さぬきのこんぴらさんと呼ばれている金刀比羅宮は、 海の守護神として親しまれており1,368段(御本宮まで785段) の石段からなり、御祭神は大物主の神で崇徳天皇を合祀しています。


鞘 橋
高燈龍
 こんぴらさんの参道脇に建つ旧金毘羅大芝居「金丸座」は、天保6年(1835)に建立された日本最古の歌舞伎劇場で、国指定の重要文化財である。江戸時代の芝居小屋の様式 をよくとどめるこの劇場では、近年、金毘羅大芝居が大々的に復活し、当世の人気役者 を集めた盛大な歌舞伎公演が話題となっています。

 「高燈龍」は、日本最高の27.6メートルの高さを誇る二層瓦葺の大燈龍。また、金倉 川にかかる「鞘橋」は、金刀比羅宮の御大際の時にだけ使用されている屋根付きで橋脚のない全国でも珍しい浮橋です。
一刀彫
■一刀彫のはじまり■
 金刀比羅宮ある旭社の建立の際、全国から集められた腕ききの宮大工たちが、 昼休みにつくった寿老人・弁財天・福禄寿・布袋・大黒天・恵比寿・毘沙門天の 七福神を建築現場に遊びに来た子供たちや、参詣の旅人に進呈したのがはじまり。

■一刀彫の古往今来■
 昔は、金刀比羅宮神域にある楠の原生林の原木が材料でしたが現在では西 讃地方の楠や阿讃山脈のこえ松(松の枝)などを材料に使用しています。

 こんぴら一刀彫は、海上安全・五穀豊穣・家内安全・良縁・安産など諸願成就の祈り を一刀に託して心をこめて制作したものです。最近では若い彫り師の中に、従来の一刀 彫の定形から飛躍した動きのある一刀彫なども彫ろうとする意欲的な動きもあり、 今新しい時代を迎えようとしています。


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