iBOXがXウィンドウシステム対応 〜イントラネットに最適なシステム構築が可能〜 |
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日本電算機(代表取締役石井孝利、略称JCC)は、今年2月に発売を 開始して以来好評のインターネット端末iBOXにXウィンドウシステムの 対応機能を拡張、7月22日に発売開始する。 新製品は、UNIXの標準的ウィンドウシステム、Xウィンドウシステムの サーバー側を独立、ウィンドウ機能、GUI(グラフィカルユーザーインター フェース)に特化させた機能を新たに搭載したものである。 インターネット端末として使用されてきたiBOXだが、このXウィンドウ システム機能拡張により、インターネット端末としてはもちろん、 UNIXワークステーションのクライアント端末としても使用可能になる。 企業のほか、大学等のLAN、Ethernet、インターネット環境など既存の ネットワークでそのまま使用可能。価格も従来のX端末は、20万円前後で あったのに対し、iBOXは10万円程度とコストパフォーマンスにも著しく 優れている。 今後、企業のイントラネット構築に際し、従来のソフトウェア資産を 活用でき、かつ今後のブラウザーを中心としたイントラネットの構築に 備えるなど、企業ユーザーの現実的ニーズに対応できる。 |
従来のiBOX同様にWebブラウジング、電子メールといったインターネット 関連の機能 に加え、新製品では、X端末としての機能を拡張装備している。 X端末は、マルチタスクを特徴とするUNIXワークステーションのOSとして 利用されているUNIXの標準的ウィンドウシステム、Xウィンドウシステムの GUI機能を独立、特化させた端末で、アプリケーションの実行を軽快にし、 サーバーワークステーションの負荷を軽減させる機能を持つ。実際に計算を 実行するのは、ネットワーク上のサーバー側(ワークステーション)で、 その結果は、高速な ネットワークでiBOX側へ送られることにより、リアル モニタリングが可能となる。 つまり、iBOX側は、ディスプレイの出力管理とマウスやキーボードからの 入力要求に対しての管理を行うのみという大変シンプルな構造となり、 ユーザーの負荷とシステム管理者の負荷は、大幅に軽減する。 |
新製品は、企業はもちろん、大学等のLAN、Ethernet、インターネット環境で そのまま利用可能である。ますます高速化するワークステーションの CPUパワーや、 細分化される豊富なアプリケーションソフトウェアを ネットワーク上の多くのユーザーが利用できるようになる。インターネットや 企業内Webサーバーにアクセス すれば、誰もが最新の情報を同時に手に 入れることができ、しかも簡単な操作方法で あることから、製品価格以上の 費用がかかるといわれているサポートのコストが激減する。 また、電子メールを使用すれば、異部署間の事務処理も格段に効率化され、 それと同時にコスト、時間ともに大幅に軽減される。 |
OS、ブラウザといった基本ソフトを徹底して小型化し、資源の無駄を省いた シンプルな構造となっているので、価格も従来のX端末が、20万円以上で あるのに対し、iBOXc(92,800円)をベースにXウィンドウ対応CD-ROM(10,000円)を追加しただけの10万円程度と低コストを実現。 それゆえ、手軽に購入可能である。 コストパフォーマンスに優れたイントラネット構築が可能となる。 |
新製品は、マニュアルレスで、電源を入れるだけで簡単に使える。また、 プリンター や外部記憶装置といった周辺機器との接続により、個人ベースで 情報を保存したり、プリントアウトしてじっくり見ることもできる。 このように、新製品は、企業はもちろん、大学内での研究室単位で学生用に 設置する端末としても最適である。こうした新製品による管理負荷の軽減、 低コスト、操作の容易性が、企業内イントラネット構築を一層促進させる ことになるであろう。 |