中国船長釈放の余波
26日~27日(15:00)までで14時間の巨大報道
■9月26日~27日の主なニュース(JCCのニュースランキング調べ)
2010-09-26 06:09:22 TBSテレビ【時事放談】
突然「船長釈放」
尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件で拘束されていた中国人船長の釈放が突然決定した。“中国人船長釈放決定”の毎日新聞(日中関係考慮、処分保留で帰国へ)、読売新聞(尖閣衝突「日中関係考慮」、那覇地検処分保留“異例の政治決着”、いらだつ首相「超法規的措置を」)記事を紹介。同志社大学教授・浜矩子「日本に今求められているのは大人の対応。“ゆとりあるドンキホーテ(大人の成熟度と清く正しい心意気)”であってほしかった。」民主党・藤井裕久元財務大臣「8月末の日中フォーラムに行った際、『日中の友好は民間から始まるべき。両首脳は偏狭なナショナリストを育てるような厳しい態度をとるべきではない』と言った。」増田元総務相(東京北京フォーラムについて)、民主党・藤井裕久元財務大臣(トウ小平の言葉に言及あり)、同志社大学教授・浜矩子のスタジオコメント。 (248秒)
2010-09-26 07:33:54 フジテレビ【新報道2001】
中国人船長・突如の釈放・中国首脳が退けない理由
異例の中国の外交トップが登場して、早期解決を図ろうと中国側は模索していた。中国側が強硬姿勢だったわけを解説。2012年の新体制移行を前に、中国・胡錦濤国家主席、温家宝首相の現体制の政治的な失態を見せることができなかったのが背景。中国共産党内の権力闘争で批判されないように、日本に柔軟に動いてくれることを期待したが、ここに誤算があった。日本側は中国の隠れたメッセージを読み取れなかったと推測される。中国は、歩み寄りを見せない日本側に態度を硬化せざるを得なかった。19日、船長の拘留期限延長を決定。中国・温家宝首相が公の場でさらなる対抗措置を取ると表明。中国は、日本を多く揺さぶった。閣僚級以上の交流を停止。日本への渡航自粛を呼びかけた。中国側は、フジタの日本人社員4人を拘束。レアアースの対日禁輸を実施。中国側の激しいゆさぶりの中、突如船長を釈放。今後、中国は何かあると日本側を激しく攻め立てていく。日本外交のあり方が問われている。米国・ニューヨーク、温泉ホテル・湯~とぴあ(中国人観光客が2000人以上キャンセル)の映像。元在中国大使館公使・宮家邦彦、岡田克也外相(当時)、前原誠司国交相(16日・当時、22日・外相)、中国・温家宝首相、拓殖大学客員教授・石平、湯~とぴあ・斎藤憲一支配人、菅直人首相、前首相・鳩山由紀夫のコメント。 (264秒)
2010-09-26 10:02:53 テレビ朝日【サンデーフロントライン】
検証!急展開の釈放劇・Vサイン船長の意図
尖閣諸島沖で起きた漁船衝突事件で逮捕された中国人船長は釈放された。海上保安庁は日本領海内で違法操業を行う中国漁船に対し警戒を強めていた。30隻の中国漁船を日本領海内で確認。パトロール中の巡視船・よなくにが領海内で網をおろしていた中国漁船を発見。よなくにが退去を警告し、漁船はよなくにに衝突し逃走。別の巡視船・みずきとはてるまが逃走する中国漁船を追跡。衝突により長さ約3mの損傷を巡視船は受けた。2時間40分の逃走の末、停船。停船から13時間後に中国人船長を逮捕。日本政府は国際法にのっとって対応する姿勢を崩さなかった。レアアース輸出禁止。フジタの日本人4人拘束。中国人船長は釈放。中国は謝罪と賠償を要求。写真・第11管区海上保安本部。海上保安庁・鈴木久泰長官、仙谷官房長官、元海上保安庁警備救難監・武井立一、那覇地検・鈴木亨次席検事、東海大学海洋学部・山田吉彦教授、前原国土交通相(当時)、中国・温家宝首相、ジャーナリスト・富坂聰、インサイドライン・歳川隆雄編集長、自民党・谷垣総裁、石原東京都知事、菅首相のコメント。写真提供・朝日新聞社。沖縄・石垣市、ニューヨーク、羽田空港、八重山警察署の映像。 (523秒)
2010-09-26 18:00:46 日本テレビ【真相報道バンキシャ】
繰り返しVサイン・急転直下の中国人船長釈放
中国側の関係者は連日、中国人船長と面会。中国人船長は25日未明、釈放。中国人船長が中国では英雄扱い。尖閣諸島は日本人が開拓し最盛期には約250人が暮らしていた。中国は1970年以降、尖閣諸島の領有権を主張。地元の漁師は尖閣諸島沖での漁を自粛。石垣海上保安部、沖縄・石垣空港、福建省・福州空港、福建省・港阜村、尖閣諸島、沖縄・石垣市、石垣市立八重山博物館、壱岐島西方の映像。中国人船長、福建省の住民、仲間石垣市議、石垣市立八重山博物館・寄川和彦学芸員、東海大学海洋学部・山田吉彦教授、石垣島の漁師のコメント。那覇市歴史博物館提供。 (366秒)
2010-09-26 22:20:00 テレビ東京【ニュースブレイク】
菅総理・謝罪と賠償を拒否
尖閣諸島周辺で起きた中国漁船の衝突事件をめぐり、菅総理は26日、中国側が求めている謝罪と賠償を拒否する考えを示した。また那覇地検が船長を釈放したことについては、検察が法に基づいて判断した結果だとして、中国への政治的配慮で法を曲げたものではないとの考えを示した。また自民党の谷垣総裁は10月1日からの臨時国会で追及する姿勢を示した。一方、25日帰国した中国人の船長は、記者団からまずやりたいことは何かと質問されると、釣魚島(尖閣諸島)に行って漁がしたいと述べたということ。これは26日付の香港紙などが伝えたもので、中国政府の指示に基づく発言とみられる。中国政府の強硬な姿勢は変わらず、日中間の対立は長期化しそうだ。菅総理、自民党・谷垣総裁のコメント。東京・青梅市、沖縄・八重山署、東京・千代田区、福建省・福州の映像。 (100秒)
2010-09-27 14:00:05 NHK総合【NHKニュース】
中国人船長釈放・有志議員が抗議声明
尖閣諸島の日本の領海内で起きた中国漁船による衝突事件について民主党の有志の国会議員が記者会見。外交問題をひとつの理由とする判断は検察の権限を大きく逸脱し極めて遺憾だとして検察側の対応に抗議する緊急声明を発表。緊急声明は民主党・松原仁衆院議員らがまとめ党内の73人の国会議員が賛同。緊急声明では那覇地方検察庁が船長を処分保留のまま釈放した理由のひとつとして「日中関係を考慮した」としていることについて「検察の権限を大きく逸脱した極めて遺憾な判断と言わざるを得ず、政治家が国益を踏まえた政治的・外交的決断を行うという日本の議会制民主主義を大きく揺るがすもの」としている。さらに松原議員ら12人はこれとは別に声明を発表、政府に対し尖閣諸島への自衛隊の常駐や漁業中継基地などの経済的拠点の設置を検討することなどを求めている。民主党・松原仁衆院議員会見。 (94秒)