麻生総理 対 民主党・鳩山代表 党首討論

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麻生総理と民主党・鳩山代表の
党首討論実現



長らく行われていなかった与野党党首による討論が5月27日15:00から15:50まで行われました。

以下はその要約です。



15:00:00-15:09:08
事前に情報はあったのか、政権担当能力は

民主党・鳩山代表の発言。北朝鮮は事前に日本に通告しなかったが中国や米国には通告した。事前通告、米国から日本にすぐに通告はあったのか。中曽根外務大臣は無かったと言っている。一部の官僚からはあったとの話がある。事実というものを国民に知らせたい。情報のコントロールは国にとって大事な事。

麻生総理大臣の発言。どちらが内閣総理大臣にふさわしいか、政権担当を担う力があるのかということを党首討論で意見を戦わせたい。討論なので意見を色々聞かせてもらいたい。経済危機など色々な危機が存在している。社会保障、国家保障は大きな意味を持っている。2つの保障に関してどのような考えを持っているのか最大の関心事。安全保障に関しては北朝鮮の核実験。安保理にも明らかに反した事件。国際社会のメッセージとして世論というものを正しく伝えたい。実験に関しては早く伝わっていた事は事実。きちんとした事を言わない事になっているのがルール。一番の問題はこの種のものが起きた後の対応、米国、韓国の大統領とも話をし国連における安保理の決議を速やかに実行すべく、ロシア議長の対応としても決議は極めて厳しいものになる。


15:09:08-15:12:45
鳩山代表
総理がこの国をどのようにしたいのか
北朝鮮の核実験に関して国民にいち早く知らせる義務があるのに、隠していたり事前に知っていたと言わない事になっていると麻生総理が話すのなら、他の人は言っている。情報管理を上手くしないと心配。安全保障の問題も党首討論でやり取りをしたい。総理がこの国をどのようにしたいのか、ビジョン、理念に基づいて具体的な政策を作る事が大事なのに自民党の総裁総理になることが目的だけに見える。結果として官僚任せの政治になっているように見える。この国にかけているのは社会に対する絆で深刻な事態。私は「人の幸せを自分の幸せに思える友愛社会」をつくりたい。日本の政治はそうなっていない。なぜそのような現実が起きてしまったのか。


15:12:45-15:15:25
麻生総理
民主党は現実問題をどうしたいのか
問題は理念、抽象論では無く現実問題の経済危機。多くの雇用の問題、住宅の問題、朝鮮半島の驚異など現実論を抱えているのでどのように対応していくかというのは重要な案件。小さくても暖かい政府というのを申し上げきちんとした対応をしていく。置かれている状況、福祉の面などもやっていかなければならない。政権交代と言うが手段であって目的ではない。民主党が現実問題をどのようにしたいのか社会保障、安全保障の問題も不安を抱かざる得ない。


15:15:25-15:19:48
鳩山代表
麻生政権は官僚任せの政権
政権交代は目的ではない。スタートライン。ここから新しい日本が生まれる。一つ具体例を申し上げるなら(東京都三鷹市)三鷹第4小学校の例、教師はいるが他に200名のボランティアの教師がエントリーされている。20人のクラスに3~4人のボランティアがついている。落ちこぼれが多くても一人一人個人指導ができ落ちこぼれがいなくなっている。子供たちに幸せを与え自分も幸せにできる。これがまさに日本を築き上げる原動力。このような話を冷笑するような人たちの政権交代をしなければならない。市民の連帯を大事にする横の社会を作り上げていきたい。新しい政治を作るという発想に麻生内閣はどうしてもっと前向きになれないのか。


15:19:48-15:22:01
麻生総理
官僚にやる気を出させる
三鷹第4小学校の例を上げられたが具体的にやるならどのような政策にして、予算を付けていくか具体的にやっていかないと目に見えてこない。抽象的では無く、政策を実現する、つまり具現化していくことが大切。現実問題をやらなければならない。官僚任せと言う言葉あったが公務員には公務員として公のために尽くすような誇りを持たさなければならない。官僚をバッシングするだけでなく、やる気にさせるような事を考えなければいけない。


15:22:01-15:25:53
鳩山代表
政治に対する信頼回復、上から目線の官僚主導の政治を打破していかなければならない
政府による解決はお金がかかりすぎる、市場原理をいうものに対して全てをゆだねると弱肉強食という世界に入ってしまう。弱肉強食は国民に幸せを与えるものでは無かったので第三の道を模索しなければならない大事な時期。ボランティア、NPOとかなかなか大きな光が政治に与えられてこなかった分野に対して光を当てることによって全体としてコストもかからないボランティアががんばれるしくみができつつある。友愛社会では政治に対する信頼回復、上から目線の官僚主導の政治を打破していかなければならない。民主党・政治改革推進本部が開かれ、岡田本部長の元で(西松の件で)反省の中から結論を出した。企業団体献金を3年後には完全に無くす、ダミー政治団体からの献金は今すぐ全て禁止にする、世襲に対しても制限をするという3つの事を決めた。


15:25:53-15:30:15
麻生総理
西松問題に対して
国民目線と言われる言葉を使うのなら、国民の関心は西松問題。これに関して鳩山代表は説明を果たしたと思っているのか。責任を取ったという話をするが責任を取った人が代表を次ぐ代表代行になっているのが責任の取り方なのか。きちんとした説明責任を果たさないと問題が解決しない。現在の法律さえ守られていない。改正する前に現行法すら守られていないのが問題。秘書の違反を契機に制度が悪いというのは論理のすり替え。十分な説明が大事。きちんとした対応をしてくれないと話している事は空論に見える。世襲問題を議論することはいいことだ。


15:30:15-15:34:49
鳩山代表
小沢代行について、公正ではない検察官僚・天下りについて
政治金規制法を犯した人がいるという発言があったが、これから裁判なので決まった話ではない。自民党にもたくさんいる。漆間官房副長官は自民党には捜査は及ばないと述べた。同じ事をして一方では逮捕され他方ではお咎め無しという事が行われている。これが検察官僚のやる事なのかと、こういう官僚に歯止めをかけなければいけないと思っている。(民主党の)新体制ができて、さいたま市の市長選挙も勝利した。国民が期待感を持っているという事はありがたいと思っている。小沢代表代行については小沢代行にヒヤリングし報告書が近いうちに出る。また、天下りが4500の天下り団体に2万5千の天下った人がいて12兆1千億円のお金が流されている。これを擁護する政治家たちが天下り天国を作っていることをどう考えているのか。


15:34:49-15:38:43
麻生総理
献金について、天下りについて
企業団体献金は後援会からは献金はできないことになっている。にもかかわらずそういうところから献金が出たのではないかというから(西松建設の)問題がおきているのではないか。説明責任をきちんと果たしているのかと聞いている。企業献金は企業にも社会の一構成員として存在意義があり、法律でも認められている。企業団体献金は正当に出さなければならない。政党に献金するのは論議して認めた部分ではないか。論議をするのは問題ない。政党間で話をしていかなければならない。元々の話(=西松建設の献金問題)を企業団体献金禁止にすり替えるのはいかがなものかと話している。天下りについては法律によって3年間天下り渡りというのが認められていたが、渡りに関してはいずれも2009年から禁止したのでわれわれはきちんと対応している。


15:38:43-15:43:36
鳩山代表
補正予算について
企業団体献金の問題をすり替えて議論している気はまったく無い。企業団体献金を全て悪だと決め付ける気は無いが、現実問題として色々事件が起き政治の信頼が失われるのを避けたい。小沢代表代行だけではなく自民党も同じなのになんのお咎めがないのがおかしい。補正予算については官僚任せの弊害きわまるという話で、アニメが好きなのは分かるが117億円を箱物に使う必要があるのか。また、なんで役所に71億円かけて7万1000台もの地デジ対応のテレビを入れるのか。なぜ国民が先でなく役所が先なのか。こんな事に補正予算を使って良いのか。役所や独立行政法人に対する施設整備費は本予算で6490億円なのに、補正だけで2兆8千億円。なんで役所の整備のためにこんなお金が付けられるのか。官僚のための予算だという事ではないか。


15:43:36-15:47:21
麻生総理
複数年度予算
今回は単年度ではなく複数年度で予算を考えないと経済危機には対応できない。複数年度の予算と考え基金を使った。自動車、テレビの話だが、民主党では最大限22パーセントの高い目標を掲げている。それを達成するためにはかなりの個人の経費がかかる。理想だけ掲げても経費負担を国民が払うという事は理解が得られない。


15:47:21-15:48:38
鳩山代表
終わりに
自民党の考え方は官僚に依存し予算を組み、ほとんどが借金。しかし借金ではやってられないから2年後には消費税の増税。こんな予算を組むような政府には早くご退出を願う。まず、国民が新しい政治を起こすために協力をしていただきたい。


15:48:38-15:50:00
麻生総理
答弁では無く討論。今後は討論をお願いしたい。


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