぐらい強くなっている。トランプ大統領は日米の同盟関係を強めようと大量の兵器を日本に買わせようとしている。その陰には米国の軍産複合体が恩恵をかなり受けていることを忘れてはならない。
2017/11/12 TBSテレビ[サンデーモーニング]

富士通総研主席研究員・柯隆
北朝鮮・経済…米中首脳会談を読む
対北朝鮮制裁で石炭、石油を止める、これはほとんど効果が現れてこなかった。何が効果が現れてきているかというと金融。北朝鮮は自国以外では送金を中国の国有銀行に頼っていて、これを全部中国が止めた。止めたからこそ今、おとなしくなっている。
2017/11/12 NHK総合[日曜討論]

前駐米大使・上智大学国際関係研究所代表・藤崎一郎
北朝鮮・経済…米中首脳会談を読む
(北朝鮮への対応について米国と中国は)基本的な立場は違うと思うが、制裁決議の全面的で厳格な履行ということを中国のトップが言ったことは重い。これが1番大きな訪問の成果だったのではないか。
2017/11/12 NHK総合[日曜討論]

元中国大使・宮本アジア研究所代表・宮本雄二
北朝鮮・経済…米中首脳会談を読む
中国国内の議論がものすごく進んでいて、今までの北朝鮮政策でいいのかという強い批判、議論が行われていて、北に強くでるべきという議論が優勢になってきている。そういう事を踏まえて習近平国家主席は軌道調整をした。今回の首脳会談で注目したのは、習近平の発言の中の『首脳外交は大いに役に立つ』という部分。首脳外交といえば北朝鮮外交しか思いつかない。習近平が自分でやっているということなので、効果は現場でも出てくるのではないかと思っている。次に北が何かやった時に本当にどこまで中国がさらに強い姿勢をとれるかどうか、それで今回の会談の真価。
2017/11/12 NHK総合[日曜討論]

富士通総研主席研究員・柯隆
北朝鮮・経済…米中首脳会談を読む
28兆円(2500億ドル)の買い付けが発表されたが、中国が米国への投資を増やすという意思表明をする代わりに、中国が進める一帯一路にコミットしてもらいたい。それからAIIBに正式メンバーではなくてもオブザーバーとして入ってほしい。これである程度の合意がなされたというように推察される。
2017/11/12 NHK総合[日曜討論]

双日総合研究所チーフエコノミスト・吉崎達彦
北朝鮮・経済…米中首脳会談を読む
今回の一連の外遊で段々わかってきたことは、トランプ大統領は別に孤立主義でもないし保護主義でもない。単に貿易に対しては積極的だが、米国が損していることが許せない。経済ナショナリズムであって保護主義ではない。
2017/11/12 NHK総合[日曜討論]

東京大学大学院教授・高原明生
北朝鮮・経済…米中首脳会談を読む
中国側からすれば大変成功した会談となった。今年最大の外交行事として十分な準備をし、新米の米国大統領をうまくあしらった。演出もうまくやって、偉大な悠久な歴史を誇る中国の姿を米国大統領にインプレスし、自分たちの国民に対しても堂々と超大国の大統領とわたりあう偉大な指導者としてのイメージを植えつけることができた。
2017/11/12 NHK総合[日曜討論]

双日総合研究所チーフエコノミスト・吉崎達彦
北朝鮮・経済…米中首脳会談を読む
今回の28兆円の巨額商談だが、普通じゃ考えられない規模。それが本当に貿易不均衡の解決に役立つかというと、どうみても中身はない。トランプ大統領としてはその辺までは想定の範囲内で、とりあえず喜んでおいて、本当の不満みたいなことはベトナムでぶちまけた。おみやげはおみやげだがちょっと上げ底で、将来の米中の問題になっていく可能性もある。
2017/11/12 NHK総合[日曜討論]

寺島実郎
米国・トランプ大統領“自国第一主義”中国・習主席“多国間の枠組みが繁栄”
注目すべきなのは先週、2人のスパイによるキムハンソルの暗殺未遂事件があったということを中国が公表したこと。これが何を意味しているかというと、中国が北朝鮮に対し、米国が先制攻撃したり、軍事衝突する前に中国が介入してでも、北朝鮮をグリップするぞぐらいの強権的な姿勢を見せ始めているということ。金融制裁がものすごく効いているから、北朝鮮はミサイルを飛ばしていないが、国を取り替えてでも北朝鮮を中国の思うままに動かす方向にもっていくぞというぐらいの意思表示を中国がし始めている。AIIBにしてもRCEPPにしても米国に入ってくれと、世界をガバナンスしていく力をリードしていくぐらいのスタンスを中国が見せ始めている。
2017/11/12 TBSテレビ[サンデーモーニング]

岸井成格
米国・トランプ大統領“自国第一主義”中国・習主席“多国間の枠組みが繁栄”
米中両超大国がこれから世界を支配するのだという非常に強烈な意思を表明したという感じ。これから日本にとっても非常にやっかいなことになる。少なくとも中国はユーラシア大陸で一帯一路をやっていくのに対しトランプは開かれた太平洋インド戦略。このあたりを全部米中両国で支配しますよという強烈な意思表示で、いちいちいろいろなことでぶっかってくると思う。
2017/11/12 TBSテレビ[サンデーモーニング]

フジテレビ上席解説委員・平井文夫
安倍総理×トランプ大統領・ゴルフで話しがマル秘事項
安倍さんとトランプ大統領はゴルフで米国が北朝鮮を攻撃した場合の日本人の避難について話したということについて裏が取れている。安倍さんは韓国が日本の自衛隊が入ることを嫌がっているので、邦人避難を米軍に便乗させてくれということをトランプに頼んでトランプがそれをOKした。2人とも米国の軍事介入を前提に話をしている。
2017/11/12 フジテレビ[新報道2001]

キヤノングローバル戦略研究所・研究主幹・宮家邦彦
「北朝鮮はカルトの国」米朝・再び緊迫か
鍵は米朝会談ではなく、米中だが、中国と米国で朝鮮半島の将来についてどのような形が望ましいかの合意がない。それがない限り、米国が何をやっても、中国は信じないので北朝鮮に対して圧力をかけることはないというメカニズムが働いている。
2017/11/12 フジテレビ[新報道2001]

岸井成格
トランプ大統領・市場開放求める・防衛装備品の購入も要求
トランプ大統領をどこまで信じればいいのかということが未だに日本の根っこにある。米議会でどうなるのかもまだわからない。意外と日本人は気づいていないが、トランプ大統領が横田基地に到着し、横田基地から立っているということだが普通こんなことはあり得ない。これは主権国家に対して完全に失礼な行為。これでは、日本に来たのではなく、米国国内に来たのに等しい。
2017/11/12 TBSテレビ[サンデーモーニング]

寺島実郎
トランプ大統領・市場開放求める・防衛装備品の購入も要求
トランプにとって最も御しやすい国が日本。娘のイバンカが関わる財団に57億円を拠出し、ハワイでリメンバーパールハーバーという言葉を使い、米国が戦勝国であると思わせるような発言をした。米軍が制空権を持っている横田に降り立ち、フライトジャケットを着て米兵に囲まれているトランプの写真が世界に発信され、これは日本を訪問したのではないという違和感を感じた。
2017/11/12 TBSテレビ[サンデーモーニング]

元外務審議官・田中均
まずは「トランプ大統領×安倍総理」トランプの武器売り込みで
トランプさんというのは物事を衝動的に考えていくのでトランプ自身や側近が貿易赤字を埋めるための最もはやい道は米国が得意とし、他国にはできない武器を売り込むことだと考えてもおかしくはない。サウジでもそれをやったし日本でも韓国でもやった。しかし、それでは米国のこれまでの国防総省や国務省などのこれまでの政策からすれば整合性が合わない。安全保障というのはそれなりに相手と協力をしていくものであり、相手国の感情などもあるので短兵急に武器を買えという話は従来はなかった。日本のような国に武器を買えというのは限界がある。
2017/11/12 TBSテレビ[時事放談]

マーケティングライター・牛窪恵
トランプ・アジア歴訪・中国歓待・28兆円商談も
お互いがビジネスマンという感じがする。安倍さんは政治的な交渉でもっていっているので日米同盟は結婚しようというニュアンスだが、トランプさんと習さんはウインウインの関係でシェアルームという感じ。都合のいい時だけつながろうという感じでそのあたりは割り切っている。
2017/11/11 日本テレビ[ウェークアップ!ぷらす]

読売新聞特別編集委員・橋本五郎
トランプ・アジア歴訪・中国歓待・28兆円商談も
習近平国家主席からすれば28兆円などというのは安い買い物。これによって中華帝国の皇帝、米国と対等なんだということを世界に示すことができた。
2017/11/11 日本テレビ[ウェークアップ!ぷらす]

読売新聞特別編集委員・橋本五郎
トランプ・アジア歴訪・中国歓待・28兆円商談も
朝鮮有事については安倍トランプ間でかなり話しているのではないか。米国はまだきちんとした方針が決まっていない。日本としての要望は突然やられたのでは困るし、そこは自制してもらわないと困るということ。基本認識は北朝鮮が米国を攻撃するという事態は想像しにくい。むしろ米国が北朝鮮を攻撃することが考えられている。その時には日本としてもきちんと備えないといけないし、このあたりの意思疎通はかなりやっているのではない。
2017/11/11 日本テレビ[ウェークアップ!ぷらす]

国際ジャーナリスト・春名幹男
<ひるトク!>中国から28兆円の商談・“巨額土産”の見返りは
実はこれは契約書にサインしたわけでなく覚書にサインしたものに過ぎない。まだ商売は成立しておらず、形だけのものに過ぎない。中国側は米国はこれで喜んでいるであろうと、しかもトランプ大統領がまずかったのは悪いのは米国の歴代政権の方だと失言してしまった。(これ以上)中国を貿易赤字問題で責めないと、これは君たちの成果だと言ってしまった。この失言は米国の新聞では見出しになっているほどの失言。最後の最後の段階で気を許したのか知らないがトランプ大統領は馬脚をあらわしてしまった。
2017/11/10 TBSテレビ[ひるおび!]

キヤノングローバル戦略研究所研究主幹・宮家邦彦
<ひるトク!>中国から28兆円の商談・“巨額土産”の見返りは
中国は悪くないというところがポイントなのではない。トランプ発言は米国のトランプ支持層にあてたものであり、歴代民主党政権が悪かったのだと言っている。
2017/11/10 TBSテレビ[ひるおび!]

上智大学・前嶋和弘教授
<ひるトク!>中国から28兆円の商談・“巨額土産”の見返りは
3470億ドル(38兆円)は中国からトランプ大統領への大きなプレゼントだが、よく考えてみると米国の対中国貿易赤字の中ではあまりにも小さい額。
2017/11/10 TBSテレビ[ひるおび!]

羽鳥慎一キャスター
北めぐり米中が取引?キッシンジャー構想とは
“キッシンジャー構想”とは、中国が金正恩委員長を排除し核を完全放棄させたら、米国は在韓米軍の大半を撤退させるというもの。中国圏を担当しているイバンカの夫・クシュナーにとってキッシンジャーの影響力は大きい。トランプ大統領にも外交指南役としてもアドバイスしている。
2017/11/10 テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]

共同通信社編集委員・太田昌克
北めぐり米中が取引?キッシンジャー構想とは
キッシンジャーは米中国交を回復、ノーベル平和賞もとった。いまだに厳然たる影響力を持っている。“キッシンジャー構想”は中国が主張していることとよく似ている。中国は今米国と北朝鮮に対しダブルフリーズを求めている。北朝鮮の核ミサイル凍結、米国に対し挑発的軍事訓練をやめてほしいと要求している。
2017/11/10 テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]

東京福祉大学国際交流センター長・遠藤誉
トランプ大統領・異例の“皇帝級大待遇”習主席の思惑
日米韓が協力して北朝鮮問題に立ち向かうということになった場合に、韓国と日本が軍事同盟的な存在になっていくことを中国は非常に警戒している。中国が米国に協力する場合に、すでに日本・韓国が軍事的につながっているという状態だけはなんとか避けたい。韓国には日本に対しこれだけの反日感情があるということを中国はトランプに対して韓国に示させた。中国がそういう外交戦略で韓国を裏で操っていたということ。
2017/11/09 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

テレビ朝日コメンテーター・川村晃司
まもなくトランプ大統領・韓国議会で演説
日本の新聞、メディアから見ると韓国でも米韓が完全に一致したというふうに見ている向きもあるが、決してそんなことはない。一致しているところは日本も韓国も米国からの近代的装備を購入するということであり、トランプ大統領がビジネスマンとしてそういう持ちかけをしたことに対して、今の状況下では拒否できなかったところがある。韓国からすれば一番危険なのは韓国海兵隊2名、民間人2名が亡くなった寧辺島砲撃事件があり国境線を挟んでいるだけの自分たちなのであり、日本よりもセンシティブになっている。そういう韓国にトランプ大統領もリップサービスしている面もある。
2017/11/08 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

ジャーナリスト・櫻井よしこ
<言いたい事、聞きたい事>今後の日米関係について
まったく価値観が異なる米国と中国が同盟関係になることはあり得ない。ただ、二大パワーとして共存共栄をはかることはあり得る。その場合日本は谷底に蹴落とされる。そのようにならないために、日本の力をつける必要がある。軍事力がない国は、他国にいいようにされる。
2017/11/07 BSフジ[プライムニュース]

外交ジャーナリスト・作家・手嶋龍一
櫻井よしこ×手嶋龍一・トランプ「米中首脳会談」の展望
米国にとって重要な力は軍事力にとどまらない。基軸通貨ドルを超える理念の自由や民主主義、価値観。レーガン大統領は米国の民主主義に対して、どの政治家よりも自信を持っていた。冷戦では実質的には軍事力ではなく米国の理念が勝利した。レーガンと同じ共和党のトランプ大統領は多くの問題を抱えているが、米国の最大の武器は理念、自由・民主主義であることを認識すべき。
2017/11/07 BSフジ[プライムニュース]

ジャーナリスト・櫻井よしこ
櫻井よしこ×手嶋龍一・トランプ「米中首脳会談」の展望
親中派のキッシンジャー元国務長官が発表した記事には、米中が力を合わせるべきとしている。キッシンジャーはトランプ、またはその家族に会って、この考えを伝えている。そのこともあって、米国ファーストという短期的視点に立ったトランプ大統領が長期的視点に立った習近平の戦略の中に取り込まれることがあると大変。米国が大戦後、世界を引っ張ってこれたのは、是とする大戦略と価値観があったからだが、その2つが今ゆらいでいる。米国は10年20年を長期視点としているが中国は50年100年先の長期視点。米国はしてやられるかもしれないという懸念を抱かざるを得ない。
2017/11/07 BSフジ[プライムニュース]

外交ジャーナリスト・作家・手嶋龍一
櫻井よしこ×手嶋龍一・トランプ「日中韓」歴訪
北朝鮮の問題は短期的には大きな問題だが、中長期では力を背景にした中国の海洋進出が、さらに大きな問題。大きな文脈の中で、開かれた自由なインド太平洋という構想が出てきた。中長期で日本の命運を担うような重要な問題がある。北朝鮮問題だけに目を奪われるべきではない。
2017/11/07 BSフジ[プライムニュース]

ジャーナリスト・櫻井よしこ
櫻井よしこ×手嶋龍一・韓国晩さん会に“元慰安婦”
慰安婦を招いたり、独島エビを出したり、韓国の今の政権はあまりに非常識。文在寅政権の大統領秘書室長・任鐘哲は米国へは入国禁止となっている。彼は北朝鮮にべったりで、韓国の過激派で保守政府転覆のようなことをやってきた。そういう人が政府内に少なくとも何人もいる。
2017/11/07 BSフジ[プライムニュース]

ジャーナリスト・櫻井よしこ
櫻井よしこ×手嶋龍一・韓国晩さん会に“元慰安婦”
文在寅政権は盧武鉉政権の前の金大中政権の流れを継いでいる。盧武鉉が2005年3月に第三士官学校の卒業式の正式スピーチで「韓国は日米韓の南方三角同盟から脱する」と言い、その後に補佐官がその意味を説明し、「韓国は南方三角同盟(日米韓)から脱して北方三角同盟(南北朝鮮と中国)に移る」と言った。このような考え方を持っていたのが盧武鉉で、文大統領はその人の官房長官だった。文大統領はどちらかというと北朝鮮や中国に前のめりになっている。
2017/11/07 BSフジ[プライムニュース]

政治ジャーナリスト・後藤謙次
<「もしもし後藤です」>総理が大統領に提案「あす詳しく話そう」
霞ヶ関カンツリーのクラブハウスで安倍総理としては韓国、中国を訪問するトランプ大統領のアジア歴訪で日本に不利な発言をしてもらいたくないため、振り付けをしたかったはずで、中国に対して強く出てほしいということは必ず安倍総理は言ったはず。中国訪問後その反応を見て、次の日米の方針を決める方向で合意するのではないか。トランプ大統領は東アジアサミットに出るが、そこでもう1回日米首脳会談がもたれ、今回の歴訪について(総括する)会談が行われるというのが日本政府が描いている大まかなシナリオ。金正恩委員長は下手をすれば自らに火の粉が及ぶため、次の一手を出しあぐねている。
2017/11/05 テレビ朝日[サンデーステーション 2時間スペシャル]

笹川平和財団上席研究員・渡部恒雄
トランプ大統領初来日!日米首脳会談の焦点
トランプ政権がもっている理由は景気が良いから。中国側が経済で雇用を増やすようなお土産をくれればトランプ大統領は喜んでしまうのではないか。
2017/11/05 BS朝日[激論!クロスファイア]

テレビ朝日政治部官邸キャップ・藤川みな代
トランプ大統領初来日!日米首脳会談の焦点
安倍総理大臣も中国との接点を強化しようとしている。APECやASEANで習近平国家主席との会談を模索し、年明けには習主席の来日を実現したいと考えている。
2017/11/05 BS朝日[激論!クロスファイア]

インサイドライン編集長・歳川隆雄
トランプ大統領初来日!日米首脳会談の焦点
訪米した麻生副総理に同行した財務省の幹部が、当初予想していた以上の強い姿勢で臨まれて驚いたという。問題は日本ではどうしても自動車と牛肉のことが、大きく取り上げられがち。日本は、米国は市場を開放しもう少し商売をやりやすいようにさせろと要求してくると思っていた。それは全く違う。日本は製薬会社に新薬開発の補助金を政府が出しているが、製薬会社はファイザーなど米国資本の法人がほとんどを占めている。日本は消費税も上げなければいけないので一般会計の歳出をカットするということで補助金打ち止めを言い出している。実はこの補助金を続けて欲しいということを米国は求めている。
2017/11/05 BS朝日[激論!クロスファイア]

インサイドライン編集長・歳川隆雄
トランプ大統領初来日!日米首脳会談の焦点
トランプ大統領の政権、政策をよしとするFOXテレビの世論調査でさえもトランプ大統領に対する支持率が下がっている。ロシアゲートによって法的な訴追とか大統領の地位が脅かされるということはすぐにはないが、ロシアゲートの報道が連日続いた場合、トランプ大統領を支持している共和党のコアの支持層にもボディブローのように効いてきて年末までにさらに支持率が下がるのは不可避だと言われている。
2017/11/05 BS朝日[激論!クロスファイア]

笹川平和財団上席研究員・渡部恒雄
トランプ大統領初来日!日米首脳会談の焦点
ロシア疑惑は、すぐにトランプ大統領の進退につながる問題ではない。ジワジワと色々な証拠があがってきて、モラー特別検察官が情報を集めているが、今どうにかなるというものではない。進退につながる場合は弾劾裁判が設置された場合であり、それは下院で過半数がないと設置されない。それがなければそのまま何も進まないことになる。あるとすれば共和党のかなりの人たちがこの大統領ではだめだと思うか、下院で議席が逆転するかもしれない来年の中間選挙以降の話。
2017/11/05 BS朝日[激論!クロスファイア]

ジャーナリスト・池上彰
徹底解説!北朝鮮の脅威・米国・軍事企業が大儲け?
米国と北朝鮮の関係が悪化して以来、米国の軍事産業の株価がうなぎのぼりとなっている(上昇率:ボーイング44%増、レイレオン22%増、ノースロップグラマン21%増、ロッキードマーチン16%)。
2017/11/05 BSジャパン[未来世紀ジパング 池上彰の世界激変3時間SP 世界を分断する“新たな壁”]

トランプ大統領(横田基地)
トランプ大統領来日・演説で北朝鮮をけん制
米国の兵士と日本の自衛隊が集まっているこの場所ほど、私の訪問を開始するのに相応しい場所はない。日本は米国が数十年にわたってすばらしい関係を持つ重要なパートナー。私が大統領である限り、米国は圧倒的な能力と資金を駆使して常に勝利する。如何なる独裁者、如何なる体制も米国の決意を過小評価してはならない。今回のアジア歴訪でインド太平洋地域の自由で開かれた世界の構築を目指す。
2017/11/05 BS1[BSニュース]

岸井成格
<風をよむ>~米国一辺倒…?~
駆け出しの記者の時に、「日本は絶対、何があっても米国には逆らえないからね、これは宿命だよ。もし逆らったら1日で政権はつぶされちゃうからね」というびっくりするようなことを政府自民党の首脳から言われたことがある。これまでに取材しながらその感覚に近いことを何度も感じた。鈴木善幸さんが総理になった時、「日米同盟には軍事は含まれない」と発言し、米国から言われて善幸批判が起こり一気に潰された。今回は異色中の異色のトランプが出てきた。日本が米国とどう付き合っていくのか、大変な課題を突き付けられた。
2017/11/05 TBSテレビ[サンデーモーニング]

藪中三十二
<風をよむ>~米国一辺倒…?~
今、世界が大きく変わっている。トランプが出てきたことが象徴的。米国ファーストと言っていて、米国民もあまり世界のことをかまうのは嫌だと言っている。日本も今までの米国頼みの一本足打法ではなく三本の柱でやっていくべき。真ん中には日本の柱。軍事力でなく日本の平和力。右側には日米安保。左側にはアジアとの共生で、中国とも共生していかなくてはならない。そういうバランスが大事。日本は正確な立ち位置を持ち、しっかりと平和を作っていくメッセージを出す時にきている。
2017/11/05 TBSテレビ[サンデーモーニング]

東京大学教授・久保文明
トランプ大統領が初来日・いま日米関係を考える
自由で開かれたインド太平洋戦略は日本政府が先に言っていたこと。そこに米国が大きな戦略で乗ってきた。これはこれまであまり無かったこと。大事なのはインドやオーストラリアと一緒に日米4か国でアジア太平洋地域の新しい秩序を作って、中国の行動を4つの国が連帯してある程度食い止めていく、けん制していくというビジョン。トランプ大統領はあまり国際秩序を守ることに触れてこなかったが、日米の政府同士でこういった大きな戦略を打ち上げるのは歴史的にみても画期的なことになる。中国については、北朝鮮に対して強い対応を望みつつ、通商問題では強硬な要求を持ってくる可能性もある。
2017/11/05 NHK総合[日曜討論]

防衛大学校長・国分良成
トランプ大統領が初来日・いま日米関係を考える
今回の韓国、中国への訪問では北朝鮮問題できちんと足並みが揃えられるかどうかが1つの大きな試金石。安倍首相の「自由で開かれたインド太平洋戦略」は中国を想定したもので、中国が国際社会の中でどういう立ち位置をこれから出していくのかが重要。ある程度のラインを日米で作って、これに韓国、中国がどういう風に対応してくるかが注目される。
2017/11/05 NHK総合[日曜討論]

タレント・パックン
トランプ大統領が初来日・いま日米関係を考える
望ましい米中関係について米国国民の心が割れている。トランプ大統領も個人的に迷っていて、中国に対する発言、方針も二転三転している。本当に大きな戦略的外交がスタートするのかどうか、米国のアジアにおける役割はこれからも大きいのか、リーダーシップをとれるのか、あるいは中国にリーダーシップに譲るのか、今回のアジア歴訪でその方針がよりはっきり見えてくるのではないか。
2017/11/05 NHK総合[日曜討論]

早稲田大学教授・リージョンウォン
トランプ大統領が初来日・いま日米関係を考える
米国の大統領が(拉致被害者に)会うということは、拉致問題の意味を米国の政策の中にもインプットするという意味では大きな意味がある。トランプ大統領が拉致問題の解決のイメージという中身をどこまで考えるのか、その点を働きかけるのがポイント。拉致問題の解決は生存者の帰国なので、その点を具体的にどういう道筋で考えるのか、そこに米国はどう絡むのか、その点の踏み込んだ議論をこちらから働きかける場にすべき。
2017/11/05 NHK総合[日曜討論]

東京大学教授・藤原帰一
トランプ大統領が初来日・いま日米関係を考える
抜けがけで米国が北朝鮮との2国間の交渉に応じて、北朝鮮の核兵器の保有をある限度まで認めることがないように日本がトランプ大統領との協力関係を保っていくことは必要。一方で、例えば核弾頭を搭載したミサイルの演習を北朝鮮が行った場合、大気圏内の核実験になるのでこれまでの地下核実験とは性格が異なり、かなり流れが変わることになる。場合によっては自衛権の行使の延長として攻撃しても良いことになるかもしれない。その場合は韓国、中国との関係が大きく揺らぐことになる。この2つの極の間の所でこの紛争を我々がどう打開できるのか。残念ながら日本も韓国も北朝鮮との関係を単独で変える力はなく、それが日本にとって厳しいところ。
2017/11/05 NHK総合[日曜討論]

キヤノングローバル戦略研究所研究主幹・宮家邦彦
トランプ大統領が初来日・いま日米関係を考える
重要なのは短期的なことと中長期的なことを分けること。短期的には北朝鮮で、武力行使の話は細かい議論をしなければいけない。先制攻撃、予防攻撃、北朝鮮が攻めてきた場合の攻撃は全部違う。中長期的には中国が1番大きな問題。北朝鮮問題も米朝関係というよりは米中関係の一部。中国は米国から、より強い圧力を受けることになると思うので、非常に警戒している。
2017/11/05 NHK総合[日曜討論]

防衛大学校長・国分良成
トランプ大統領が初来日・いま日米関係を考える
日米首脳会談では中国の役割について議論するだろう。中国は党大会があって習近平体制が固まってきたが、チャイナファーストと言ってもいいような論調で、大国、強国という言葉がだいぶ踊った。米国が本当に関心を持っているのは北朝鮮ではなくて中国という風に中国も思っている。中国が本当に我々との協力関係を持つのか、日米が今回きちんと議論し、トランプ大統領が中国に行ってどういう態度を示すかが注目点。
2017/11/05 NHK総合[日曜討論]

東京大学教授・藤原帰一
トランプ大統領が初来日・いま日米関係を考える
日米首脳会談での北朝鮮への取り組みはかなり安定した土台がある。ポイントになるのは北朝鮮に対する共同の圧力を強化していくこと。日本、米国だけではなく他の国に働きかけながら、他の諸国の北朝鮮に対する圧力を維持、拡大していく。中国をどこまで誘い込めるのか。中国がどこまでエネルギーなどの制裁を北朝鮮に対して加えるのか。トランプ政権が中国に圧力をかけて中国に期待しながら、まだ十分な成果はならない。日本にとっても他の国にとっても問題なのは米国が一方的に北朝鮮に攻撃を行う可能性。そういうことにならないように各国の協力を高めていこうということになる。一方で、ロシアは北朝鮮問題で米国と離れた行動をとる可能性が高い。
2017/11/05 NHK総合[日曜討論]

防衛大学校長・国分良成
トランプ大統領が初来日・いま日米関係を考える
トランプ政権がどういう形でアジアに向き合うかが示される。オバマ政権の時代はリバランスとかピボットとか言われアジア重視だったが、そうは言いながらも比較的あまりアジアに目が向いていない面が結構あった。今回、トランプ大統領は多国間でのアジアとどう付き合うか、その時のキーは日本になる。
2017/11/05 NHK総合[日曜討論]

キヤノングローバル戦略研究所研究主幹・宮家邦彦
トランプ大統領が初来日・いま日米関係を考える
長い日米の歴史の中で今回のような画期的なものはない。ホワイトハウスは訪問の前に今回のアジア歴訪の目的は3つあると言っている。北朝鮮の非核化、インド、太平洋地域の自由で開かれた状況、公正で相互主義的な貿易。今までトランプ大統領は色々言うことが二転三転したので心配したが、全体としては伝統的な米国の外交政策の流れを汲んでいる。唯一懸念があるとすれば貿易。自由な貿易ではなくてあくまでも公正で相互主義的なということは、80年代の日米貿易摩擦を若干思い出すが、おそらく最終的な目的は中国なので、日本にはそれほどの被害はないかもしれない。
2017/11/05 NHK総合[日曜討論]

岸井成格
韓国情報機関が明かす北朝鮮情報・亡命した元北朝鮮高官の証言
最近、トランプさんは北朝鮮の脅威を言えば言うほど一番脅威を感じるのは日本だというようなことを言っている。それで米国の軍事産業がものすごく活気づいている。つまり防衛システムとかの武器を日本に売りこむチャンスだとみている。トランプさんはビジネスマンとして通商問題以上にこれをやってくるのではないか、ここが要注意。
2017/11/05 TBSテレビ[サンデーモーニング]

元外務事務次官・薮中三十二
<風をよむ>~米国一辺倒…?~
北朝鮮戦略を考えている人がワシントンにはいない。国務省はからっぽで、決定するのがトランプだけとなると余計心配になる。今回のアジア訪問は安倍さんと習近平国家主席が大事。安倍さんはトランプさんの懐に入っていったのはよかったが、今回は相当耳の痛いことも言わないといけない。本格的な議論をしないといけない。中国とトランプはそれをやる。トランプは強い人が好きなので習近平国家主席を尊敬しているように見える。ここは安倍さんもしっかりと北朝鮮への戦略を教育するぐらいのことがあってもよい。
2017/11/05 TBSテレビ[サンデーモーニング]

自民党・政調会長代理・山本一太
トランプ大統領・アジア歴訪・緊迫・北朝鮮情勢どうなる
北朝鮮の核実験後、2日半で3回トランプ大統領と電話首脳会談をやった。今まで日本の総理で2日半で米国の大統領と3回も首脳会談をやった総理はいない。その後、18回会っているプーチン大統領に電話をし、文大統領にも電話した。首脳間の信頼関係というものはこれから北朝鮮政策を考えていく上でものすごく大事になってくる。
2017/11/05 フジテレビ[新報道2001]

元駐中国日本大使・宮本雄二
30日:トランプ大統領アジア歴訪目前・日米中の“対北朝鮮シナリオ”
習近平国家主席が毛沢東、トウ小平について新しい時代の新しい指導者だと国民に対して宣言して最初に、迎える外国の賓客が米国の大統領だったということに大きな意味がある。
2017/11/04 BSフジ[プライムニュースSUPER]

武者リサーチ代表・武者陵司
<一刀論断>日米首脳会談~トランプ大統領の思惑は?~
中国の異常な高度経済成長が可能になったのは猛烈な対米黒字が積み上がったから。二国間貿易交渉の最大のターゲットは中国であり、本質的な狙いは覇権争い。
2017/11/04 BSジャパン[日経プラス10サタデー ニュースの疑問]

武者リサーチ代表・武者陵司
<一刀論断>日米首脳会談~トランプ大統領の思惑は?~
米国にとって譲れない一線は核保有の北朝鮮を認めることができないということ。それをすると核が拡散する。マクマスターも言っているように中国に対する圧力もこの一点にある。北朝鮮が持てば日本も核武装する。アジア全域が中国も望ましくないとする軍事的対立の構図に入ってくる。
2017/11/04 BSジャパン[日経プラス10サタデー ニュースの疑問]

東京大学教授・久保文明
<一刀論断>日米首脳会談~トランプ大統領の思惑は?~
米国政府の中で戦略を考えている人たちの間では中長期的に中国をどうみていくのかというのがアジア歴訪のひとつの大きなテーマ。インドやオーストラリアを巻き込んだ形で中国が提示している一帯一路とは違った形の将来像をこの地域に提示していくことが非常に重要。
2017/11/04 BSジャパン[日経プラス10サタデー ニュースの疑問]

NNN・井上幸昌記者
緊張のアジア歴訪・“武力行使”説明は
米国政府高官によればトランプ大統領の演説は米韓の友情を祝い、国際社会に北朝鮮の圧力を最大限強めるよう呼び掛ける場になるとしているが、この演説を受けて、北朝鮮がどういう反応をしてくるのか警戒する必要がある。米中首脳会談では中国独自の北朝鮮への制裁を迫るのは確実で、巨額な対中貿易赤字の解消に向けた要求にも注目が集まる。ある日米関係筋によると、ホワイトハウスに北朝鮮を攻撃するなら早い方がいいという声が強まっているという。ほぼ同じタイミングで米朝関係筋は以前はあり得ないと思っていた軍事衝突が起こるのではないかという印象がでてきたとしている。このあたりの温度感、感触をトランプ大統領は習主席に伝えるのではないかとみられている。
2017/11/04 日本テレビ[ウェークアップ!ぷらす]

国際政治学者・三浦瑠麗
ネット時代の本音・保守化傾向の核心
自民党に対する支持が野党に対するアンチなのか、自民党の現状を肯定しているのかというと、その両方が混ざっている。日本の保守を割るのは、やってみたら難しかった。日本はまず護憲か改憲でイデオロギーが分かれている。ほかの論点は利権バッシングしかない。利権バッシング以外で保守を割ることは難しい。90年代からの失敗の歴史を見ると、保守だとすると自民党しか選択肢がないという日本社会のあり方そのものが反映されているのではないか。いまの若者は何で投票していいのか分からない。だがとりあえず、9条死守ではないから、自民党に入れてしまう。北朝鮮が怖いから入れてしまう。深く考える選択肢も与えられていない。
2017/11/03 BSフジ[プライムニュース]

国際ジャーナリスト・春名幹男
ヘイリー国連大使「国務長官」就任の可能性は?
ヘイリー国連大使がティラーソン国務長官の後任になる可能性は十分ある。彼女はインド系でサウスカロライナ州の知事をやっていた。昨年の大統領選挙ではトランプに対して批判的なことを言ったが、彼女は共和党のホープなので政治家として成長していくのは間違いなく、議会との関係もトランプは重視しなくてはならない。ティラーソン国務長官は国務省の中でも非常に人気がなく仕切ることができない。1年でやめるとつぶやいたこともあるため、おそらくヘイリー国連大使を中心に後任を決めていく可能性が十分にある。
2017/11/03 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

テレビ朝日コメンテーター・川村晃司
田原総一朗が斬る!総理の“悲願”「憲法改正」
安倍総理はあえて2項を残して3項という形でと言ったことが、自民党の中でも波紋を広げている。石破氏は「自民党の憲法改正草案に沿うべきで、いきなり3項を付け加えるのはよくない。2項はどうするんだ」と言っている。昨日の高村副総裁の発言で2項は残しても3項できちんと安倍総理の提案を、議論するのはいいじゃないかとして、どうも自民党内部の流れは全体的に安倍総理の言うことを支持していく状況になっており、石破氏の発言が孤立している。鍵は公明党がどこまでブレーキをかけられるかということ。
2017/11/01 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

ジャーナリスト・田原総一朗
田原総一朗が斬る!総理の“悲願”「憲法改正」
危ないのは衆参で3分の2を取り、強引に憲法改正の国民投票に持っていった場合で、国民はノーという声が多いと思う。ノーと言われたら安倍内閣崩壊だけではなく、大変な問題になる。
2017/11/01 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

外交ジャーナリスト・作家・手嶋龍一
支持率史上最低38%トランプ大統領・北への対応
38%というトランプ大統領の支持率は米国大統領の支持率としては非常に低いが、このことは日本にとって支持率を回復するためにトランプ大統領が力の行使に踏み切るという危険性につながる。力の行使をすれば必ず支持率は上がることになる。ただこのことをよく知っており、強硬な方法は支持しないという米国の有権者も多い。日米首脳会談ではまさしく米国ファーストということで、トランプ大統領が米国にとっては良いが、日本にとってはあまり利益でない妥協策(北朝鮮に長距離弾道ミサイルの開発のみを凍結させる)などに踏み込んでくる可能性があり、日米同盟に大きな亀裂が入る可能性がある。安倍総理はこれを何としても防がなければならない。
2017/10/31 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

外交ジャーナリスト・作家・手嶋龍一
ロシア疑惑「ウォーターゲート疑惑」との類似性
弾劾裁判に進む可能性がある。ウォーターゲート事件も最初は些細な盗聴侵入事件だった。最終的なターゲットが富士山の頂上だとすると最初の段階では1合目か2合目だったが、途中でミッチェル前司法長官が選挙の資金を秘密に管理していたことが突破口になった。今回は最側近の選対本部長の身柄を捕られたので、すでに8合目まで来ている。これにトランプ大統領は相当強い危機感を持っている。このような側近を守るためにFBIにトランプ大統領が司法妨害をしていたのかどうかが最大の焦点で、その証拠固めにミュラー特別検察官が全力をあげている。
2017/10/31 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

テレビ朝日コメンテーター・川村晃司
急転・ロシア疑惑・容疑者を拘束?トランプ大統領「魔女狩りだ」
アジア歴訪を控えて早くこの問題が消えてしまってほしいとトランプ大統領はいらついている。実際に記録が残っているということが非常に大きい。とりわけマナフォート氏の場合には、ウクライナ・ヤヌコビッチ政権の時に最低限20億円ぐらいが支払われたという記録がきちっと台帳に残っている。その金は何に使われたのか。マナフォート氏は事実上トランプ氏の全部の選挙を仕切っていた選挙対策責任者。選挙にもそういうお金がロシアから流れて使われていたということになると、ロシアが米国の大統領選挙にかなり深く関与していたことにもなりかねない。
2017/10/30 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

国際ジャーナリスト・春名幹男
急転・ロシア疑惑・容疑者を拘束?トランプ大統領「魔女狩りだ」
おそらくマナフォート元選対本部長、あともうひとりぐらい拘束されるのではないかというのがウォールストリートジャーナルで報道されている。カーターペイジという、トランプ氏の選挙対策本部で外交安全保障問題のアドバイザーをしていた人物も犯罪を構成していると想定されている。マナフォート氏はウクライナ政府から大統領の座を追われロシアに住んでいるヤヌコビッチ氏と非常に関係が深く、ヤヌコビッチ氏のロビイストのような活動をしていた。マナフォート氏はヤヌコビッチ氏から巨額の金をもらって申告していない。
2017/10/30 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

テレビ朝日コメンテーター・川村晃司
田原総一朗が斬る!総理の“悲願”「憲法改正」
安倍総理はあえて2項を残して3項という形でと言ったことが、自民党の中でも波紋を広げている。石破氏は「自民党の憲法改正草案に沿うべきで、いきなり3項を付け加えるのはよくない。2項はどうするんだ」と言っている。昨日の高村副総裁の発言で2項は残しても3項できちんと安倍総理の提案を、議論するのはいいじゃないかとして、どうも自民党内部の流れは全体的に安倍総理の言うことを支持していく状況になっており、石破氏の発言が孤立している。鍵は公明党がどこまでブレーキをかけられるかということ。
2017/11/01 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

ジャーナリスト・田原総一朗
田原総一朗が斬る!総理の“悲願”「憲法改正」
危ないのは衆参で3分の2を取り、強引に憲法改正の国民投票に持っていった場合で、国民はノーという声が多いと思う。ノーと言われたら安倍内閣崩壊だけではなく、大変な問題になる。
2017/11/01 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

外交ジャーナリスト・作家・手嶋龍一
ロシア疑惑「ウォーターゲート疑惑」との類似性
弾劾裁判に進む可能性がある。ウォーターゲート事件も最初は些細な盗聴侵入事件だった。最終的なターゲットが富士山の頂上だとすると最初の段階では1合目か2合目だったが、途中でミッチェル前司法長官が選挙の資金を秘密に管理していたことが突破口になった。今回は最側近の選対本部長の身柄を捕られたので、すでに8合目まで来ている。これにトランプ大統領は相当強い危機感を持っている。このような側近を守るためにFBIにトランプ大統領が司法妨害をしていたのかどうかが最大の焦点で、その証拠固めにミュラー特別検察官が全力をあげている。
2017/10/31 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

国際ジャーナリスト・春名幹男
急転・ロシア疑惑・容疑者を拘束?トランプ大統領「魔女狩りだ」
おそらくマナフォート元選対本部長、あともうひとりぐらい拘束されるのではないかというのがウォールストリートジャーナルで報道されている。カーターペイジという、トランプ氏の選挙対策本部で外交安全保障問題のアドバイザーをしていた人物も犯罪を構成していると想定されている。マナフォート氏はウクライナ政府から大統領の座を追われロシアに住んでいるヤヌコビッチ氏と非常に関係が深く、ヤヌコビッチ氏のロビイストのような活動をしていた。マナフォート氏はヤヌコビッチ氏から巨額の金をもらって申告していない。
2017/10/30 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

テレビ朝日コメンテーター・川村晃司
急転・ロシア疑惑・容疑者を拘束?トランプ大統領「魔女狩りだ」
アジア歴訪を控えて早くこの問題が消えてしまってほしいとトランプ大統領はいらついている。実際に記録が残っているということが非常に大きい。とりわけマナフォート氏の場合には、ウクライナ・ヤヌコビッチ政権の時に最低限20億円ぐらいが支払われたという記録がきちっと台帳に残っている。その金は何に使われたのか。マナフォート氏は事実上トランプ氏の全部の選挙を仕切っていた選挙対策責任者。選挙にもそういうお金がロシアから流れて使われていたということになると、ロシアが米国の大統領選挙にかなり深く関与していたことにもなりかねない。
2017/10/30 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

早稲田大学大学院教授・植木千可子
トランプ大統領・アジア歴訪へ・どうなる北朝鮮情勢
北朝鮮の核が東南アジアの国に使われることはまずない。一方で米国、中国との関係は大事なので、圧力を強めることはあるが、米中が対立してどちらかを選ばなければいけないという状態にはしたくない。一方に近すぎて片方からいじめられることは避けたい。
2017/10/29 NHK総合[日曜討論]

マサチューセッツ工科大学シニアフェロー・元外交官・岡本行夫
トランプ大統領・アジア歴訪へ・どうなる北朝鮮情勢
今度の党大会では50歳代前半の中央委員が30人位任用されている。いわゆる第6世代と言われる人たち。現実的で国際協調も重要視する。中央委員会は共産党の政策を作る所で、中国も少しずつ変わり始めると思う。
2017/10/29 NHK総合[日曜討論]

笹川平和財団上席研究員・渡部恒雄
トランプ大統領・アジア歴訪へ・どうなる北朝鮮情勢
トランプ大統領が東南アジアに行くことを合意している目的の1つにはAPECがある。経済的にも東南アジアも含めたアジア全体は米国にとって利益のある場所。ここから引くことはあり得ない。中国に対して米国はそんなに甘くはないということを見せるためにも、東南アジアと話をするのは重要だと考えている。
2017/10/29 NHK総合[日曜討論]

岸井成格
<風をよむ>揺らぐ日本のものづくり
想像以上に深刻な事態。どうも日本企業は時代の転換にちゃんと追いついていない。今や自動車産業にも家電業界も参入していける時代でそこに人工知能まではいってきて、産業革命のようなことが今起きている。どうやってそれを乗り切り生き残っていくかという知恵が必要。
2017/10/29 TBSテレビ[サンデーモーニング]

早稲田大学大学院教授・植木千可子
トランプ大統領・アジア歴訪へ・どうなる北朝鮮情勢
遠い先まで見ると米中には戦略的な不信があるし、2人のリーダーの間にはまだ信頼関係が築けていない。トランプ大統領が歴訪するのに3つの大きな目的があり、北朝鮮問題の確立、地域における影響力の維持、トランプ大統領の経済戦略を確実なものにすること。3つを同時に解決することは非常に難しく、相当なバランスが要求されるだろう。
2017/10/29 NHK総合[日曜討論]

笹川平和財団上席研究員・渡部恒雄
トランプ大統領・アジア歴訪へ・どうなる北朝鮮情勢
習近平体制が強まったことによって中国自身がハードに行くのか、ソフトに行くのか両方の見方がある。問題はトランプ大統領が良くも悪くも短期的に結果を出したがること。不確定要素が米国、中国の両方にある。日本側としては米国との関係を強めることによってうまくコントロールすることが1つ。あまり良くない日中関係をどうするかという課題も出てくる。
2017/10/29 NHK総合[日曜討論]

ジャーナリスト・元共同通信ソウル特派員・青木理
<風をよむ>揺らぐ日本のものづくり
最近の日本企業の不祥事には日産やタカタ、神戸製鋼などに代表されるような品質そのものの問題と東芝に見られるように会計上の問題の2つがある。両方とも相互に関係している。日本企業は世界で安い労働力、製品、競争に晒されて、納期や品質、価格のプレッシャーを受けている。国内においては派遣とか非正規雇用などに替わることで産業構造に変化が出てきている。東芝はこういう状況を取り繕おうとして会計を不正にしたり粉飾したりしていた。今は世界的に見ても社会構造、経済構造が大きく変化してきている時期。政治も含めてこれを真剣に考えていかないと経済も二流、三流になりかねない。
2017/10/29 TBSテレビ[サンデーモーニング]

笹川平和財団上席研究員・渡部恒雄
トランプ大統領・アジア歴訪へ・どうなる北朝鮮情勢
オバマ政権より前はむしろ韓国と米国の関係の方が近かったが、今は完全に安倍トランプラインができている。トランプ政権は局長とかの政治任用が進んでいないためトップ同士で話をするしかない。その関係は日米が1番関係ができている。今回重要なのは日本と東南アジアに行くこと。トランプ大統領は、東南アジアとのチャンネルがまだ出来ていないため、トランプ大統領にとってアジア歴訪は非常に意味がある。
2017/10/29 NHK総合[日曜討論]

マサチューセッツ工科大学シニアフェロー・元外交官・岡本行夫
トランプ大統領・アジア歴訪へ・どうなる北朝鮮情勢
中国が明らかに北朝鮮に対して制裁強化の方向に傾いている。これは国連決議の趣旨に賛同しているというよりも、トランプが何をするかわからないから。中国にとってみれば北朝鮮の核武装は極端に言えばそんなに大きなことではない。それよりは米朝戦争をなんとしても阻止したい。中国が新たに制裁の戦線に真の意味で加わってきた状況のもとでさらに日米が圧力をかけていくことは非常に意義がある。
2017/10/29 NHK総合[日曜討論]

早稲田大学大学院教授・植木千可子
トランプ大統領・アジア歴訪へ・どうなる北朝鮮情勢
ASEANの10か国は全て北朝鮮と国交があることからもわかるように、日本、韓国、米国よりも密接な関係がある。圧力と制裁の中で労働者とか、企業が実は取引しているという状況も報道されている。それについても制裁を厳しくしていく方向になりつつある。トランプ大統領の訪問の1つもそこの所の制裁をきちっとやっていくということで、さらに圧力を高めるというのが目的の1つ。
2017/10/29 NHK総合[日曜討論]

マサチューセッツ工科大学シニアフェロー・元外交官・岡本行夫
トランプ大統領・アジア歴訪へ・どうなる北朝鮮情勢
実際の軍事衝突の可能性が少しずつ高まってきている現実があり、北朝鮮は今までブラフで言っていたのだが本当に米国からの攻撃を受けたのではたまらないということを考え始めている。
2017/10/29 NHK総合[日曜討論]

南山大学教授・平岩俊司
トランプ大統領・アジア歴訪へ・どうなる北朝鮮情勢
経済制裁に関して中国が従来以上に北朝鮮に対して厳しく対応してきていることは間違いない。これには中国だけでなく東南アジアであるとか世界中が協力している。とりわけ欧州がかなりこの問題に関心を持っている。そういう意味では従来以上に厳しい形になっていることは事実だが、北朝鮮の基本的な政策自体を変える所までは来ていない。制裁の効果は徐々に影響が出てきて北朝鮮社会そのものに変化を与えてくる可能性がある。その先がどういう形になるかは未完の実験の段階。
2017/10/29 NHK総合[日曜討論]

元中国大使・宮本アジア研究所代表・宮本雄二
トランプ大統領・アジア歴訪へ・どうなる北朝鮮情勢
今年の4月に米国・トランプ大統領と会談する直前に北朝鮮に対する全体的な見直しが行われた気配があって、強い姿勢をとっていくのが中国にとっても良いという整理ができた様子。首脳同士で物事を提起して解決を迫るというのは中国では良い方法で、それをトランプ大統領はやっている。
2017/10/29 NHK総合[日曜討論]

マサチューセッツ工科大学シニアフェロー・元外交官・岡本行夫
トランプ大統領・アジア歴訪へ・どうなる北朝鮮情勢
今年になってから北朝鮮は失敗も含めると15回ミサイルを撃っている。最後に北海道の上空を飛ばしたミサイルは射程3200キロだった。今度ミサイルを発射するとすれば、それよりも長くなければ意味がない。例えばハワイと米国西海岸の中間ぐらいまで届かしてやろうということになれば、8000キロぐらいの射程が必要になり、新たな開発とか技術改良をしなければいけない為、時間がかかっているという見方。もう1つはそれだけ制裁の圧力がかかってきていて、中国も圧力を高めている、米国も猛々しい言葉を使うようになってきている。ここら辺りで戦略をもう1度再検討すべきというので時間をかけているという説もある。多分、前者の方が可能性としては大きい。
2017/10/29 NHK総合[日曜討論]

岸井成格
最高指導部“チャイナタウン”習主席・長期政権視野に
習近平の構想はものすごくスケールがでかく政治・経済・軍事・文化で世界に唯一そびえたつ強国を目指すと言っている。そういう中で日中関係のパイプは本当に細い。この先、米中の間で翻弄されたりするだろうし、この細さではとても中国とは付き合ってはいけない。そこを本当に考えないと日本は危ない。
2017/10/29 TBSテレビ[サンデーモーニング]

福山大学客員教授・田中秀征
最高指導部“チャイナセブン”習主席・長期政権視野に
たたきあげのメルケル首相やプーチン大統領はひとつひとつを処理していくが、習主席はドカンと構想をぶちあげるところがある。毛沢東にはそういうところはなく、きらびやかな将来を見せるタイプではなくひとつひとつ当面の問題を乗り越えていく人だった。
2017/10/29 TBSテレビ[サンデーモーニング]

拓殖大学大学院特任教授・武貞秀士
北朝鮮・1か月沈黙のワケ・米国で核保有容認論も
9月15日に火星12号を発射してから北朝鮮は全く音沙汰がない。理由は水面下で行われている米朝のいろいろな非政府レベル・政府レベルの接触や、カーター元大統領がピョンヤンに行くなどいろいろな動きがあり、今、ミサイルを発射したり核実験をしたりすれば、最優先事項である米朝の正式協議を始めるという雰囲気自体が台無しになりかねない。北朝鮮はもしかしたらトランプ氏が米朝協議を正式に始めるのではないかという期待を持っているかもしれない。最近、北朝鮮メディアから核ミサイル開発は目的を達成したという言葉が出てくるようになったが、米国東部に到達する大陸間弾道ミサイルの完成が近づいていることを世界もそれなりに認識していると北朝鮮は見ており、あえて追加的に発射して世界に知らしめる必要はないと判断している。
2017/10/29 フジテレビ[新報道2001]

笹川平和財団・特任研究員・小原凡司
米朝衝突に現実味・空母3隻・異例の展開か
空母は半径1000キロに及ぶ空爆の範囲を世界中どこででも展開できる乗り物。それを朝鮮半島周辺に集めてくるのはそれだけ米国の空爆能力をこの地域に集中させているということ。各空母には戦闘機が70機が配備でき、いつでも攻撃できるぞという軍事プレゼンスを示すには最強の兵器。
2017/10/29 フジテレビ[新報道2001]

キヤノングローバル戦略研究所・研究主幹・宮家邦彦
米朝衝突に現実味・空母3隻・異例の展開か
空母の数が問題なのではない。どのような形で戦闘が起こりうるのか、どのような形で誤算が起こるのかということをちゃんと調べるべき。一番怖いのは誤算。
2017/10/29 フジテレビ[新報道2001]

米国戦略国際問題研究所・上級顧問・エドワードルトワック(VTR)
「すべての選択肢は机上に」日本に課せられた行動とは?
韓国は無責任。今まで何度も北朝鮮に攻撃されながら何もしないどころか、お金を渡してきた。自国を守る努力をしてこなかった。米軍の司令官たちはトランプ大統領に韓国に対して「我々は責任を負わない」と進言している。北朝鮮が核弾頭ミサイルを持てば必ず日本を脅してくるだろう。これまで韓国にしてきたように日本からお金を奪い取る。北朝鮮はまだ日本を攻撃できる核ミサイルは持っていないが、1年か1年半後には持つだろう。日本は対話をやめ行動に向けて準備を始めるべき。今が行動のラストチャンスだ。もし今、北朝鮮が何か大規模な攻撃をすれば米国は軍事行動に出るが、それではもう手遅れだ。
2017/10/29 フジテレビ[新報道2001]

国際ジャーナリスト・歳川隆雄
気になる来週の予定
今週末からトランプ大統領の先遣隊が、シークレットサービスを含めて来日し、大統領の行く先々を事前にチェックする。大統領警護のためだけの資材・物資を4tトラック20台分を運んできている。その中には重機関銃を装備した警護車も含まれている。警視庁管内で1万5000人も動員され、日本の警察当局もここまでやるのかという思い。
2017/10/28 BSジャパン[日経プラス10サタデー ニュースの疑問]

国際ジャーナリスト・歳川隆雄
<一刀論断>どうなる・アベノミクスの再起動
安倍総理大臣が経済財政諮問会議で3%の賃上げを言っている意味は大きなものがある。来年の通常国会で2018年予算成立後、日銀総裁人事が決まっている時期に脱デフレ宣言を行いたい。憲法改正問題と裏腹な政治行程表になっている。
2017/10/28 BSジャパン[日経プラス10サタデー ニュースの疑問]

元衆議院議長・河野洋平
河野元衆議院議長に聞く・核廃絶との向き合い・北朝鮮への制裁
被爆国として核廃絶の旗を振ってきた日本が核禁止条約については会議にも出席しないというのでは逃げたと思われても仕方がない。日本は会議にちゃんと参加して橋渡しを行い、説明する努力を行うべきだった。目に見えた努力をしないと核禁止条約参加国からすると日本の核廃絶は偽物と思われてしまう。根本的にこの問題に日本がどういう態度を示すかをもう少しはっきりさせなくてはならない。さもないと日本はダブルスタンダードだと言われる。そう言われてしまったら最後、これから先、日本の説明には全く説得力がなくなってしまう。
2017/10/27 テレビ朝日[報道ステーション]

東京福祉大学国際交流センター長・遠藤誉
新“チャイナセブン”「北朝鮮通」不在人事の真意
中国としては中朝友好的なことをするという気持ちをもう持っていない。中朝首脳会談すらやったことがない。北朝鮮に理解ある人間を養成したり、北朝鮮情勢に通じることで出世していくような土壌ではすでになくなっている。これまで最後の朝鮮通だった張徳江をカードとして持っていたが、最後までそのカードを使うことはなかった。
2017/10/26 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

東京福祉大学国際交流センター長・遠藤誉
新“チャイナセブン”発表・習近平主席の思惑
今回選ばれた序列3位・栗戦書(リツセンカ)は習近平主席のまぎれもないお友達。序列4位・汪洋(オウヨウ)は胡錦涛の流れを引く共産党青年団出身のたたきあげの人間。同じ共産党青年団出身の故春華を入れなかったのは次期国家主席を狙える人間だから。序列5位・王滬寧(オウコネイ)は江沢民にも胡錦涛にも習近平にも仕えていたブレインだが、胡錦涛時代に当時副主席だった習近平に、「お前は何もわかってない。黙ってろ」と言ったことがある。それぐらい誰にも媚びへつらわない人物で少なくとも習近平派ではない。序列6位・趙楽際(チョウラクサイ)は胡錦涛が見出した清廉潔白な人間だが訛りがひどい。序列7位・韓正は江沢民の愛弟子。
2017/10/26 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

ジャーナリスト・後藤謙次
新体制「7人」の顔ぶれ・習“1強”と「夢」のゆくえ
日中関係について日本政府は、冷たいままだが、落ち着いてくだろうとみている。当面の課題として年内になんとか日中韓の首脳会合を東京で開催したい考え。そこには李克強首相がやってくるわけだが、来年は議長国が中国になる。そこで安倍総理が訪中して習近平国家主席と日中首脳会談を実現するというスケジュールを描いている。さらに来年は日中平和友好条約締結40周年。中国の改革開放が始まってから40年。この節目の年を背景に、安倍総理としては習氏との間で信頼関係を構築したいと考えている。安倍総理も先日の衆院選で大勝したため、今後4年間総理をやれるので日中両首脳は1強体制を共に共有する時代を迎えることになる。
2017/10/25 テレビ朝日[報道ステーション]

神田外語大学・興梠一郎教授(VTR)
新体制「7人」の顔ぶれ・習“1強”と「夢」のゆくえ
“豊かになった中国をもっと強くします”というアピール。国民も中国は強いんだというイメージを持っている。中国の最高指導者は強いんだと、絶対に相手に頭を下げないとこういうイメージをいったん作ってしまうと、外交はかなり柔軟性を失う。
2017/10/25 テレビ朝日[報道ステーション]

早稲田大学大学院教授・天児慧
習近平総書記「1強体制」へ・党最高指導部と“習近平思想”
中国には歴史的な屈辱感が溜まってきていて、それを克服したいという思いがあった。戦後、日本は復興したのに対し中国は貧しい世界を歩んでいるという屈辱感もある。習近平時代になり、日本も超え自分たちの高まる感情を体現してくれるという期待がある。
2017/10/25 BSフジ[プライムニュース]

東京福祉大学国際交流センター長・遠藤誉
中国党大会「党規約」に“習近平思想”を明記
(党人事で)注目すべき人物は2人いる。まず王滬寧(オウコネイ)は江沢民、胡錦涛、習近平国家主席の3代に仕えてきたブレイン。学者肌で絶対に政界入りしないと言われていた人物だが、非常に頼りにされていた王岐山の代わりに入った形。もうひとり韓正(カンセイ)は明らかに江沢民の直属だが、党規約に習近平思想を入れることと江沢民を逮捕しないことと交換条件に成立した人事。習近平の次にトップに立つと言われていた故春華、陳敏爾がメンバーに入らないと思われるのは凄まじいことで習主席が3期続投を目論んでいるということ。習主席は次期の国家主席、総書記というものをひとりも考えていない。
2017/10/25 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

北京・山本志門記者
<ANN NEWS>中継・中国共産党大会まもなく閉幕・習近平“一強体制”へ
今回の第19回共産党大会では党最高規約を改正し、習近平思想が採用される見通し。注目の最高指導部人事は明日決定するが、中国側関係筋によると習近平、李克強の留任のほか、栗戦書、王コ寧、趙楽際といった習の側近が登用される。これまで習に忠誠を誓ってきた韓正、汪洋も昇格する一方で、ポスト習近平として名前が挙がっていた陳敏爾、胡春華の登用は今回は見送りとなり後継者を明確にしなかった形。人事を側近で固めた習近平1強体制が明日からスタートする。
2017/10/24 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

韓国・連合ニュース
1強・海外メディアも速報・安倍総理に憲法改正の時間
安倍総理は北朝鮮危機を強調して有権者を不安にし、世論を呼び起こした。
2017/10/23 テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]

米国・ニューヨークタイムズ
1強・海外メディアも速報・安倍総理に憲法改正の時間
この結果は平和憲法改正に向けた安倍総理の願いをさらにあおるだろう。
2017/10/23 テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]

英国・ガーディアン
1強・海外メディアも速報・安倍総理に憲法改正の時間
勝利は憲法改正に消極的な国民を説得するより多くの時間を安倍総理に与えるだろう。
2017/10/23 テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]

関西学院大学客員教授・大崎麻子
<風をよむ>習体制の中国
この20年間で国際社会における中国のプレゼンスが本当に高まったというのは国際会合に行くたびに思い知らされる。もうひとつはアフリカへの進出の仕方で国連の大票田。これから成長していく資源国なので、開発支援、ビジネスを通じてものすごくアグレッシブに進出している。実はアフリカは日本の外交にとってもキーであり、例えば北朝鮮への国連制裁もアフリカが守っていないというところもあり、日本は過度に中国と張り合う必要はないが、これまでの実績を踏まえ、アフリカと関係を強化していくべき。
2017/10/22 TBSテレビ[サンデーモーニング]

寺島実郎
<風をよむ>習体制の中国
今回の3時間半の演説で習近平国家主席は台湾問題について相当踏み込んだ発言をしていて、台湾の統一について極めて本気になっているという空気を感じる。米国と1対1で向き合おうとしている中国がトランプという異質なカードと強権化する習近平というカードの向き合いになっている。日本は近隣外交に成功していない。中国が日本をどう思おうが、日本が主張すべき存在感は経済産業技術も含めて日本の東アジアにおけるプレゼンスというものをしっかりと出しながら中国と向き合うべき。
2017/10/22 TBSテレビ[サンデーモーニング]

拓殖大学・富坂聰教授(VTR)
<風をよむ>習体制の中国
中国にとって朝鮮半島というのは今の金正恩体制はあったほうがいい。混乱であるとか自分たちが予測できないような状況に陥ることに中国はものすごく大きなストレスを感じている。金正恩政権が核兵器を持つことは実は日本以上に中国には脅威だが、朝鮮半島に北朝鮮があるということは中国にとっては必要悪。ただ大国として台頭した中国は自信をつけて日本に視線が向かなくなった。外交といえば米国ばかり見るようになった。日本の重要度がどんどん下がってきている。朝鮮半島問題ということになると1に米朝会談、2に自分たちがどうコミットするか以外には興味はなく、日本スルーが始まっている。
2017/10/22 TBSテレビ[サンデーモーニング]

寺島実郎
<風をよむ>習体制の中国
習第二期政権に入り25日発表の党の常務委員会の人事で68歳の定年制というのを突き破ってくるのではないかとみられている。習近平の毛沢東化、強権化が進んでいることが大変重要なポイント。今やたら使われている言葉が中華民族の歴史的復興。中華民族という部分に力点がある。その裏には社会主義という概念で民族の違いを束ねていた時代とは異なり、日本も青くなるほどの資本主義化、市場主義化が進んでいる中国を束ねていくためには新しい統合概念がいるということがある。
2017/10/22 TBSテレビ[サンデーモーニング]

拓殖大学・富坂聰教授(VTR)
<風をよむ>中国共産党大会開幕
中国は格差とかいろいろな不満で党に対する圧力がものすごく強まっている。習主席は大衆におもねる形で反腐敗キャンペーンをものすごい勢いで進めた。習主席個人に対する権力を集めて口を出すなという延長線上に習主席の1強と中国における絶対的な権力というものが確立されていった。
2017/10/22 TBSテレビ[サンデーモーニング]

寺島実郎
神戸製鋼・管理職ら不正隠ぺい
日本産業の重鎮である鉄鋼と自動車の中核となっているような企業の経営も含めた従業員におごりとか歪みなど緩みが出てきている。自社のブランドや誇り、価値を高めるために必死になって支えていた。そういう意味の日本の戦後の産業社会を根底から揺るがすような事件。悲しみを通り越して日本の技術だとか、産業力に対するクエスチョンマークが世界から投げつけられてくる。
2017/10/22 TBSテレビ[サンデーモーニング]

寺島実郎
米韓合同軍事演習に北朝鮮反発・ミサイル発射が行われない背景は
なぜ北朝鮮が1か月以上もミサイルを撃たないのかといえば、中国の金融制裁がものすごく効いてきているから。さらには米国の戦争計画が北朝鮮に対していったん開戦した場合のプロセスがしっかりと見え始めてきた。トランプ政権がものすごく軍事政権化してきていて、米国が本気になればなるほど中国が北朝鮮に対して非常に真剣になり始めている。今、ちょうど共産党大会を終え25日に新体制を発表していくが、それにより中国が強権的な体制を強めた場合、米国が戦争を仕掛ける前に中国が北朝鮮を思うにまかせる状況に持っていく必要があるという思いになってきている。北朝鮮トップの首のすげ替えさえちらつかせながら、中国の軍事介入さえ議論され始めてきている。こうした情報が出てくること自体、北に対するものすごいプレッシャーになってくる。局面が新たなところに動いている。
2017/10/22 TBSテレビ[サンデーモーニング]

龍谷大学・李相哲教授
トランプ大統領・11・5来日・米朝衝突の可能性は?
トランプ大統領がアジア歴訪の前にハワイの太平洋司令部を訪れるが、これも軍事オプションの選択のための一つの準備。まずは封鎖で金正恩を屈服させることができれば軍事行動という選択肢はなくなるが、北朝鮮は先日のモスクワの会議でも核兵器は放棄しないと言っているのでおそらく妥協点はない。そうすると軍事衝突しかない。
2017/10/22 フジテレビ[新報道2001]

元自衛艦隊司令官・香田洋二
トランプ大統領・11・5来日・米朝衝突の可能性は?
ボールは北朝鮮が握っているように見えるが、実は米国が握っている。北朝鮮は核を除けば総合的にみると極めて弱い、近代戦を戦うことのできない軍隊で、勝負は明らか。北朝鮮がミサイルを撃とうと核実験をやろうと軍事的には米国にとっては威嚇でもなんでもない。
2017/10/22 フジテレビ[新報道2001]

フジテレビ上席解説委員・平井文夫
トランプ大統領・11・5来日・米朝衝突の可能性は?
複数の政府関係者によると制裁が意外に効いていて、来年1年間も持たないらしい。そうなるとプランAは金正恩が政権を下りて、非核化されるパターン。プランBは金正恩が制裁で破綻して軍事衝突に至り、北朝鮮が無力化されるというパターンが考えられる。トランプは歴訪の際にこれを安倍さん以外にも習近平にもムンにも詳しく説明するのではないかとみられる。
2017/10/22 フジテレビ[新報道2001]

中国問題評論家・石平
中国“一強体制”が加速・習近平の凄さとは
習近平は毛沢東やトウ小平ほどの実績もなく、自分の思想を規約に盛り込み、独裁者になっていく。2期目からは毛沢東やトウ小平を超えるような指導者であることを証明しなければならなくなるが、国内で政治の改革、経済改革でそれを証明することは無理なので、残される唯一の道は外に向かって強く出ること。世界の覇権を握ることを目指しており、とても危険。
2017/10/22 フジテレビ[新報道2001]

元自衛艦隊司令官・香田洋二
5年で153万人超摘発・中国・反腐敗運動の是非
中国は230万人の軍隊を持っている。そのうち陸軍は150万人。陸地で厳しいところは朝鮮国境とインドの国境だけ。150万人の陸軍というのは多すぎる。本当は80万人ぐらいでいいはず。そこまで一気に減らせるのかといえばそれはできない。
2017/10/22 フジテレビ[新報道2001]

龍谷大学・李相哲教授
5年で153万人超摘発・中国・反腐敗運動の是非
今までの中国は集団的指導体制でやってきたが、今度の人事で習主席中心の体制になる可能性が高い。
2017/10/22 フジテレビ[新報道2001]

コロンビア大学名誉教授・ジェラルドカーティス
これだけは言いたい
日本人も米国人も共通しているのは、民主主義国に住んでいるということ。指導者を選ぶのは国民である。その国民が選挙をしてパーフェクトな選択がなくてもその中で選ぶことが大事。
2017/10/22 TBSテレビ[時事放談]

コロンビア大学名誉教授・ジェラルドカーティス
来月6日・日米会談
米国の同盟国のリーダーの中で一番トランプ大統領とうまくやっているのは安倍首相。特に北朝鮮問題などでしょっちゅうトランプ大統領と電話会談をし、安倍首相の影響は非常に大きい。これは非常に評価すべきこと。今回は天皇陛下への表敬訪問などセレモニーの多い訪日なので経済問題では大きな問題になることはない。
2017/10/22 TBSテレビ[時事放談]

元総務大臣・片山善博
緊迫「トランプvs金正恩」
今までないタイプの大統領。意外に茶目っ気があり、日本人から好感を持たれる部分もある。拉致被害者家族に会うということも今まではなかったこと。日本の事情を聞く耳を持っている。日本でも評価にはかなりばらつきがあるのではないか。
2017/10/22 TBSテレビ[時事放談]

コロンビア大学名誉教授・ジェラルドカーティス
緊迫「トランプvs金正恩」
強い制裁をやることは大事だが、やったとしても北朝鮮が核を放棄することはほとんどない。あるとしても長い交渉をやっていく中での話。水面下で話し合いをするにしても北朝鮮にインセンティブを与えない限り、北朝鮮は核を放棄するはずもない。トランプは米本土に届く核の能力は許さないと言っている。それならば軍事行動しかなくなり、予防戦争を行うことになってしまう。その場合、報復攻撃は米本土には届かないが日本や韓国には及ぶということになる。だから強い制裁をしながらも北朝鮮との交渉をやり、解決のためのパッケージをやっていくしかない。
2017/10/22 TBSテレビ[時事放談]

コロンビア大学名誉教授・ジェラルドカーティス
緊迫「トランプvs金正恩」
トランプのような人が大統領になるのは米国人としては悲しい。ただトランプを支持する40%の米国人の支持は固くどんな馬鹿なことを言っても、ひどいことをやっても支持は減らない。残り60%の人たちもトランプの言っていることを全部だめと言っているわけではない。トランプのやろうとしている何一つ議会では通らない。
2017/10/22 TBSテレビ[時事放談]

拓殖大学教授・富坂聰
習近平“思想”へ・権威づけへ動き加速
習主席の人気は2015年が絶頂期だった。
2017/10/21 日本テレビ[ウェークアップ!ぷらす]

龍谷大学教授・李相哲
かつてない米韓演習「斬首作戦」の予行か
北朝鮮は予想外のことをすると言っていたが、実際には米国の怖い武器が朝鮮半島に展開しているので挑発できない。これからトランプ大統領のアジア歴訪が終わるまでの間、これらの戦略資産を撤収しないと言われている。
2017/10/21 日本テレビ[ウェークアップ!ぷらす]

元東芝副社長・川西剛(VTR)
社外取締役がいるのに…なぜ企業の不正を防げない!?
日本の場合、取締役は形だけで実際の運営は常務会や会議で根回しが終わっている。反対意見を言う人もいるがなかなか言いづらい。社外取締役の役割は企業の人が隠そうとしていることも明るみに出し、隠せないようにすることが仕事のひとつ。
2017/10/20 テレビ東京[ワールドビジネスサテライト]

コリアレポート編集長・辺真一
<ひるトク!>今回・正恩“視察先”に変化…?ミサイルなし軍事視察なし
北朝鮮が今年に入って1か月以上ミサイルを発射しないということは初めてのこと。米国は今、8割から9割方、北朝鮮を軍事力で叩くという方向に傾いているが、ロシアを通じて北朝鮮に対しトランプ大統領のアジア歴訪中までの2か月間、核実験もミサイル実験もしなければ会ってもいいというメッセージを伝えている。これについてプーチン大統領が頼まれればソチで仲裁する用意があるというようなことも言っている。ただそう簡単には物事は進まないだろう。今の流れからすると軍事衝突は避けられそうもない。
2017/10/20 TBSテレビ[ひるおび!]

神子田章博解説委員
“習1強”時代・進むか構造改革
習近平の進める改革には国有企業に強いつながりを持つ共産党幹部の根強い抵抗がある。改革の成否は、こうした勢力をどう抑え込むかにかかっている。国有企業改革は政治闘争の様相を帯びている。中国政府幹部は、国有企業の経営判断に党が深く関わることを求めたが、当初の方針から逆行するようにも見受けられ、改革をどこまで進めようとしているか、疑問視する声も上がっている。日本や米国などからは別の懸念の声も挙がる。トランプ大統領は、中国からの鉄鋼製品の輸入が米国の労働者の雇用を奪うとして、制裁措置もちらつかせている。中国の改革が成功し、持続的な成長を実現できれば、世界経済の安定にもつながる。改革がグローバルスタンダードに沿ったものになるか、中国流を貫いた特異なものになるのか、習近平国家主席の今後の舵取りに世界の目が注がれている。
2017/10/20 NHK総合[時論公論]

東京福祉大学国際交流センター長・遠藤誉
世界が注目“習近平思想”党規約に明記か!?
建国の父・毛沢東、改革開放の総設計者・トウ小平を超え、結び付けた形でその上に習近平という大きな党の指導者としての思想があり、名前を入れることでこの2人を超えたいと考えている。まだ5年目が終わったばかりだが、そこで名前を入れるというのは異例のことであり、中国共産党創建以来初めてのことで、すさまじいことが起ころうとしている。習近平は中華民族の偉大なる復興の実現を目指しており、1921年から100年目にあたる2021年までに中国共産党の輝かしい歴史を自分が造るということを考えている。
2017/10/18 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

東京福祉大学国際交流センター長・遠藤誉
中国共産党大会開幕・習近平主席“権力基盤強化”思惑
中国共産党全国代表大会は党大会としては最高ランクになる。ここで決定されたものが国政を決める。来年3月に開かれる全人代は党大会で決められたことを議決して追認をするだけ。全人代を取り仕切る国務院はあくまでも中国共産党の下にある。25日に一中全会が開かれそこで投票が行われチャイナ7が発表される。
2017/10/18 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

東京福祉大学国際交流センター長・遠藤誉
世界が注目“習近平思想”党規約に明記か!?
党大会の日にミサイルを発射するかもしれないといわれていた北朝鮮が中国に祝電を出したのには非常に大きな思惑がある。もしミサイルを発射したら中国が米国と話し合いながら北朝鮮を武力攻撃して崩壊させるというシナリオがあった。これをちらつかせながら中国は北朝鮮を威嚇していた。北朝鮮としてはここで折れ、ミサイルの代わりに祝電を送った。中国が北朝鮮を攻撃するシナリオはなくなった。
2017/10/18 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

コリアレポート編集長・辺真一(電話)
米国北朝鮮緊迫・米国韓国合同軍事演習に猛反発・きょうミサイル発射か!?
今回の演習は原子力潜水艦に米国の特殊部隊、すなわち“金正恩党委員長の斬首”を計画する部隊が乗船していた。これの核になっているのが“5015作戦”で実戦に近いものになっている。
2017/10/17 TBSテレビ[ゴゴスマ~GOGO!Smile!~]

拓殖大学・海外事情研究所・富坂聰教授
<ひるトク!>北朝鮮・ミサイル発射の兆候も・・・中国共産党大会が今週開幕
中国は対米関係をよくすることがマスト。その際に北朝鮮問題は犠牲にしてもいい問題という位置づけ。そうした関係が4月以降さらに深まっている。実はオバマ政権の時からかなり米国とは歩調を合わせてきた。北朝鮮をなくしてしまう選択には付き合わないがそれ以外であれば中国は米国と足並みを合わせられる。
2017/10/16 TBSテレビ[ひるおび!]

共同通信社・元平壌支局長・磐村和哉
<ひるトク!>北朝鮮・ミサイル発射の兆候も・・・きょうから米韓合同軍事演習
これだけの圧力をかけられた北朝鮮は消耗し開発計画が先送りになってしまうということにもつながる。北朝鮮としてはその悪循環をなんとか断ち切りたい為、ミサイルを撃つ可能性もある。日本海で展開している訓練めがけてではなく通常軌道で太平洋に向けて撃つパターンはあるかもしれない。米国の狙いは先に北朝鮮に手を出させることであり、反撃という名目で北朝鮮に軍事的なアクションを起こせるような大義名分が欲しい。そこは北朝鮮も計算に入れているだろう。お互いに誘い水をかけあっている状態。
2017/10/16 TBSテレビ[ひるおび!]

コリアレポート編集長・辺真一
<ひるトク!>北朝鮮・ミサイル発射の兆候も・・・きょうから米韓合同軍事演習
米国は韓国の被害も日本の被害も最小限にして早期に終わらせたい。そのために38度線の前線に配備している北朝鮮の長距離砲や日本に向けられたミサイル基地も叩いてしまう。さらにはミサイルの発射あるいは韓国に向けた砲撃の指示命令を出す金委員長を早い段階で首を取ってしまうという演習も今回の米韓合同軍事演習で行う。まさに本番、実戦に向けた演習を始めている。
2017/10/16 TBSテレビ[ひるおび!]

拓殖大学・海外事情研究所・富坂聰教授
<ひるトク!>北朝鮮・ミサイル発射の兆候も・・・きょうから米韓合同軍事演習
前回行った米韓合同軍事演習ウルチも斬首作戦入りだった。501号は昨年の合同軍事演習で初めてお披露目した。今回続けてやるということになる。
2017/10/16 TBSテレビ[ひるおび!]

コリアレポート編集長・辺真一
<ひるトク!>北朝鮮・ミサイル発射の兆候も・・・きょうから米韓合同軍事演習
米国からするとすでに国連を通じて9回目の制裁をかけて兵糧攻めにしている。加えて国際社会が一致して、北朝鮮との外交関係を縮小したり、断絶したりしながら国際包囲網を敷いている。その上に今回大規模な軍事的プレッシャーをかけた。これについて北朝鮮は「手を上げて降伏しろ、さもないと爆弾が落ちるぞ」と米国が言っていると受け止めている。実際、最後通牒に近い形。米国は戦争という手段を使わずに短期間で北朝鮮をホールドアップさせ対話の場にひきずり出す作戦に出ている。問題はそれで北朝鮮がホールドアップすればよいが、どうやら対抗するらしいことで、それがミサイル発射の動きにつながっている。
2017/10/16 TBSテレビ[ひるおび!]

外交評論家・岡本行夫
トランプ大統領・イラン核合意“認めず”
イランを敵視するのは少し行き過ぎ。マティス国防長官は議会でこの協定は米国の利益になると証言している。それを無視する格好で大統領がこの合意を否定した。大統領は議会に丸投げするのだろうがそれは非常に無責任。この合意は米国とイランだけではなく、英国もフランスもドイツも参加している。彼らも同然トランプに反対するだろう。
2017/10/15 TBSテレビ[サンデーモーニング]

外交評論家・岡本行夫
北朝鮮が挑発を行うのは?ロシアと北朝鮮が接近
トランプ大統領については米国内では心配の声が上がっている。今、閣僚の中で一番力を持っているマティス国防長官とティラーソン国務長官、マクマスター安保担当補佐官、ケリー首席補佐官の4人がチームを組んで米国を守っている。何から米国を守っているのかというとトランプ大統領からだという話が言われている。
2017/10/15 TBSテレビ[サンデーモーニング]

姜尚中
北朝鮮が挑発を行うのは?ロシアと北朝鮮が接近
皆が刈上げのボンボンに振り回されているが、それと戦争するということは別問題。38ノースが東京とソウルにかなり詳しいデータを出したが、それによれば戦争が起きた場合は200万人が死ぬ。そんな戦争をやってもいいのか。それにも関わらず勝手気ままな発言をツイッターで流す大統領を全面的に支持しますでいいのか。現実を直視するのなら、北朝鮮の問題は核放棄と非核の問題ではなく、核抑止の問題。核放棄は一番最後の出口であって、リアリズムで勝負するならば日本は米朝の対立の当事者ではないわけで何らかの形で安倍首相が動くことが必要。カーター元大統領ですらも訪朝を望んでいる。日本が積極的に動けば局面が打開できる可能性もある。
2017/10/15 TBSテレビ[サンデーモーニング]

フジテレビ上席解説委員・平井文夫
「民進党再結集」で波紋・野党分裂・選挙戦へ影響は
結局、希望がどのくらい勝つかによっても変わってくるが、先進国の中で国民が政権を選択できない唯一の国が日本。これはちょっと民主主義としては恥ずかしいのでなんとか二大政党制ないし、政権交代が可能な国にしないとまずいのではないか。
2017/10/15 フジテレビ[新報道2001]

外交評論家・岡本行夫
沖縄米軍ヘリ不時着炎上・事故機から放射性物質も
日米地位協定があるので、事故を起こしても日本側の捜査権限がないとかいう話になってしまう。しかしあまりにも沖縄での事件・事故が多すぎるので沖縄だけに適用できる地位協定の特則みたいなものを考えるタイミングにそろそろきているのではないか。地位協定そのものは難しいバランスの上に成り立っていて、なかなかいじれない。それはそのままにしておきつつ、もう少し強い形の新しい協定を沖縄だけに適用できる形で作るということを米国に働きかけていくというのはやってもいい。
2017/10/15 TBSテレビ[サンデーモーニング]

フジテレビ上席解説委員・平井文夫
決戦まで1週間・・・8党集結・アベノミクスの「光と影」
最近、永田町ではこのまま予測どおり、自民党が勝った場合に次の総理は石破さんではなく、岸田さんに禅譲するのではないかという噂が流れている。ただ禅譲された総理は長続きした例がない。岸田さんが総理になるのであればアベノミクスにどういう政策を入れてキシダノミクスみたいなものを作るかというところが勝負になる。
2017/10/15 フジテレビ[新報道2001]

フジテレビ上席解説委員・平井文夫
決戦まで1週間・・・8党集結・与党堅調「死角」はないか?
自民党に死角があるとすれば、安倍さんの失言。ベテランの人の中にも失言しそうな人がいる。失言した場合には形勢がひっくり返ることもある。
2017/10/15 フジテレビ[新報道2001]

龍谷大学教授・李相哲
「嵐の前の静けさ」来週にも新たな挑発か
金正恩には国内的に拳をおろせない状況があるので必ず何らかの形で挑発を行う。金正恩の健康状態はそんなに良くなく、2人の女性を昇格させたのは彼の代わりに実務を取り仕切る代わりを用意したという意味がある。妹の金与正は彼に代わって人々を粛正できる立場にある。
2017/10/14 日本テレビ[ウェークアップ!ぷらす]

富士通総研・柯隆主席研究員
<寺島実郎の未来先見塾・週刊寺島文庫>中国と国際社会のディール(取引)
日中は東シナ海などいろいろな問題で対立している。中国と米国は長い間、妥協を探ってきた。意外なのは中国とロシアの関係である。国民性で相性が悪い。同床異夢の関係にある
2017/10/13 BS11[報道ライブ INsideOUT]

富士通総研・柯隆主席研究員
<寺島実郎の未来先見塾・週刊寺島文庫>習近平国家主席の狙い
今回の党大会は習近平国家主席の人事が変わるわけではないので、そんなに騒ぐ必要は本来なかった。常務委員7人の大半を自分の息のかかっている習近平チルドレンを入れる。その中で王岐山の去就が気になるところ。どこの国の政治家も自分の在任中に歴史に名声を残したい。習近平国家主席の2期目、3期目で東アジアの地図が大きく変わる可能性が出てきている。
2017/10/13 BS11[報道ライブ INsideOUT]

寺島実郎
<寺島実郎の未来先見塾・週刊寺島文庫>習近平国家主席の狙い
中国の党大会が今月行われる。習近平政権第2期に入っていく非常に重要な大会。かつては社会主義というキーワードが魔術のように効いた時代もあったが、社会主義が後退して社会主義的市場経済と言われている。資本主義国家も真っ青というような、マネーゲーム化する中国である面では統合力を一段とグリップして次の中国が目指す方向感をみせてくれるのではないかとみている。
2017/10/13 BS11[報道ライブ INsideOUT]

富士通総研・柯隆主席研究員
<寺島実郎の未来先見塾・週刊寺島文庫>中国企業のブランド力
投資がうまくいかない、消費がうまくいかない。過剰設備がたくさんある。こうしたことの根本的な原因は、故宮企業の独占。
2017/10/13 BS11[報道ライブ INsideOUT]

寺島実郎
<寺島実郎の未来先見塾・週刊寺島文庫>中国企業のブランド力
中国はフィンテックやイーコマースの分野における躍進がもの凄い。一番気になるのがAIIB構想。今、中国主導のAIIBが英国の指示を受け、欧州の各国を巻き込み、85カ国を超す参加者を集めている。
2017/10/13 BS11[報道ライブ INsideOUT]

富士通総研・柯隆主席研究員
<寺島実郎の未来先見塾・週刊寺島文庫>中国経済の原動力
中国には3つのエンジンがあるが、1つ目は消費。その消費が爆発的には伸びていない。その原因の1つが社会保障。年金などが整備されていないこと。もう一つは格差が大きすぎること。長い間、中国経済をけん引してきたのは投資、設備投資、インフラ投資だったが、今そのほとんどできているのでここに来て落ち込んでいる。さらに中国企業が真面目に技術革新をしないこと。そしてブランド力も十分に高まっていないことがある。今、中国では不動産のリバブル政策をやっている。党大会が開かれる年に経済があまりに落ち込むと、習近平国家主席のメンツに関わってくる。一部の企業のブランド力は、外国の企業を買収して出来たもので、そこからさらに前進するためにはイノベーションが必要だがそれだけの力がない。
2017/10/13 BS11[報道ライブ INsideOUT]

寺島実郎
沖縄米軍ヘリ不時着炎上・事故機から放射性物質も
実は2000年にわたって、日本がその文明、文化の影響を受けてきたのは中華文明であり、鎖国というプロセスを通じながら、江戸時代は中国からの自立のプロセスだったともいえる。
2017/10/13 BS11[報道ライブ INsideOUT]

イーロンマスク
「イーロンマスク 未来を語る(後編)」
持続不可能なエネルギーはいつかは底をつく。すると必然的に持続可能なエネルギーにシフトすることになる。テスラ社にできることが何かを考えた場合、その移行スピードを上げることが会社の存在価値になる。10年あるいはそれ以上シフトを早めることができれば、それはとてもいいことだしわが社はそれを目指している。一方で宇宙規模の文明の構築というものはそれらとは違い確実に起こることではなく、例えば宇宙開発の歴史を見てみると1969年には人を月に送り込むことができたが、その後のスペースシャトルは地球低軌道までしか飛べない。そのスペースシャトルすらももう引退し衰退の一途をたどっている。テクノロジーは自動的に発展したりせず、人の努力がないと発展しないし、放っておけば大体劣化していく。エジプトのピラミッドもローマの水道だってもう造れない。私は美やインスピレーションの大切さが軽視されていると感じる。それはともかく私は救世主になりたいわけではない。未来に関して前向きにいたいだけだ。
2017/10/13 Eテレ[スーパープレゼンテーション]

イーロンマスク
「イーロンマスク 未来を語る(後編)」
火星へのロケットは8年から10年後になることを目指している。未来の宇宙船は超巨大になる。火星に都市を建設したいというのは未来に刺激や魅力が感じられることが大事だと思うからだ。朝起きる理由や生きる理由、と同じく生きる意味や刺激をくれる理由が必要。わくわくする未来がそれだ。人類が宇宙に出ていき地球以外の惑星にも住む、そういう未来がやってこなかったらものすごくさみしいではないか。
2017/10/13 Eテレ[スーパープレゼンテーション]

ジャーナリスト・後藤謙次
自民党・公明党“優勢”の背景「立憲民主党」に勢い「希望の党」は…
民進党・前原代表は自身が考える1対1の対立構図に持ち込むのに失敗し、民進党は3分裂してしまった。小選挙区制の特性をどう見るか大きな分かれ目になった。安倍内閣の支持率は低下傾向にありながら、議席は安定的に出ている。残りの期間に新党の訴えが届けばある程度の変化が生まれるのではないか。
2017/10/12 テレビ朝日[報道ステーション]

ジャーナリスト・後藤謙次
米軍大型ヘリ不時着炎上「負担軽減でなく強化だ」
普天間と非常に構図が似ている。普天間は宜野湾市の市街地のど真ん中に大きな飛行場があるが、今回の場所は集落の周囲にヘリパッドができてしまい、危険と隣り合わせで普天間の状況と変わらない。政府はしきりに北朝鮮の脅威を主張し国全体の安全保障は強い口調で語るが、毎日危険と背中合わせの沖縄の人達に思いが至っているのか疑問。今回の事故はそれを象徴的にみせた恰好。オスプレイの飛行はこれから全国展開されるが、本土に住む我々も明日は我が身ということでもある。
2017/10/12 テレビ朝日[報道ステーション]

政治ジャーナリスト・安積明子
小池・出馬しなかった理由は?
小池代表が民進党・蓮舫参院議員に東京都知事の後任を依頼した可能性がある。しかし、蓮舫議員が断り、国政進出をあきらめた。もし都知事をやめるとなればちゃんとした後継者をたてて自分の都政を継承してくれるしっかりした知事を置いていかないといけなかった。花になる人でそれを考えたら蓮舫さんしかいなかった。断トツの集票力があるのに加え、昨年9月に民進党の代表に就任した時に大先輩のキャスターということで、都知事に表敬訪問したことからも小池知事としてはこの人はとの思いで白羽の矢が立てていた。
2017/10/11 フジテレビ[直撃LIVEグッディ!]

コリアレポート編集長・辺真一
北朝鮮の新たな挑発は!?今後も続く警戒行事
北朝鮮の挑発はいつあってもおかしくないが、18日の中国の共産党大会の開始日に合わせるのは習主席の顔に泥を塗ることになり、石油を止められかねないので11月のトランプ大統領の日本、韓国、中国へのアジア歴訪に合わせてくる可能性があるのではないか。
2017/10/11 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

拓殖大学海外事情研究所特任教授・武貞秀士
佐藤正久×手嶋龍一×武貞秀士・記念日前夜・米朝衝突の可能性
国連は数々制裁を行ってきたが、いずれも1~2年で効果はなくなってきたと言われている。今回の制裁決議には中国、ロシアが賛成したが、これは抜け道がたくさんあることに分かったために賛成しただけの話。原油の北朝鮮への輸出の上限を決めたが、実は52万トンぐらいは無料で贈与という形でパイプラインで中国から北朝鮮に流れている。致命的な石油枯渇にはならないし、不足していることは確かだがガソリンが枯渇している状況ではない。なので原油、ガソリンの禁輸もあまりきかない。さらに5万人以上の外国への派遣労働者がもたらす外貨とかいろいろあることを考えれば8月、9月の2回の国連制裁決議は確かに相当厳しいが、何事もなかったかのように北朝鮮経済が動き続ける可能性もある。
2017/10/09 BSフジ[プライムニュース]

外交ジャーナリスト・手嶋龍一
佐藤正久×手嶋龍一×武貞秀士・記念日前夜・米朝衝突の可能性
北朝鮮にかかわる金融機関への追加制裁が一番重要。実は2006年前後から米国の中にある17の情報機関のうち一番重要な財務省のインテリジェンス機関が中国の銀行を経由して北朝鮮に黒い資金が渡っている、外国に黒い資金がたまっているということでマカオにある有名なバンコデルタアジアを血祭りにあげた。財務省のインテリジェンスチームが真っ先にやりたかったのはバンコデルタアジアではなく、中国本土にあり、特に瀋陽の最重要拠点にある一連の銀行だったが当時のブッシュ政権は中国の懐に手をいれるだけの十分な余裕がなかった為、一番はっきりしているバンコデルタアジアをやった。今回はいよいよ本丸に近づきつつある。
2017/10/09 BSフジ[プライムニュース]

外交ジャーナリスト・作家・手嶋龍一
佐藤正久×手嶋龍一×武貞秀士・北朝鮮「脅威」と解散総選挙
安全保障の分野では想像できないことを見越しておくのが要諦。日米安全保障体制が相対している最大の有事は台湾海峡危機。ペンタゴンなどでは全員そういう認識。英国チャタムハウスの専門家は米朝対話の中でいくつか日本にとってのワーストシナリオが考えられると言っている。米国が一番恐れている米大陸を狙うICBMを真っ先に凍結させて体制の保全に至るというシナリオが考えられる。日本からすれば、日本列島は北朝鮮の中長距離ミサイルなどおびただしい数のミサイルの射程に入っている。米国はよいが、日本にとっての問題は解決しないままになる。米国にそういう妥協をさせないためには、相当の外交力が必要になる。
2017/10/09 BSフジ[プライムニュース]

拓殖大学海外事情研究所特任教授・武貞秀士
佐藤正久×手嶋龍一×武貞秀士・北朝鮮「脅威」と解散総選挙
日本は大変なとばっちりを受けている。日本は日米同盟を続けながらも、南北に朝鮮半島の統一に向けて話し合ってもらうのが一番いい方法。
2017/10/09 BSフジ[プライムニュース]

外交ジャーナリスト・作家・手嶋龍一
佐藤正久×手嶋龍一×武貞秀士・「記念日前夜」米朝衝突の可能性
あらゆる選択肢がテーブルの上に載っていると言葉ではいいながら、行動、ホワイトハウス、ペンタゴンどれも実際直近の軍事発動につながる動きは何もないということが北朝鮮に透けて見えてしまっている。一連の北朝鮮の攻勢はそういう文脈の中で起こってきている。トランプ大統領のツイッターでの発言は北朝鮮に何ら影響を及ぼしていないし、それによって北朝鮮にまだ大丈夫だと感じさせている。安倍総理はもしかしたら年末から年明けに新たな動きが起きるかもしれないと考えているのではないかと、安倍総理と会った複数の親しい人が言っているが、もし本格的に北朝鮮が米軍が自衛のための先制攻撃に出るのではないかと判断すれば、それに北朝鮮が先手を打つ可能性もある。キューバ危機の時にはまさにそれが起こりかけた。ここ半年間やもう少し広いスパンで見た場合には少しも安心できない。
2017/10/09 BSフジ[プライムニュース]

安倍首相
党首討論会・第2部
北朝鮮という核保有国が日本という非核保有国を脅すのは初めて。それは今後も起こりうる。公開されている情報だけを見ても十分に国難。これ以上、北朝鮮に挑発させないよう今、ここで政策を変えさせなければ日本も世界も大変なことになる。
2017/10/08 NHK総合[党首討論会]

橋本五郎
党首討論会・第2部
北朝鮮問題がなぜ国難なのかを国会で理解を求める努力をしなければおかしい。(安倍政権が)国難を煽っているのではないかという批判も一部でないわけではない。圧力をかける先に何があるのか。その先をどう考えているのか
2017/10/08 NHK総合[党首討論会]

記者
党首討論会・第2部
あれだけ異次元の金融緩和を5年も続けている。それでやってもここまでしか成長できないのかという見方もある。これだけ異常な政策を続けることの副産物、特に日銀が1国のGDPに近い額の国債を抱えこまされている。
2017/10/08 NHK総合[党首討論会]

希望の党・小池百合子代表
党首討論会・第2部
希望の党は新しくできたばかりで党の体制を整えていくことがまず1点。これからの選挙において現在無所属の方も参加の見込みもあるということから今後の選挙の結果ということも見ながら、進めていく。過半数が233だが、安倍1強の政治を正すために有権者の皆様方に選択肢をお示しするという意味で候補者の最終調整に入っている。
2017/10/08 NHK総合[党首討論会]

橋本五郎
党首討論会・第2部
政権選択選挙はどの党が政権をとるにふさわしいか、総理大臣候補は誰がふさわしいかという形を、目に見える形で示すことで国民の審判をいただくもの。希望の党は依然として総理候補を挙げないでいる。これはきつい言葉で言えばフェアではないともいえる。
2017/10/08 NHK総合[党首討論会]

慶應大学大学院教授・岸博幸
敵と味方が入り乱れての大混戦!前代未聞の総選挙の行方は!?SP
与党だけが強すぎると改革は進まない。強い野党が絶対に必要。
2017/10/08 テレビ朝日[ビートたけしのTVタックル]

東京工業大学・リベラルアーツ研究教育院・中島岳志教授(VTR)
<風をよむ>~“「リベラル」は今…”~
ヨーロッパが日本の江戸時代の初期くらいに三十年戦争という大きな戦争を繰り返していて、これが終わった時に価値観によってこんな血みどろの争いをするのはやめておこうと、他者に対して自分とは異なる考えを持った人がいたとしても寛容になろうと、そういう寛容の精神としてリベラルは生まれてきた。自分自身の考えは他者からは干渉されない自由というものになっていく。
2017/10/08 TBSテレビ[サンデーモーニング]

岸井成格
核廃絶「ICAN」にノーベル平和賞・問われる被爆国・日本の役割
ICANは日本政府にたいして期待していると言っているのは、唯一の被爆国としてもっと積極的に先頭に立ってほしいという意味。そこでうしろ向きになるのはいただけない。
2017/10/08 TBSテレビ[サンデーモーニング]

福山大学客員教授・田中秀征
8党首による討論会・各党の政策の違いは
外務省をはじめ安保法制を認めれば憲法を改正しなくてもいいという人達もたくさんいる。彼らは憲法をへたにいじり安保法制をひっくり返させられても困ると思っている。ここは非常に大事なところ。
2017/10/08 TBSテレビ[サンデーモーニング]

岸井成格
8党首による討論会・各党の政策の違いは
安保法制の本当のことが国民によく知られていないから安保法制が一番の大きな争点にならざる得ない。安保法制が動き出した時、米国の圧力がすごいと感じていたがアーミテージ氏にインタビューしたところ、今まで9条がバリケードとなってきたが、今度の安保法制で世界中どこででも日本が米国のために命を投げ出す、血を流すということを可能にしたと評価して喜んだ。そのことがあまり言われてない。自衛隊が命を懸けることを約束した。
2017/10/08 TBSテレビ[サンデーモーニング]

岸井成格
小池都知事の足元で都議2人離党届「希望の党」混乱に有権者は
小池さんは独特の勘と度胸でいろいろと仕掛けた。安倍総理の大義なき解散は少々誤算だった。選挙の構造は3つ巴という構造になっているが、基本は5年弱の安倍政治の総括。長い間の安倍1強の間に驕りとか、いろんな問題がでてきている。それを総括するのが今回の選挙の最大の争点。
2017/10/08 TBSテレビ[サンデーモーニング]

平井文夫
安倍首相vs小池都知事初対決・アベノミクスvsユリノミクス
もし与党が過半数割れをし、安倍さんが退陣した場合に新しい総裁ができる。この場合、希望の党が政権に参加して大連立という形になり、石破さんをあたりに投票するのではないか、あるいは小池さんが入閣するとか、小池さんが出馬すれば小池さんが首班指名されることもありうる。
2017/10/08 フジテレビ[新報道2001]

日本経済新聞・編集委員・大石格のスタジオコメント
希望の党・総理候補は?
都知事として市場移転問題の時に豊洲なのか築地なのか問われて両立すると答えた小池さんなので、何らかのウルトラCみたいなことを考えているのではないか。選挙が終わった後にできた枠組みの中でキャスティングボードを握りたいというところでフリーハンドを持っておきたい思惑があるというのがみえてきた。
2017/10/07 BSジャパン[日経プラス10サタデー ニュースの疑問]

政治アナリスト・伊藤惇夫
最新・小池代表・前原代表会見・小池「改めて出馬を否定」
小池氏と前原氏の一致している部分は安倍政権を倒すと言っていて、自公連立政権を倒すとは言っていない。村山政権の話を持ち出したのも自民党の中に手をつっこみますよという意味にもとれる。
2017/10/05 TBSテレビ[ひるおび!]

時事通信社・特別解説委員・田崎史郎
最新・小池代表・前原代表会見・小池「改めて出馬を否定」
233行くか、行かないかによって自民党内の安倍降ろしの動きが出てくるかもしれない。
2017/10/05 TBSテレビ[ひるおび!]

八代英輝
最新・小池代表・前原代表会見・小池「改めて出馬を否定」
小池さんは安倍総理個人の政権を倒すと言うニュアンスも含めて言っている。自公の枠組みは変わらないまま、自民党内で安倍総理への批判論、責任論というものを巻き起こしてそこに入っていきたいのではないか。
2017/10/05 TBSテレビ[ひるおび!]

今井純子解説委員
東芝再建・この先もいばらの道
売却の資金を得られない場合、別の方法で資金調達し債務超過を解消する必要があるが財政事情が厳しい東芝には非常に難しい事態。上場廃止を免れた場合でも、東芝メモリも東芝本体の再建についてもなおいばらの道が待ち受ける。東芝のNAND型フラッシュメモリーは、スマートフォン向けやデータセンター向けに需要が急速に拡大し注目されている。世界シェアは世界2位(IHSマークイット)だが、首位・サムスン電子は東芝が迷走している間にさらなる大規模投資を決定。東芝メモリには多くの新しい経営陣が関わることとなり、迅速な意思決定ができるか懸念の声もある。東芝本体は白物家電や医療機器など優良事業は既に売却しており、残された他の事業は軒並み赤字。鉄道や水処理システムなど社会インフラ事業を主力に再建を目指すとしているが、収益増加には大きな課題。さらに、東芝に見切りをつけた人材の流出も相次いでいて、このままでは、東芝の土台が内側から崩れかねないという指摘もあがっている。
2017/10/05 NHK総合[時論公論]

ジャーナリスト・後藤謙次
“消費税”各党のスタンス・財政赤字はどうする?
今回の解散はもともと安倍総理が再来年の10月から10%に引きあげられることになっていて、その増えた分の使い道を変えたいというのが解散の大義だったはず。あまりにも国民の評価が低かったため、急遽それを引っ込めた。自民が最終的にまとめた報告では社会保障と財政健全化のバランスをとるとなっている。非常に曖昧なやり方に変えてしまった。党内議論もない政府内の議論もない。準備不足のまま選挙戦に突入してしまった。希望の党は消費税に関しては自民党の逆張りで来ている。原発もそうだが、消費税はその象徴といってもいい。消費税は導入されて30年近くなるが、この間に消費税を引き上げると真正面から取り組んだ選挙は96年と2010年の2回しかない。あとは聞こえのいい形での先送りだった。これが日本の政治の現状。
2017/10/04 テレビ朝日[報道ステーション]

第一生命経済研究所・主席エコノミスト・熊野英生
“消費税”各党のスタンス・財政赤字はどうする?
五輪に向けて経済がどんどんよくなると、これがおそらく税収が増えて財政再建を果たすための最後のチャンスではないかと思っていたが、これが先送りされると財政再建の目途が先送りされてかなり厳しい状態になるのではないか。子育て・教育は大切だが一方で高齢者の生活水準をどう守っていくのか、どこを優先させるか、具体策についても国民的に議論が必要。
2017/10/04 テレビ朝日[報道ステーション]

時事通信社・特別解説委員・田崎史郎
<ひるトク!>希望の党・東京に2つの空白区の謎・小池代表・選挙後見据えた戦略か
自民党・公明党で過半数というのが当たり前のように語られてきたが、今、結果どうなるかがまったく見えない状態になってきている。情勢が刻々と変わってきている。
2017/10/04 TBSテレビ[ひるおび!]

国際ジャーナリスト・春名幹男
「米朝戦争」の可能性を懸念・国内・経済界が勉強会
米朝戦争といっても被害を本当に受けるのは韓国や日本。外国ではすでにIISSの報告書であるとか、その他の情報が出ている。日本でどのような形の被害を受けるのかというところを(日本の)経済界の人達は経済活動まで大きな影響を受けるので相当神経質になっていて、商社や石油業界などはいろいろな情報を受け取っている。
2017/10/04 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

テレビ朝日コメンテーター・川村晃司
「米朝戦争」の可能性を懸念・国内・経済界が勉強会
軍人出身で軍関係者の信頼を得ているマティス国防長官の言葉に北朝鮮が非常に敏感になっている。北朝鮮もある意味では中東戦争、湾岸戦争の時の米国の攻撃の仕方を相当学んでいる。その時の交渉を含めてこれからどういうふうにしたらいいのかというのを考えてきている。
2017/10/04 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

政治評論家・有馬晴海
徹底検証・「3つのシナリオ」・真の狙いは“大連立政権”か!?
元々小池さんは自民党と公明党と希望の党で大連立政権を誕生させるというシナリオを考えていたのではないか。キャスティングボードを握りながらも自民党とくっつくと、小池さんが総理をやって自民党が参議院を持ち、自分が主軸で衆議院も動かせることになれば、可能性としてないわけではない。そのためには小池さんは150~200をとらないといけないが、自民党から100ぐらい引きはがせばそれは政権交代のキャスティングボードを握ることができる。
2017/10/03 日本テレビ[情報ライブ ミヤネ屋]

中田宏前横浜市長
徹底検証・「3つのシナリオ」・勝敗ラインは?出馬の可能性は?
政策協定書にみられるように踏み絵のハードルが下がってきた。希望の党に対するアプライもかなり全国から多く来ている。そういう意味では過半数をとりに行く理由付けも含めて、質はわからないが、現実的にかなりの候補者を立てられるような算段にはなってきた。
2017/10/03 日本テレビ[情報ライブ ミヤネ屋]

政治アナリスト・伊藤惇夫
<ひるトク!>見えてきた衆院選の構図・3極化・争点と思惑は?
こんな混沌とした状況で選挙の寸前までくるのは過去に例がない。日替わり定食みたいなもので、1時間ごとに状況も変わっていく。こんなに先が読めない解散総選挙は初めて。
2017/10/03 TBSテレビ[ひるおび!]

政治アナリスト・伊藤惇夫
民進党・選別問題・小池代表「排除する」発言の波紋
混乱の最大の責任者は前原さん。屈辱的な解党という大決断をするときに、認識をきっちり一致させていたのか。小池さんとの間にはかなり大きなずれがあったにも関わらず全員合流みたいなことを党内に向けて発信している。政党間でこうした合意を交わす時には紙1枚ぐらいを残すのが常識だが、それすらない。もうひとつ気になるのは小池さん側の「排除する」とか「さらさらない」といった言葉の使い方。かなり小池さんにマイナスに作用するのではないか。政治は言葉ひとつで状況が大きく変わる。こうした言葉が今後の流れに影響を与える可能性がある。
2017/10/02 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

弁護士・萩谷麻衣子
民進党・選別問題・小池代表「排除する」発言の波紋
民進党はこの4年間で、思想的には右も左も一緒にいたが、いざとなると団結できないという問題を抱えていた。国民としてはここで右と左で分かれて党を作ってもらった方が選びやすくなる。
2017/10/02 テレビ朝日[ワイドスクランブル]

流通経済大学教授・元TBS政治部長・龍崎孝
<風をよむ>~大混乱~
希望の党ができた理由っていうのは紛れもなく安倍一強政治のおごりが生み出した状態であることは間違いなく、自民党にものすごいショックを与えた。選挙の結果はどうあれ自民党は安倍一強政治を見直しを迫られる状況に追い込まれることは評価してよい。一方で他人の言うことに耳を傾けない小池さんのやり方は安倍さんに似てくるのではないかという危惧も感じる。
2017/10/01 TBSテレビ[サンデーモーニング]

寺島実郎
<風をよむ>~大混乱~
国会議員1人あたりに国税2億円が使われている。不祥事起こした人でも絶対議員をやめようとしない。国民と政治の間の距離が広がっている。この一週間がものすごく大事で、この間に国民が選択可能な選択肢をどういう形で提示できるかにかかっている。
2017/10/01 TBSテレビ[サンデーモーニング]

寺島実郎
米朝外交キーパーソンがロシアへ・緊張する米韓関係の行方は
今週流れている情報で一番驚いたのは「中国が北朝鮮へ軍事介入するのではないか」というもの。北朝鮮をバッファとして中国にとって都合のいい政権を維持するために軍事介入する可能性も捨てきれない。
2017/10/01 TBSテレビ[サンデーモーニング]

航空自衛隊・元空将・織田邦男(VTR)
米朝戦争に現実味・・・「次は“戦時内閣”に!?」
来年の年明け早々に朝鮮半島有事になるかもしれない。次の内閣は戦時内閣になるかもしれないという意識をもって国民は政党を選ばないといけない。
2017/10/01 フジテレビ[新報道2001]

寺島実郎
小池都知事の国政転身は?定まらない総選挙の構図
問題の本質は政治と国民の乖離にある。2年10か月前に総選挙があった。比例区での自民党の得票率は33%だったが、小選挙区制度の魔術で自民党の議席が61%を占めた。我々はこの構図の延長線上で、国民が選挙によって預託した方向ではない方向に日本の政治が進んでいくことを目撃した。
2017/10/01 TBSテレビ[サンデーモーニング]

希望の党・若狭勝前衆議院議員
衆院選出馬はあるか?小池都知事の選挙戦略
少なくとも都政と国政は関連性があり、都政をいろいろ変えることで国政にも非常に大きな影響を与えられる状態。例えば、たばこ規制・受動喫煙問題も都は非常に厳しくしている。それを国の方まで影響を与えようとしている。国際金融都市を東京都で作る時にも国政の規制緩和とか密接に関連してくる。まずは都政に力を入れて東京都を世界に発信できる大きい都市にしていくことがやるべきことであり、個人的に小池さんの出馬はないとみている。
2017/10/01 フジテレビ[新報道2001]

早稲田大学公共経営大学院教授・片山善博
衆院選出馬はあるか?小池都知事の選挙戦略
小池さんは出にくい挾間に入り込んでしまった。小さな政党の代表として国政選挙に臨む場合には選挙の後に首班指名は考えますで、成り立つと思うが、今のように民進党を抱き込んで政権交代もあり得るような政権選択選挙になった場合にはその代表を首相にする選挙になる。小池さんが出る場合には天下の笑いものになりかねない。東京五輪を3年後に控えて猪瀬さん、舛添さんも1年ぐらいで知事を不本意な形でやめさせられた。もし小池さんが知事をやめるのだとしたら、自ら望んでやめることになり、世界の笑いものになる。
2017/10/01 フジテレビ[新報道2001]