94年11月にラスベガスで開催された「コムデックス」において、パワーPC連合は 現行最上位の「パワーPC620」の性能を正式に発表した。 SPECintは225と、当時最高速のインテル・ペンティアム(100MHz)の同値 100に比べて2.25倍に達した。さらに連合はこの上位チップ「パワーPC630」も 開発中であることをほのめかし、インテルとの対決姿勢を強く打ち出したのである。
これに対しインテルは95年2月、米国サンフランシスコで開催された 「国際固体素子回路会議」でペンティアムの後継チップ「P6」の仕様の一部を発表した。 この発表によれば、P6は133MHzで200SPECint[620(225SPECint)にほぼ匹敵する。
そしてインテルは計画を前倒しして、P6を95年後半から出荷するとも発表した。
これに対しパワーPC連合はインテルのP6の性能発表の翌日、ローエンドで高速な 新チップ「パワーPC603e」を早急に投入する計画があること、 またパワーPCの性能を95年中に著しく高性能化して、P6の追随を許さない旨の発表を行った。
これら高性能チップは95年末までにはサンプル出荷され、・・・・・・
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