§山陰の小京都§
…津和野殿町…
  史跡と情緒漂う「津和野町」は、今を去る約七百年前、
 開祖吉見頼行が封地されて以来吉見氏十四代、坂崎出羽守
 十六年、亀井藩主十一代の居城としていん盛を極めた土地である。

■マリア聖堂
 乙女峠の廃寺光琳寺にはかつて切支丹信徒が収容されていた。  これは、幕府が切支丹信徒を改心させる為津和野藩に預けたのが  現津和野駅西方乙女峠だったのです。明治六年帰国に至るまでに殉死  した信者36人。後、津和野教会神父パウロ・ネーベル氏のによりマリア聖堂が  昭和二十六年建立され殉教徒の霊を慰めている。
■乙女峠まつり
 殿町の教会から乙女峠まで、キリスト教信者の列が長くつづき、峠のマリア  聖堂では、若葉のなか荘厳な野外ミサがとり行われる。
■カトリック教会
 古い屋並の多い殿町は地方信仰のメッカとしても知られている。  このカトリック教会も地域信者の心の支えになっている。


森鴎外
 森鴎外(本名:森林太郎)は、十一歳までこの地で学び上京。二十歳で 東大医学部卒業、陸軍々医に任ぜられる。その後ドイツ留学すること五年、 衛生学・文学・哲学・美学を研究。帰国後累進し軍医総監、後に帝国博物館長、 帝国美術院長等となる。
■森鴎外旧宅
 十一歳、上京するまでこの屋敷で過ごした。今でも往時のまま保存され、庭園には 鴎外遺著「うた日記」中のぼたんを刻んだ詩碑が建立されている。
■森鴎外記念館
 記念館では、鴎外の生涯と文豪の名に背かぬ幾多の名作をみることができる。
■西周旧居
 明治文化の功労者の一人であり、我が国哲学界の先駆者。 森鴎外とともに文化人切手の中に収められている。
■覚皇山永明寺
 吉見頼弘公創建、吉見・坂崎・亀井歴代城主の菩提寺。 往年は学校として雲水の養成に努めた。境内には悲恋・ 坂崎出羽守や、文豪・森鴎外をはじめ有名な墳墓がある。




日本の祭り〜映像ライブラリーバックナンバー

スーパーコラム インターネットフラッシュニュースJCCホーム

みなさまのご意見、ご感想をお寄せ下さい。
地元のお祭り情報なども募集中です!
mmbc@jcc.co.jp まで