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164話  「エアーラインが快適なフライトに乗り出した」
ニュー・イングランド通信

020724-1.jpg (11k)  あの恐ろしい同時多発テロ事件のことは、セプテンバー・イレブン、ナイン・イレブン、或いはナイン・ワン・ワンなど様々な呼び方で会話の中に登場します。この事件で、飛行機を使って移動することの怖さが、今までとは別な角度から浮き彫りにされ、空の旅をするお客がぐっと減ってしまったことは、あちこちで報道されていました。あれ以来、各エアーラインはとにかく「飛行機の旅は、安全で安い」ということを強調し続けてきました。その効果があったのかどうか?この頃、少しづつではあるものの、回復の兆しが見えてきたようです。そこで、エアーライン各社は「安全で安い」に加えて「楽しいフライト」というイメージを復活させようとしています。では、一体この楽しいフライトとはどんなものなんでしょうか?

アメリカン航空では、座席の幅を広くすることで快適さを加えました。次に、空の旅の楽しみの一つは機内食ですよね。コンチネンタル航空では食事の質の向上に力を入れています。チキン料理は、格安のもも肉から胸肉にグレード・アップ。朝食のメニューは、暖めていないクロワッサンだったのを、暖かいベーグルにクリーム・チーズを添えました。また、長い空の旅をいつも緊張してドキドキしていたのでは、ちっとも楽しくありません。ジェット・ブルー航空はお客様をリラックスさせるために、ヨガのポーズを書いたパンフレットをそれぞれの座席のポケットに入れました。さらに、NYのJFK空港のセキュリテイーを通った後のジェット・ブルー航空の待ち合い所には、テンションを下げるため、何とボクサーがトレーニングに使うようなパンチ・バッグが取り付けられました。 搭乗する前に、このバッグを思いきりたたいて、スッキリした気分で乗って頂こうという配慮のようです。最後に、航空会社ではなく、空港公団が考え出したお客様への心遣いでユニークなものをご紹介しましょう。

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